【プロが徹底指南】必ず役立つ「Tシャツお手入れ」総まとめ

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これからの季節に向け、ワードローブの軸となるTシャツ。出番が多い服だけに、キレイな状態を少しでも長く楽しみたいから。今からできること、あらためて知りたいことを、洗濯・洋服のプロに聞き込み。
※掲載商品は取材時点のものであり、現在お取り扱いしていない場合があります。お話を伺った方々のプロフィールは記事末にあります。

Chapter 01
Tシャツの洗濯方法を見直す
気張らないアイテムだからと、つい洗濯機まかせにしてしまいがちなTシャツ。日々のお洗濯に少しの工夫を取り入れるだけで、キレイが長持ちするポイントを、洗濯のプロが指南。


Q1. コットンTはなぜけば立つの?

□いつものバッグの持ち方が毛玉の原因に

「カバンの何げない肩がけやバッグと腰まわりのこすれによって毛玉ができます。Tシャツのローテーションやバッグの種類、持ち方を工夫して、極力同じ箇所に摩擦が起きないように気をつけましょう」(近藤高史さん/“自宅にいたままクリーニング「リネット」”品質責任者)

□摩擦を避けて「単品&裏返し」が理想
「なめらかな風合いを守るため、裏返しての単品洗いも一手。これだけで、けば立ちやゴワつきが軽減。また柔軟剤も摩擦をおさえてくれますが、量が多いと黒ずみにつながるので注意が必要です」(小石川良美さん/創業70年「とみおかクリーニング」ブランドマネジャー)

Q2. プリントTのケア方法は?

□ひび割れの原因とは

「プリント部分は着用時や洗濯時の物理的な衝撃、乾燥時や直射日光の熱などにより、常に劣化が進んでいます。その蓄積がひび割れとしてあらわれるため、毎日少しでもダメージを軽減させる工夫が必要です」(近藤さん)

□裏返し、陰干し、自然乾燥がベスト
「短時間の洗濯、裏返し&洗濯ネットの活用、日光を避けての陰干しが鉄則です。プリントは熱に弱いので乾燥機は使わず、風通しのよい場所で乾かしてください」(小石川さん)

Q3. 白Tを真っ白に保つためには?


□弱アルカリ性の粉末洗剤を
「液体よりも洗浄力が高いといわれる粉末タイプの洗剤がベスト。汗は水で流れますが、皮脂は残りやすくやっかい。弱アルカリ性の粉末洗剤なら、白の大敵である皮脂汚れを分解してくれます」(永井良房さん/100%水洗いクリーニング専門店「Licue(リクエ)」工場長)

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□漂白剤は40℃のお湯で効果アップ
「より白く仕上げたいときは、漂白効果を高める40℃のお湯に酸素系漂白剤を入れてつけ置きすると、くすみがとれてキレイに」(千國めぐみさん/モデル・俳優) 「お湯に弱い生地もあるので洗濯表示は要チェック」(永井さん)

□オフ白は蛍光剤&漂白剤NG
「せっかくの風合いまで落としてしまわぬよう、オフ白や生成り系の色は洗剤選びに注意。漂白剤を避けるのはもちろんのこと、洗剤も蛍光剤が入っていないものを選ぶのがベター。色を守って汚れを落とせるせっけん洗剤がオススメ」(machimohoneyさん/インフルエンサー)

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