顔がくすみがち、毛量が少ないなど抱えている人も多い「眉毛」コンプレックス。そんなネガティブ要素をカバーしたうえで、さらにこだわりの要求をクリアし、理想的な仕上がりをかなえるアイテムを集結!
メイクのプロが使っている「失敗知らずのアイブロウ」
メイクの中でも、とくにテクニックを要するアイブロウ。薄い人も毛が増えたように、まばらな眉もキレイに整う、一度描いたら落ちない・にじまない。そんな「眉」のさまざまな悩みを解決する名品を、メイクのプロやコスメ通たちに取材。
「キリっと端正」な眉ですべてが引き締まる


〈右から〉ケイト 3DアイブロウカラーN BR-7 935円(編集部調べ)、ケイト アイブロウペンシルZ GY-1(数量限定発売) 605円(編集部調べ)/ともにカネボウ化粧品 カラーステイ マルチプレイヤー アイ ペンシル 404 1,540円/レブロン
「眉はしっかりめに描くのが気分。とくにカジュアルな服を着る日はほっこり見せないため、ハンサムな要素も必要。眉の存在を強めると、ラフさはそのままに緊張感も補えます。眉にアイラインを引くのもあり」(笹本恭平さん・ヘアメイク)
くずれにくく・ふんわりとした仕上がり

ブロウシャドウ パレット 04 4,180円/OSAJI 「パウダーのほか、さらっとした質感のワックスも一緒になっているアイブロウパレット。ワックスで最初に眉を描いた上から、パウダーを重ねることにより、くずれにくく、ニュアンスのある眉に仕上がります」(mao itoさん・ヘアメイク兼YEAUディレクター)
アイブロウパウダーに眉に適度なフィックス力を持たせる、さらっとした質感のワックスをあわせた眉用のパレット。2色のパウダーで立体感を、なめらかなワックスで眉の輪郭と毛流れをサポート。ふんわりとした眉の輪郭を描ける。
黒髪にも浮かないサロン専売の「アイブロウパウダー」

bdb アイブロウパウダー(上からブロンド・トープ) 各4,103円/bdb 「友人の紹介で伺った表参道の眉毛サロン「W」。ここでも使用していたbdbの眉パウダーが優秀なんです。どちらも黄みに転びすぎない色みなので黒髪さんにはオススメの色。濃いほうのTAUPEを眉尻側に、薄い方のBLONDEを眉頭側に、私は使っています。
繊細なパウダーなのに粉飛びしにくく、発色がキレイ。こちらを使用するようになってから眉毛を褒められることが多くなりました。単色売りなので欲しい色だけを買うことができ、さらに持ちもいいのでコスパ高いのもメリット」(M.K・GISELe編集長)
貧弱眉には欠かせない私的最強の眉マスカラ

ヒロインメイク カールキープ マスカラベース 1,100円/KISSME(伊勢半) 「マスカラ下地ですが眉マスカラとして愛用。細く、短い、貧弱眉なので、たくさん眉マスカラを使ってきましたが、濃いめのグレーで細い、コレが最強です」(井上沙里さん・DIESELプレス)
透明感のある黒

マイ コンフィデンス ブロウ クリアブラック 1,850円/ヴィム ビューティー 「眉マスカラはクリアのものはよくありますが、これは透明感のある黒い色がつくもの。薄い自前のまゆを濃く見せてくれます。ワックスでコーティングしてくれるので、毛流れもしっかり整えてくれ、かつ落ちにくいのでオススメです」(スガタクマさん・ヘアメイク)
「高いキープ力・プロ級の仕上がり・使いやすさ」にこだわり抜いたコスメブランド。ワックスで根本から毛先までしっかりと立ち上げホールド。毛並みを際立たせたボリューム感のある眉が長時間持続する。
ナチュラルな眉づくりに欠かせない

フレーミング アイブロウ リキッド ペン 04 3,300円/SUQQU 「おすすめは赤みグレーの04番。自然な眉をつくるときに使っています。シアーな発色、細さ、ほどよい光沢など、自眉になじむリアルさがお見事。持ちやすい太めのスティックで1本1本ブレずに描けるのもポイントです」(スガタクマさん・ヘアメイク)
アートメイクのように溶け込む

アイブロウ リキッド マイクロ 004 2,750円/アディクション ビューティ 「毛量は増えてものっぺりはしない。眉毛1本1本をリアルに再現できるアイブロウリキッド。ツヤがあるので立体感をつくり出し、アートメイクのように浮かずにとけ込んでくれる逸品です。ロングラスティング処方で一日中色落ちを防ぎキレイな状態をキープするのも魅力の1つ」(植木祐里加さん・ヘアメイク)
「超極細のアイブロウリキッドペン。絶妙な筆のかたさで繊細なラインをキレイに描け、描いたあとにもよれない質感がお気に入り。どの色も肌になじみやすくて使いやすい」(塩沢延之さん・ヘアメイク)
いろいろ試した後にたどり着いた「固まらないクリアマスカラ」

RMK クリア アイブロウ ジェル 3,520円/RMK 「以前にヘアメイクさんから、『毛がしっかりあるから、眉マスカラで毛を立たせてあげると立体感が出ていいよ』と聞いてから眉マスカラが気になっていて。とはいえパリパリ固まったりぺったりとしてしまったりするのは嫌だな…と思い、探していたところ、出会ったのがRMKの眉マスカラ。
もともと評判が良いのは知っていたのですが買うチャンスがなく、半年ほど前にリニューアルしたタイミングでGET。クリアタイプなので地の毛を活かしつつ、しっかり立たせて毛流れをメイク。ホールド力はありながら、懸念していたパリパリ感はなく、いたって自然な仕上がり」(M.K・GISELe編集長)
眉マスカラは「色をのせない」ことで毛流れよく

カネボウ クリアアイブロウフィクサー 3,300円/カネボウインターナショナル Div. 「アイブロウマスカラの塗った感が気になり、思いきって色つきからクリアのものに切り替え。ナチュラルな仕上がりになるのはもちろん、抜け感が出るように。お気に入りはKANEBOのもの。ツヤがあり立体的に見えます」(SAORIさん・W EYE BEAUTY マネージャー)
色をのせずに「自眉が生きる」落ちないアイブロウ

フォレスト フィール アイブロウ フィクサー 01 2,750円/AINOKI mebuki 「眉マスカラをクリアジェルに。アイブロウサロンに通い始め、自眉が整ったことでカラーマスカラの主張が不要に。つやっとした透明のジェルで、目元に抜け感が生まれ、大人な印象に変わった気がします」(マイさん・ビューティインフルエンサー)
眉毛をよりよい状態に「ケアしながら」自眉を生かす美しい仕上がり。速乾性も優秀で眉毛に密着するので、皮脂や汗、蒸れなどにも強く、立体的な眉毛を1日中キープ。小ぶりのツリー型ブラシはマスカラ液が地肌につきにくく、眉尻などの細かい毛も一本一本キャッチ。
逆に「眉の毛量が多い人」におすすめ

アクアレジスト ブロウフィクサー 10 3,520円/メイクアップフォーエバー 「斜め45°の角度付きのマイクロブラシで根元から毛先まで毛流れを整えながらカラーリングしてくれるので、眉毛の毛量が多い人に使ってもらいたい名品。汗・皮脂・こすれに強く、かなり落ちないです」(塩沢延之さん・ヘアメイク)
ロングラスティングのウォータープルーフアイブロウ。描き心地もなめらかで、テクニックフリーに理想の眉を描くことができる。速乾性に優れ、理想の眉色とラインを長時間続く。
眉毛にボリュームが出る!

マスカラ ディオールショウ デザイナー 090 5,170円/パルファン・クリスチャン・ディオール 「本来のマスカラとしてもとてもいいアイテムで気に入っているのですが、眉マスカラとして使うのが個人的に好き。コーン型のブラシが短い毛ものがさずキャッチして、ほどよく眉毛にボリュームをプラスしてくれます」(JUNNAさん ETRE TOKYO クリエイティブディレクター)
眉にもぴったりなマスカラ

〈左から〉デジャヴュ ラッシュアップE ダークブラウン、ブラック 各1,320円/イミュ 「落ちないと定評のあるデジャヴュのマスカラをあえて眉に使っています。中でも極細タイプを使うことで、細かい部分をしっかり塗れるのでオススメ。加えて、パウダーなどで眉毛に溜まった油分をとってからつけるとさらに消えにくくなります」(小澤麻衣さん・ヘアメイク)
皮脂・汗・涙に強いフィルムタイプで、1日中キレイな目元をキープするマスカラ。オフする時は負担をかけずお湯でスルンと簡単にオフ。保湿効果のある美容成分を配合したフィルムがまつげをコーティングし、まつげの水分蒸散を防ぎ、うるおいをキープする。
理想の眉に近づきたくて

アイブロウ ブラシ 3,850円/アディクション ビューティ 眉に絡みやすいバジャー毛を使用。「伊原葵さん(@aoi186)の顔立ち、とくにキレイな眉が好きで。彼女が愛用しているという情報を発見して購入しました。幅広のユニークなカットが使いやすく、買って正解でした」(Rumiさん・Rulaヘアスタイリスト)
「太くて毛がしっかり密集してコシがあるため、眉全体に一気に色をのせるのにちょうどいいんです。薄い色のパウダーでもしっかり発色してくれます。全体に乗せるブラシに関しては、毛がやわらかすぎると個人的にはぼんやりしてしまうので、きりっとさせたい私にはこれくらいの硬さが好み」(M.K・GISELe編集部)
人気作「まゆ毛苦手族のためのブラシ」

〈上から〉【眉毛苦手族の為のアイブロウブラシ】ebony 27 2,100円 【完璧主義者様用万能ブラシ】ebony30 1,200円/ともにAncci brush
韓国発のブラシ専門店。〈上〉ななめにカットされたブラシが眉の形にフィット。〈下〉眉の輪郭を整えたいときに便利。イタチの毛を使用し製作されたブラシで、斜線形のブラシが眉ラインにフィット。角度や力加減を変えることでナチュラルにぼかしたやわらか眉も、シャープなすっきり眉まで思いのまま。
完璧主義者様用は、Ancci brushの中でも1番毛が細いタイプで、眉毛の細かい輪郭を修正したり、アイライナーを描いたりと、使い道も多数。固くなく、ふわっとのせやすく調整もしやすい逸品。
まばらな眉毛が生えそろう美容液

リバイタブロウ アドバンス ジャパン 15,950円/エム・アール・アイ 1日1回スキンケア前に塗るだけで、よりハッキリとしたボリュームのある眉毛に導く美容液。独自開発の美容成分「BIOPEPTIN COMPLEX®」が まゆげの状態を整え、ボリュームを改善。顔の輪郭となるまゆげが整い若々し印象に。色素沈着もしにくく、一日一回 眉全体にひと塗りするだけでしっかりと働きかけ、約3週間で結果が期待できる眉コンプレックスたちにも人気の名品。
美容通の編集長が推す「黒髪に似合う眉毛」500円とは思えないアイブロウ
化粧品検定1級、化粧品成分検定2級、コスメコンシェルジュと、美容関係の検定を多数持つGISELe編集長のK。そんな美容マニアな編集長が、実際使ってみて「本当にいい」とおすすめしているコスメをご紹介。「すべて自分で試さないと気がすまない」というこだわりに打ち勝ったアイテムをマニアックかつ個人的な感想・使用感コメントとともにお届けします。
「細かいところまで簡単に描ける」セザンヌの名作

セザンヌ 超細芯アイブロウ04 ディープブラウン 550円/セザンヌ化粧品 「芯が0.9mmと他のアイブロウと比較してもとにかく細い。なので、毛の欲しいところに1本1本狙って足したり、眉尻もすっと細い線が描ける。やさしい力で濃すぎず薄すぎずのナチュラルに色づくのも好きな理由。お手頃価格のアイブロウはいろいろ試しましたが、やっぱりセザンヌに戻ってくるんです。
他カラバリの中でも、黄みが強くない濃いめブラウンの04が自分の眉毛にはしっくりきました。約500円という価格も魅力で、おそらくこれまで10本以上はリピート中!常に新品のストックを持っていないと不安になるアイテムのひとつ」
クールに見せたいときはこの「オリーブグレー」

スリムブロウペンシル 02 オリーブグレー 1,980円/パリブロウ
「こちらもセザンヌ同様、芯が約0.9mm。セザンヌはブラウンで少し柔らかい雰囲気に仕上がりますが、こちらはより自分の髪の毛に近い色。なのでキリっとハンサムな印象にしたいときに。ペンシルはどのブランドでもブラウン系の色展開が多くグレーがなかなかないんですよね。
やっと見つけても、ただのグレーだと肌から浮く印象でしっくりくるものがなかった中で、これは少しオリーブも混ざっているからか肌なじみがよく、まさに求めていた理想の色。普段づかいにはセザンヌ、少しクールに仕上げたい日はパリブロウと使い分けています。こちらも力をかけることなくするすると描ける。反対側にスクリューブラシもついているのも地味にうれしいポイント。昨年出会い、こちらも現在2本目に突入」
夜まで眉尻が消える心配のない「ワックスタイプ」

スウィーツスウィーツ アイブロウワックス 01 アッシュブラウン 770円/シャンティ
「長丁場のロケ撮影や入稿前後など、朝から晩まで忙しくてメイク直ししている余裕がない日。パウダーだけだと夜いつのまにか眉尻が消えてしまっていた!なんてこともしばしば。そんな日に頼れるのは、こすれに強いこちらのワックスタイプ。ワックスというともっとベタッとするのかなと思っていたのですが、パウダーよりキリっと、リキッドよりふんわりと色が乗るいいとこどりな仕上がりなんです。
付属の細いブラシを使うと、シュッとしたラインがかけるので、絶対に消えてほしくない眉尻だけに使用しています。約700円くらいとこちらも良心的な価格が魅力。インスタで発見して購入後、ずっとスタメン入り」
あるとないとでは段違い「眉まわり専用コンシーラー」

アイゾーンスティックコンシーラー 01 ライトベージュ 2,200円/パリブロウ
「全体をパウダーやペンシルで眉を仕上げた後、こちらのコンシーラーで形を縁取り、なじませるだけ。眉まわりの余計な産毛や影、赤みなどを消し去り、輪郭がぼやけることなくくっきりと整えてくれます。眉毛が立体的に浮き上がり、凜とした印象に。
ファンデはいつも明るめな色を選ぶ私でも、01のライトベージュは肌から浮くことなく使いやすいです。こちらに出会う前は、以前デパコス編で紹介したDIORのコンシーラーをブラシにつけて使っていたのですが、その工程が少しだけ手間だったので、眉まわりに関しては直接塗れて手軽なスティックタイプのこちらに乗り換え」
黒眉もしっかり染まる「絶妙眉マスカラ」

ロムアンド ハンオールブロウカラ 02 MILD WOODY 1,210円/韓国高麗人蔘社
「キリっとした眉毛が私の定番ですが、やわらかなモヘア系のニットに合わせてやさしい印象にしたいときは、少し眉色を明るくして存在感をなくし、柔らかさを出すのにも最近ハマっています。とはいえ前述したとおり、これまでアイブロウマスカラはあまり使ってこなかったので、肌についてしまったり、ムラになってしまったりと苦戦中。そんな初心者の私でも使いやすいと思ったのはロムアンドの眉マスカラ。
YouTubeやインスタなどの比較系の投稿などを見あさって、オススメのコメントが多かったので年末に購入したばかりの新入りです。数回往復させるだけでしっかり毛がある私の眉でも全体が染まってくれる。ブラシの長さがちょうどいいのか根本から染まるのに地肌につくこともない。
ちなみにこれを使うときは、スナイデルのアイブロウ ペンシル&パウダーの01が個人的には相性抜群だと思っています。他の色も試してみたいい」
凛々しい眉毛づくりに欠かせないブラシはこの2つ

〈上〉アンシブラシ『眉毛苦手族の為のアイブロウブラシ』ebony27、〈中央〉アディクションアイブロウブラシ 02
「一番上のアンシブラシは韓国のブラシブランド。新大久保のお店で購入しました。『眉毛苦手族の為のアイブロウブラシ』という名前がついているのですが、その名の通りとにかく薄くて細いのでしゅっとした眉尻が簡単にかける。やわらかなイタチ毛で粉含みもいいので、パウダーが少量でもしっかり色が乗ります。柄が長く、短い付属のブラシを使うよりも安定感があるためキレイなラインを描くのに欠かせません。
全体に使っているのは中央のアディクション。太くて毛がしっかり密集してコシがあるため、眉全体に一気に色をのせるのにちょうどいいんです。薄い色のパウダーでもしっかり発色してくれます。全体に乗せるブラシに関しては、毛がやわらかすぎると個人的にはぼんやりしてしまうので、きりっとさせたい私にはこれくらいの硬さが好み。
ちなみに、眉頭に関しては、個人的にはアイブロウブラシよりも、幅広のアイシャドウブラシ〈下・ブランド忘れてしまいましたが…〉を使う方がよりふんわりと乗るのでオススメです」