「チークならこれがいちばん」メイクのプロに選ばれている「肌がきれいに見える」名品


くすみも飛んで肌もきれいに見えるチーク

色も豊富で、パウダーやクリームなどテクスチャーもさまざまなチーク。どれを選んだらいいか迷う…そこで美容のプロたちが実際に愛用しているチークと、チークの上手な使い方の実例もあわせてご紹介。(コスメの価格は現在変更の可能性がございます)




チークのポイントは「順番」と「入れる方向」

ペタル リキッド リップ アンド チーク 〈上から〉 03,04 各3,300円/トーン


「リップをつけたあとの最終調整として、チークを入れることが多いです。メイクの雰囲気と骨格のバランスを見て、頬骨に沿って横長に入れるか、こめかみに向かって入れるかなど、チークを塗る位置や面積を検討します。一般的に内側に向かって入れるとかわいらしく、外側に向かって入れると大人っぽく仕上がります。


このチークは、気張った感なくカジュアルに使えるところが好き。顔色も良く映り、奥から血色がにじむような感じ。華やいだ色、という以上に透明感で染め上げるような色づきです」(木部明美さん・ヘアメイク)




つくり込まない肌に似合うツヤ

ブロウンアウェイ ブラッシュデュオ 01 4,180円/THREE 「チークをクリームタイプにしてみるのも、きっちりした印象になりすぎなくてオススメ。スポンジを使ってやさしくのせると、上手につけられます」(スガタクマさん・ヘアメイク)


チーク部門で数々のコスメアワードで賞を獲得した名品。肌にぴたっと密着するクリームチークで血色感を仕込み、ヴェールのように重なるパウダーで、ニュアンスのある透明感とツヤ感を。頬を撫でるようなふわりとした発色で、時間が経っても美しい。




生き生きとした光沢を出せる

プリズム・リーブル・ブラッシュ No.4 6,600円/パルファムジバンシイ 生気にあふれた血色を表現したチーク。「チークにもパール感を求めたい。健康的な透明感が加わって、メイクの完成度が上がります」(塩澤延之さん・ヘアメイク)


「紅潮」を頬の血色ではなく、嬉しいことがあって、心弾ませている時。希望に燃えて、胸が高鳴っている時。何かに熱中して情熱が冷めやらない時。そんな自然と紅潮するような肌をイメージして作られた、生気あふれる美しさをイメージ。




プロも切らすことなく愛用し続けている名作

シマリンググローデュオ01 4,950円/THREE 「肌に自然なツヤと血色感をもたらす。右側のハイライトカラーをほお骨や鼻筋に、ソフトな陰影が欲しいほおやまぶたには左側のウォームカラーを。肌なじみのよいさらっとしたテクスチャーで使いやすいです」(扇本尚幸さん・ヘアメイク)


クリーミーなテクスチャーで、肌にとけこむと同時にさらっとしたパウダー状に変化する優れもの。右のハイライトカラーは高く見せたい頬骨や、鼻筋に。左のウォームカラーは血色が欲しいときにと、出番が多いのも指名の理由。




ずっと手放せない骨格チーク

ミネラライズ ブラッシュ コスミックフォース 3,850円/M・A・C 「ハンサムに見えるものが好きで、これは骨格が自然と浮き上がるような色。もともと入れるバランスやブラシの使い方など、考えることが多くチークが苦手だったのですが、コレは出会って以来ずっとヘビロテしている頼れるアイテム」(バブリズムさん・ライター)




ピンクがかったベージュで肌本来の血色を

グロースティック 2,200円/RMK Division 「ほんのりピンクがかったベージュカラーでよくなじむ。ほどよいツヤをまとったフレッシュな肌に仕上がり、“素肌がキレイな人”に見えるのも特徴。パウダーをオイルでコーティングした、軽やかな質感もお気に入りです」(長澤葵さん・ヘアメイク)


保湿成分入りでうるおいが長時間続く。さっとのせるだけで、立体感と絶妙なツヤ感をプラスするスティックタイプのハイライター。ほんのりピンクがかったヌーディーカラーなので、いやみのない血色感を演出できる。




自然な立体感をもたらす2色

〈上から〉ザ ブラッシュ 002M、005N 各3,300円/アディクション ビューティ 「ブラウン味のあるオレンジが特徴の002M。内側からあふれるような血色感がつくれる」(スガタクマさん・ヘアメイク)


「淡い紫に青みパールがつまった005N。ピンクチークに重ねると透明感がUP」(植木祐里加さん・ヘアメイク)

ザ ブラッシュ ニュアンサー Beyond Light 3,300円/アディクション ビューティ 「シアーな発色の中に、ヴェールの輝きと絶妙なニュアンスをもたらすニュアンサー。トップコートのように重ねれば、頬のニュアンスをチェンジ。ハイライトとしても使えてシンプルながら、ほのかなツヤが出て今っぽくなる」(小澤麻衣さん・ヘアメイク)





適当づけでも洒落て見える

オンリーミネラル N by ONLY MINERALS ミネラルソリッドチーク コンプリート 01 3,520円/ヤーマン 「ヘア&メイクの長井かおりさんがディレクションした“N by”のチークが優秀。指でポンポンするだけでほどよく血色が仕込めて、ファンデがよれない。01は好感度抜群のアプリコット」(谷口恵美さん:美容ライター)





いきいきとした血色が持続

アフターグロー リキッドブラッシュ 02801 4,620円/NARS JAPAN 「時間がたっても美しい血色感が続くので、仕込みチークとして最適。頬の中央に広げれば、肌の内側からじゅわっと発光してくれて、美肌効果も絶大です。どんなメイクにも合うダスティローズをよく使います」(岡田知子さん・ヘアメイク)





透明感とツヤを1つで同時に

ニュアンス フェイスカラー 09 2,750円/OSAJI 「滲むような色と存在感を添えるフェイスカラー。瞼に伸ばすとスパークルゴールドパールが広がり、肌を高揚感とともに艶めかせてくれる。適度なパール感があって大人の肌に透明感を与えてくれます」(扇本直幸さん・ヘアメイク)





日本人の骨格を美しく見せるピンク

&be プレストチーク(ブラシつき) 2,420円/Clue ミニマムメイクでその人の魅力を引き出す「河北メイク」でおなじみ、絶大な支持を誇るアーティスト・河北裕介さんが手がける&be。「チークレスメイク」を提唱してきた河北さんがリリースしたブランド初となるチーク。


ふんわりとしたハーフマット質感が特徴。一般的に頬骨が高く、前面に張っている骨格が多い日本人女性にとって扱いやすく、自然な血色を演出できるトーンにこだわったという逸品。繊細なピンクベージュの発色で、重ねていくことで少しずつ色づいてくれるため、つけすぎの心配も無用。専用ブラシの斜めのカットが顔にフィットし、テクニック不要で内側からにじみ出るような血色感を演出できる優れもの。





気負わず映える「リキッドチーク」

デューイーリキッドチーク LC002 サンリットピーチ 2,200円/hince クリアに発色してベースメイクから浮かない、ヘルシーなピーチベージュ。「適当に塗るだけで、なじみのいい血色感といきいきとしたツヤを足せるリキッドチークは、気張らないファッションが好きな人にオススメ。チーク感が出すぎず、簡単に使いこなせます!」(笹本恭平さん・ヘアメイク)





全顔に使えるマルチユース

MiMC ミネラルスティックチーク 05 4,180円/MIMC 「繰り出し式のスティックタイプで、手を汚すことなく簡単に使えるというのも利点。チークのほかにも目元にほんのり血色感をプラスしたり、アイシャドウのベースにしたり、ハーフマットなきらめきをプラスするリップカラーとしても」(岡田知子さん・ヘアメイク)





「ほのかな色づきで捨て色もない」4色パレット

アニヴェン アイパレット ジ アザーサイド 2,750円/レザボア 「毎日オレンジメイクになりがちで、少し気分を変えたいと感じていたときに出会った、このアニヴェンのピンクシャドウにひと目惚れ。チークや眉毛に使うのも、一体感が出ておすすめ。どれも柔らかい色味のピンク系で、落ち着いたグラデーションカラー。可愛くなりすぎず、さりげなくピンクを取り入れられます」(さおりさん・kakimoto arms PR &オレンジコスメラバー)


美しい目元を作る、4色アイパレット。クリアな発色で、単色使いも重ね塗りにも。2種のパウダー配合で、目元の皮脂をコントロールし、高密着で、よれにくくクリアな発色が持続。肌をふんわり色づける、単色で使うのはもちろん、組み合わせたり重ねても楽しめる4色で ハイライトやチークとして使うのもおすすめ。





ハイコスパなチーク不朽の名作

セザンヌ パールグロウニュアンサー N2 660円/セザンヌ化粧品 「ハンサムな黒の装いは、重く見えがち。メイクで軽さを演出してバランスをとるのがMYルール。購入予定のハイライトには、パープルの偏光パールが配合されていて、重ねづけで印象が変化。手持ちのチークに合わせて使うと透明感がすごくキレイに出る」(バブリズムさん・ライター)


ハイライトとチークとして使える多機能なアイテム。手持ちのチークやアイシャドウに重ねてニュアンスをチェンジ。肌あたりのいい、毛量たっぷりのブラシつきなのもうれしいポイント。高輝度パールをたっぷりと配合し、点ではなく面で発光したような艶肌に。コレで660円というハイコスパの名品。





「紅潮したようなかわいさ」がコレ1つで!

オーブルース ロージー ドロップス 30mL 4,840円/ドランク エレファント 「潤いあふれる血色肌を作るならこれ。ファンデーションのあと、チークの下地として広範囲に使うと、ヘルシーで色っぽい血色感が手に入る。水彩絵の具のようなテクスチャー」(笹本恭平さん・ヘアメイク)





「チークはハイライトと兼用」で透明感を加算

ディオールスキン フォーエヴァー クチュール ルミナイザー 02 7,810円/パルファン・クリスチャン・ディオール 「チークにハイライトを重ねていた工程をハイライトに一本化。粉っぽさがなくなりメイクくずれも気にならないように。Diorのハイライトはほどよいピンクで肌のトーンも上がり、繊細なラメによってパッと明るくなる」(MAKOさん・KATE Mirrorディレクター)





好きな色が作り出せる長年愛用しているパレット

HDスキン オールインワンパレット 14,300円/メイクアップフォーエバー 「MAKE UP FOR EVERなど海外発祥のブランドだと、茶系のコンシーラーが充実。★を頬に薄くのせると、きっちり仕上げたほかのパーツやヘアスタイルにゆるさが出ます。ブレンドもしやすい」(塩沢延之さん・ヘアメイク)


ファンデーションや、チーク、ハイライト、コントアリングまで、すべてが整う。ブレンドして自由自在な表現を叶える、プロ発想のスペシャルパレット。





オールマイティなチーク

ボーム エサンシエル ルージュ フレ 7,040円/シャネル 「輝かせたいところにのせるだけで、肌に濡れたようなツヤを出してくれるグロウスティック。頬だけでなくまぶたや唇にも使えるから、メークアップの可能性がぐっと広がる。シアーな色づきで、完成度の高いチークメイクが楽しめます」(笹本恭平さん・ヘアメイク)





「ナチュラルだけどキレイ」を作るチークの使い方

ベージュでつくるグラデーションメイクが主流のトレンド「ミュートメイク」。「分かりやすい色を使う・混ぜるのをやめる」ことで地味でもなく上品でキレイ。そして「浮かれすぎない」発色にこだわった華やかさが欲しい時のメイク法をご紹介。




【1】
洒落て見える「頬下チークとカラーレス眉」

やさしいニュアンスの色みと質感でそろえて、シャープな中に軽やかさも感じられる加減。オレンジベージュのチークを使うと、ナチュラルメイクに洒落感が生まれる。



【使用したコスメ】

1_ケイト 3DアイブロウカラーZ BR-2 935円(編集部調べ)/カネボウ化粧品 「自眉の黒」の存在感を和らげ、自然な印象をつくり出す。スリムなブラシが細かな毛までキャッチ。 2_ペタル フロート ブラッシュ 04 3,300円/トーン ベージュ×ホワイトゴールドのきらめきが、頬に美しい立体感を宿す。


3_YSL リベレイテッド アイライナー ウォータープルーフ #6(一部店舗限定発売) 4,620円/イヴ・サンローラン・ボーテ リュクスな発色のゴールド。 4_ルージュアーティスト フォーエバー リップスティック マット 124 4,400円/メイクアップフォーエバー 気品をまとえるローズカラー。




【HOW TO】

毛流れに逆らって1を塗り、形を整えながらとかす。2のチークは低めに塗布。小鼻の横から、逆三角形に色づくようにふんわり広くのせる。鼻先にもさっとのせ、あどけないかわいさを表現。


下まぶたのキワに3を引いてアクセントに。4は直塗りしてから、唇をすり合わせてなじませる。





【2】
肌に「血色感よくほんのりなじむ」チークの重ね技

赤いチークの上から「ピンクのリキッドチーク」を

メイクに繊細さを宿すなら、みずみずしい質感のリキッドコスメが便利。脇役としてとらえられることの多いチークに、鮮度を求めて手数を増やす。鮮やかな赤を横長に塗り広げてから、塗っていない部分との境目をぼかすように、ほお骨の高いところにピンクのリキッドをオン。あどけない甘さとほのかなツヤが加わって、より魅惑的な顔つきに。



【使用したコスメ】

レ キャトル ルージュ ユー エ ジュ 957 12,100円/シャネル

ペタル リキッド リップ アンド チーク 02 3,300円/トーン ほんのり色づく青みピンク。

ミネラリスト イドラ スムージング リップスティック フォーカス 3,630円/ベアミネラル



【HOW TO】

1_ほお骨からこめかみに向かって、の左上を横長にひとはけ。シェーディングを兼ねて、耳の下まで広範囲に色をのせて。ほお骨の高いところを中心にもう一度横長に同じ色を重ねて立体感をメイク。


2_肌とチークの境目をぼかすように、ほおの頂点にのピンクチークを点置きし、指でなじませる。


3_リップラインよりやや内側にのリップを塗って指でぼかす。





【3】
色というよりツヤを足す。黒も軽く見える「ペールピンク」

シンプルな黒の服もメイクで見違えを。ほのかに頬を染めるチークを主体に考えれば、服の持ち味を打ち消すことなく、新たなイメージを投影できる。服とコントラストをつけるために、選んだのはやわらかなペールピンク。頬全体に広げれば軽やかさが生まれて、黒の見え方に変化が。



【使用したコスメ】

A.ジルスチュアート メルティーシマー ブラッシュ 04 2,860円/ジルスチュアート ビューティ シルバーパール入り。目頭の下あたりからこめかみまで、大きめのブラシを使って広範囲に塗布。ブラシをななめ上下に数往復させると、偏光パールがキレイに輝き、表情の華やぎがアップする。

B.ケイト メタリックジュエリーリキッド EX-1 1,980円(編集部調べ)/カネボウ化粧品 指にとってから、まぶたの中央になじませる。

C.ラスティング フィニッシュ オイルモイスト ティント S S002 1,760円/リンメル リップは直塗りし、青みピンクのニュアンスを加えたら完成。



【HOW TO MAKE-UP】

【1】目頭の下あたりからこめかみまで、大きめのブラシを使って広範囲にA.を塗布。ブラシをななめ上下に数往復させると、偏光パールがキレイに輝き、表情の華やぎがアップする。


【2】B.のリキッドシャドウは指にとってから、まぶたの中央になじませる。C.のリップを直塗りし、青みピンクのニュアンスを加えたら完成。