服はそのまま、髪で幅を出す|塩澤延之さんに教わった9つのヒント

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7. スタイルを生むもの


目立つものを足しているけれど、そこがメインというわけではなく「加えることで、いい抜けが生まれる」がしっくりくる言い回し。シンプルなルックにパーンとちゅうちょなくつけるかわりに、ヘアもメイクも仕上げない。顔まわりに大げさな飾りがあるときほど、「潔く引き算」するくらいがほどよいバランスです。

8. くずす=新たな一面

想定できる完成図をいったん頭の外に置いて、俯瞰で全体をとらえるとうまくいくことも。このときは「こういう一面もあってもいいな、どこかくずしてみよう」くらいの感覚。ほんのちょっとはみ出すと魅力的に見えることってありますよね。そんな流れでトップにちょこんとアクセントをプラスしてみました。

9. ひとりひとりに落とし込む

ありがたいことに雑誌に掲載された僕のヘア&メイクをきっかけに来店されるお客さんも多いです。たとえばアリサのヘアスタイルにしたい人がいるとして、骨格も髪質もそれぞれ違う。そこに変換をかけて、フィットするように、日常になじむように、リアリティあるスタイルにあてはめていく作業を大切にしています。

– SALON DATA –
HAIR.4038
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