「理由は超個人的」ファッションから日用品まで「スタイリスト6人が愛用するもの」

ひと足早く、秋冬アイテムを吟味してきたGISELeのスタイリストたちが、「今から着たいもの」を調査。定番の服から遊びの効いた小物まで、ショッピング計画に役立つトピックをお届けします。


今こそ出番「スタイリストの愛用品」

毎日をともにする実用品から、最近の購入品、自分の中でのマイブームまで。トレンドや季節にとらわれすぎず、超個人的な視点で選ばれたスタイリストたちの私物をのぞき見。


【STYLIST MEMBERS】
(渡邊恵子さん) 実用性とスタイルアップを兼ねた服選びに定評。 (樋口かほりさん) 「大人に似合うカジュアル」をモットーにしたコーディネートが毎号人気。 (岩田槙子さん) ハンサムなシンプルスタイルが得意。 (塚田綾子さん) 小物の素材や色づかいで遊びを効かせる提案が得意。 (船戸唯さん)メンズライクなムードを、女性らしくとり入れた装いで人気。 (玉木歩乃花さん)シューズ企画を担当することも多く、足元まで考えられたスタイリングの提案はピカイチ。


季節の変わり目にざっくりニット

「レトロ感が逆に今っぽく、久しぶりにひっぱり出した“アイ ラブ ミスター ミトンズ”のカーディガン。暑すぎず寒すぎずな時季、タンクトップの上から羽織るなど、ストール的な感覚で使えて便利」(岩田さん)



1年中まとえるレザー

「“ロク”のレザーベストと、同素材のヘアバンド。やわらかな羊革でごわつきがないので、夏もタンクトップのように着ていました。涼しくなってきたらニットとのレイヤードを楽しみたい」(樋口さん)



毛足長めのふわふわスカート

「“ReNAVE”の展示会でシャギースカートをオーダー。形はベーシックながら、素材に特徴のあるアイテムが気になっています。ほかのブランドではアニマル柄のファージャケットやシルクのシャツを」(塚田さん)



がしがし歩けるローファー

「“HARUTA”のローファーは、学生さんがはくだけあって丈夫で、価格も手頃なので普段づかいに便利。ボトムの見え方を左右しないミニマルなデザインが気に入っています」(樋口さん)



秋冬に持つかごが新鮮

「数年前“メヌイ”で購入。夏のイメージですが、秋冬に持つのもオシャレだと思い再び使い始めました。“COACH”のキーホルダーやふわふわなクマなど、キャッチーなアイテムで飾りつけたい気分」(渡邉さん)



飽きの来ないかわいさ

「コンパクトな見た目の黒小物が好きで、財布や時計、カメラもみんな小さめ。ミニバッグはアイウエアブランド“BLANC”のもの。正面のポケットがサングラス入れになっているんです」(船戸さん)



かわいさと実用性を両立

「“ジャーナル スタンダード ラックス”で見つけた「FLIPPAN」というブランドのルーペ型ペンダント。べっこう眼鏡のようなかわいらしいデザインにひとめボレして、思わずオーダー」(岩田さん)



甘すぎないワンポイント

「ハートモチーフに目がなく、リース中もつい手にとります。お気に入りの“KBF”のヘアピン、“パティエラ”の片耳ピアス。ハートの透かしが入ったサマーニットなど、服でもとり入れています」(玉木さん)



1点ものの特別感

「ピンバッジにハマり中。ヴィンテージショップをめぐってたくさん集めました。夏はタンクトップにつけてアクセントに。これからの時季はデニムジャケットにつけたいと思っています」(玉木さん)



気分に合わせて色選び

「荷物が少ないタイプで、いつもバッグが小さいため、飲み物はそのまま持ち歩くことも。見せてもかわいい“ハイドロフラスク”のボトルを、その日の気分に合わせて使っています」(塚田さん)



いつもポーチにこの3点

〈左から〉「香りも気に入っている“オサジ”のヘアスティック。気分の切り替えにノーズミント。赤ワインの香りがする“ドットール・ヴラニエス”のハンドクリームは、香水のかわりにしています」(岩田さん)



好きな色をコレクション

「ブランド問わず、パープルを収集。ペディキュアで楽しむことが多いです。ハンドネイルはナチュラル派なので、塗るときは色づきが薄く、はがれやむらが気にならないラメやシアータイプを」(船戸さん)



オシャレな人に聞いた「いちばん使っているバッグは?」

自分のライフスタイルに合わせて、また単純に好きなブランドだから。バッグを選ぶ理由はさまざまだけれど、結局のところはひと目見たときに自分に刺さるかどうか。その次は実用性。どんな服にも合わせやすく、収納力にも優れた「手持ちバッグの中でも一番稼働率が高い」主役をオシャレな人たちに聞きこみ。



機能面もルックスも納得以上

フリーランスPR・川村詩織さん (@shiorikawamura_)

BRAND:HARUNOBUMURATA
Series:PIADA
Type:BOSTON BAG

「外で打ち合わせや作業をすることが多いので、大きめのバッグの使用頻度が高いです。このボストンバッグは、国内出張くらいなら余裕で行けてしまうほど大容量。開き口も広く、どこに何が入っているのかがひと目でわかるのも愛用の理由。荷物がつまっていても、スマートに振れるシックな見た目も◎」(川村さん)



探し求めていた色・質感

フリーランス・梅本絵理さん (@umeeri1003)

BRAND:PRADA
Series:vintage
Type:HANDBAG

「スタイリングのアクセントをバッグに託すことが多いので、さし色になりそうなものに日々アンテナを張っています。ふらっと立ち寄ったヴィンテージショップで見つけた、プラダのバッグはエナメル加工されたイエローのレトロ感が刺さり、即購入。がま口タイプで使い勝手もよく早くもスタメンに追加」(梅本さん)



300日/1年の稼働率

インテリアスタイリスト/PR・伊集院香織さん (@__k.ao____ri.)

BRAND:OSOI
Series:FOLDER BROT
Type:SHOULDER BAG

「バッグは、服とのバランスを第一優先に考えて選んでいます。メリハリのついたスタイリングが好きなので、手持ちのバッグはミニかBIGか、黒か白かの両極端。OSOIのバッグはスクエアなのに愛嬌のあるシルエットと、収まりのよさが気に入りすぎて、1年のうち300日はこれを持ってます」(伊集院さん)



ムードを自在に操れる3WAY

フリーランスPR・上枝みどりさん (@midori_ueeda)

BRAND:Archivepke
Series:Shell teen bag
Type:3WAY BACKPACK

「コロンとした形のレザーリュックは、背負うほかに肩がけやハンドル持ちなど、さまざまなバリエーションで楽しめます。ミニマムなルックスで、リュックとして持ったときに幼くならないところもお気に入り。“モノトーンのミニ”が私的定番なので、こんなバッグは何個あっても困りません(笑)」(上枝さん)



ニーズに寄り添う実力派

VASICプレス・岸悠里さん (@y________ri425)

BRAND:VASIC
Series:Day-To Bucket Shoulder Tote Mini
Type:SHOULDER BAG

「バッグは見た目以上の機能性、が条件の1つ。最近は荷物のミニマム化もめざしつつ、ランチボックスやウォーターボトルを持ち歩くので“Day-To”シリーズの、 Bucket Shoulder Tote Mini が絶妙なサイズ感。仕切りのある内ポケットつきで、とにかく使い勝手もいい。ナイロンバッグなのにキレイめな服にも合って重宝してます」(岸さん)



新しいテイストへの架け橋

MARTE販売員・minamiさん (@m_na_m

BRAND:modest mood
Series:AMODEST BAG
Type:KNAPSACK

「一見シンプルだけど、大容量かつポケットつきで使いやすい。ナップザックはメンズっぽく&カジュアルになりやすいけれど、これは持ち手もチェーンになっていて、女性らしさもあるからキレイめなムードを装えてどんな服にも合わせやすい。ナップザックビギナーにまず使ってみてほしいアイテムです」(minamiさん)



願ったりかなったりなBIGサイズ

Plage代官山スタッフ・sakuraさん (@tsu.__.ne)

BRAND:KOKYO
Series:MEDIALUNA
Type:SHOULDER BAG

「大きめのバッグがずっと気になっていて、やっと見つけたドンピシャなフォルム。生地がしっかりしていてPCやお弁当などふだん荷物の多い私にぴったり。逆に、旅行には必要最低限のものだけと決めているので2泊3日の国内旅行もこれ1つで十分。気分も条件も両方満たしてくれるので重宝しています」(sakuraさん)



定番に逃げない思いきり

SELECT by BAYCREWSスタッフ・自見綾香さん (@aya.is__ap)

BRAND:JIL SANDER
Series:GOJI BAMBOO
Type:HANDBAG

「お店でとり扱っている多くのバッグの中でも、やっぱり好きなのがシンプルながらもデザイン性のあるJIL SANDER。いつもと違う雰囲気に挑戦したかったので思いきって明るい色を新調しました。エクリュカラーは装いを華やかにしてくれるので、夏にかけて出番が多くなりそう」(自見さん)



使用用途が広がるマルチプレイヤー

URBAN BOBBY 革職人・伊地知朋子さん (@tomoko_urbanbobby)

BRAND:URBAN BOBBY
Series:SUBWAY POUCH
Type:2WAY BAG(SHOULDER &CLUTCH)

「子どもを連れての外出が多いので、手をつなげるように両手があくことが必須条件。これ1つで出かけられるお財布機能つきの薄型ポーチは、付属のショルダーひもとハンドストラップで持ち方はアレンジ自在。パスポートがすっぽり入る大きさで旅行やフェスなど、どんなシーンでも活躍します」(伊地知さん)



「どっちも欲しい」に応えるきらめき

フリーランス・福本愛未さん (@____073_m)

BRAND:beauty&youth
Series:BIJOUX MOON
Type:HANDBAG

「キラキラしたものをこよなく愛しているので、バッグでもとり入れたくて購入。メンズっぽい服が多い反面、女っぽさも欲しいので“小さくキラキラ”なこのバッグはまさに効果てきめん。グレー縛りのシンプルな装いにとけ込むなじみのよさで、スエットスタイルをキャッチーに盛り上げてくれます」(福本さん)



「壊してつくる」意味のある1点もの

M_コミュニケーター・南ひかりさん (@pikari_minami)

BRAND:NUIT bien-aime
Series:rebuild pajama purse
Type:POUCH BAG

「日々の仕事でたくさんの新しい服と関わりますが、自分のワードローブテーマは、トレンドレスでエイジレスな「永く愛せるもの」。ヴィンテージ品を解体して再構築されたNUITのバッグは、個性的ながらも洗練された見た目が好きです。小ぶりなサイズなので、バッグINバッグとして使う日も」(南さん)



ライフスタイルに寄り添う名手

OUTDOOR PRODUCTS 営業・PR担当・板坂未夢さん (@outdoorproducts__jp)

BRAND:OUTDOOR PRODUCTS
Series:CUBE BAG
Type:HANDBAG

「一度使ったら手放せなくなるほど使い勝手のよいCUBE BAG。同じようなミニトートはたくさんあるけれど、子どもと公園に行くシーンで、自転車のかごに入れてスピードを出すとバッグの中身が飛び出てしまうことも。CUBE BAGは、ファスナーがぐるりと閉まるタイプなので、そんな心配もなくママの強い味方です」(板坂さん)