「1足目にふさわしい」黒ロングブーツ【8選】 「ヒールがなくてもスタイル良く・ヒールがあっても歩きやすい」スリムなデザイン


これからのスタイリングを支える重要な役割を果たすブーツだから、納得のいく1足を見極めたい。合わせやすい色であることを前提に「長く履き回せる」新しい1足目にふさわしい名品をリサーチ。 ※( )内の数字はヒールの高さで単位はcmです。



1STチョイスにふさわしい「黒のロングブーツ」

合わせるものを選ばない、対応力の高さで1足は持っておきたい安定の黒。その中でも万能な「脚を締めつけない細身シルエット」のロングブーツをご紹介。



【快適なロングブーツを選ぶポイント】
1.捨て寸を確認
靴を履いたとき、つま先と靴先の間に1.0〜1.5cmの空間が理想。この余裕が歩行時の快適さを保つポイント。


2.かかとをぴったり合わせる
かかとをしっかり合わせることで、サイズ感を正しく把握。圧迫感や余裕があればサイズが合っていない可能性が。


3.ロングブーツの履き口も確認
ロングブーツは「ふくらはぎサイズ」として、足の一番太い部分(かかとから約28cmの位置)の長さが表記されている場合もあり。自分のふくらはぎの周囲も計測しておくと、圧迫感のないブーツを正確に選べる。




緩急をつけてほっそりとした足首を演出

ボリュームソールブーツ(7.5) 55,000円/オデット エ オディール(オデット エ オディール新宿店) ファスナーなしですっぽりはけて、ブーツにありがちな着脱のストレスゼロ。ソールのボリュームに反し、レッグ部分はスマートだから、対比によりスタイルアップ。




美しいラインをキープする設計

センターシームブーツ(7) 43,450円/ダイアナ(ダイアナ 銀座本店) 内側に向かってななめにカットされたはき口が美脚に貢献。正面にある縫い目によって、縦長ラインを強調できるため、全身をすらりと細長く見せる目くらましに期待。



はき口付近のベルトとスリットがアクセント

ベルトブーツ(8.5) 47,300円/Limit Till 2359(TOKEN) ハンサムにもエレガントにも振れるデザイン。ハイヒールながら、スクエアトゥのため締めつけ感なくはける。マットな質感の牛革。




ブーツインも容易な筒太フォルム

筒太ブーツ(6.5) 99,000円/ネブローニ ひざ下からストンと落ちた、脚のラインを拾わない形。ゆとりのおかげでかっちりしすぎずカジュアルな印象に。


「フラットヒールでもスタイルよく見える」ロングブーツ

歩きやすくてスタイルアップもかなう「スリムなロング」。低めのヒールでも縦長のラインで脚をすらりと見せられる、ロングブーツ。選びのポイントは、くびれた曲線か、脚線を補整する直線の2択。動きを制限しないスリットデザインや、ソフトなスエード素材もオススメ。 ※( )内の数字はヒールの高さで、単位はcmです(編集部調べ)。




脚を短く見せない厚めのインヒール

ロングブーツ 32,780円/レメ(ルージュ ヴィフ ラクレ) 5.5cmほどのインヒールデザイン。筒の幅も広めで脚入れもしやすく、着脱もラク。スキニーパンツや厚手のタイツと合わせてブーツインで履くのもぴったり。ミニボトムとの合わせもインソールのフラットソールなので、ヒールよりも甘くないすぎず、ひそかにスタイルUPもかなう。




スリット入りで後ろ姿も美しく

黒バックスリットロングブーツ(3) 49,500円/Little One Vintage(Shinzone ルミネ新宿店) 厚みとツヤが美しいイタリアンレザーを使用。背面のスリットは切れ味を生むだけでなく、動きやすくする利点もあり。スキニーなどをINしたときも締めつけはなし。




ミニをはく日も落ち着くムードに

スエードニーハイブーツ(3) 19,800円/ダイアナ(ダイアナ 銀座本店) スエードの起毛感で、ひざ上まで長さのある黒にも奥行きが。足の形に寄り添うスマートなラインが全体のバランスを引き締めてくれる。




切り替えがあれば幅広でもシャープ

黒フラットブーツ(2) 15,400円/アダム エ ロペ 今季豊作のはき口まわりが広いデザイン。甲の部分の厚みを減らし、足首に切り替えがあるため、足首がくびれていなくてもスリムな印象へ誘導。




「窮屈じゃない」細身の黒ショートブーツ


万能な細身シルエットのショートブーツは、すっきりとして見える一方で締めつけも気になる。そんなマイナス点もない、ソフトな風合いや伸縮性を持たせた新名品をピックアップ。




ストッキングとブーツの間

ストレッチブーツ(5) 33,000円/TSURU By MARIKO OIKAWA 足にぴたっとすいつくような、薄い生地が特徴。太めのヒールがほどよく重みを分散してくれる。




靴下のようにフィット

ラウンドトゥブーツ(4.5) 51,700円/プリティ・バレリーナ(F.E.N.) はいていることを忘れてしまうほど足と一体化してくれる、伸縮性の高いストレッチ素材が心地いい。




ぐらつきをおさえるローヒール

ポインテッドトゥブーツ(5) 49,500円/ペリーコサニー(アマン) 華奢な形でもヒールが低いから足に負担がかかりにくいのもうれしいポイント。くたっとしたレザーで軽やかに。




「見た目もはき心地も疲れにくい」黒

ゴールドミラーヒールブーツ(3.5)/オゥ バニスター(アバハウスインターナショナル オンラインストア) ゴールドヒールがアクセント。全体に個性を出すと派手に見えるけど、ヒールならいい意味で目立たない。定番の形をゴールドのヒールでアップデート。




「可愛いけれどカッコいい」ブーツスタイル実例集

スマートなブーツを軸に、その長所を存分に生かすべく「カッコよくてキレイ」に振り切ったコーディネートをご紹介。スタイルよく見えるのは前提、ブーツに似合う服も分かる。カジュアルとコンサバの間をとった、地味でも派手にもならない、華やかなコーディネートの実例集。




黒で挟んで柄スカートをバランス良く

単純なワンツースタイルでもさまになるプリントスカート。黒のニット、黒ブーツという定番の黒アイテムが、甘さを引き締めつつも、スカートが色浮きして見えない。これからのおすすすめは、柄自体は小さく、そしてカラフルな目立ちすぎずも、埋もれない柄。




クロップド丈のパンツ+ショートブーツのバランス

足首まで届かないクロップド丈のパンツとショートブーツの組み合わせも、ストックしておきたいテクニックの1つ。肌を隠すなら黒やトップスの色に合わせた、ダークブラウンのタイツを仕込んで。黒×ピンクよりもやさしげなニュアンスを感じさせる濃いめブラウン×ピンクの配色。




服はベージュ・ブーツは白

レディでありながらマニッシュという、絶妙なテイストの混在感。ベージュをメインにした白+ベージュ配色なら、白ブーツも浮かずにバランス良くなじむ。紳士的なゆったりとしたロングアウターもカッコよすぎず、マイルドな雰囲気。




お堅いネイビーをゆれ感のある軽やかな素材で力みなく

暗色のロングスカートこそ、緊張感を解くニットで印象をマイルドに。すそに向かってゆるやかに広がるシルエット&ほどよいボリュームデザインで、王道のジャケットスタイルも簡単に刷新。




ワントーンに表情を添える優美な躍動感のあるスカート

上から下まで穏やかな白系に統一することで、品のよさがさらに高まる。白の色味や素材感、トップスとボトムの丈感やシルエットに差をつけることがオール白をバランス良くまとめるポイント。




ブーツをつなげてさらに大人っぽく

パターン化しがちな装いの気分転換として指名したい柄ワンピース。総柄でも派手さとは一線を画す、主張ひかえめな小花柄とレトロな配色。一枚で着るのはもちろん、カーディガン、ジャケットなどをはおっても浮かずになじみ、ほどよい華やぎに貢献。足元は黒のロングブーツで辛口に引き締めることで、いっそう大人な表情に。




旬のタイつきブラウスでデニムを端正な表情に

淑女なブラウスには、濃紺のキレイめデニムを相棒に。ビターな色味のブラウンは白やベージュ、薄いグレーなど薄色ボトムとも好相性。黒のようにコントラストがつきすぎないから、マイルドな印象。




ベージュでつなげてトップスにキレイ色を

温度の高いベージュの空気を変える「素材はあたたかく、色は涼しい」ニット。首もとが埋もれる手前のハイネックで温感はしっかりキープ。




LADYなネイビー+ブラウン

特徴のあるデザインも静かに受け止めるネイビーなら、ロングファーも品性のある見た目に。タートル&プリーツスカートのAライン&ワントーンを軸にすれば、相性のいいブラウンをはじめ、合わせる小物やアウターの幅も大きく広がる。




コートの中にジャケットを仕込んで奥行きづくり

カジュアルなコートの中にも1枚仕込んでおくだけできちんと感も加わるテーラード。あたたかいうえ凝って見えて、コートあり・なしでさまざまな日常のシーンにも適応。




ゆるいニットにシャープなブーツでシルエットにメリハリを

ゆる長ニット・Iシルエット・ロングブーツ。スタイルも女らしさも今っぽさも、欲しいバランスのすべてが詰まった鉄板のコーディネートレパートリー。カーディガンのゆったりとしたシルエットを生かし、カーディガンの中はコンパクトなIシルエットでまとめてスタイル良く。




ブラウンで採用すれば大胆なフリルもビターな甘さに

ティアードデザインやアシンメトリーな形の、躍動感のあるシルエット。おかげでロングアウターとの暗色合わせも重量感が出すぎない。




白シャツやリジッドデニム。定番服が見違えるカラーブーツ

シーズンはじめにあふれる新しい服。だけど活躍するのはやっぱり定番。その定番どうしの組み合わせを、カラーブーツでブラッシュアップ。




ベージュとの親和性も図りやすいレースをインナーづかい

シャツワンピースのボタンの開けぐあいで甘さを調整。白を挟んでトップスとブーツの色味をそろえてバランスよく。




ラフなワンツーにも強弱が欲しいときに

ヒールを合わせたいけれど、パンプスだとレディすぎるときの白ブーツ。ニットとデニムの手ごろなコンビの手抜きを防止。




カラーブロック配色の足元も潔く白でパキっと

旬なブラウン×鮮やかな赤。こっくりとした色を着たい日の足元は肌に近いニュアンスカラーなら服をじゃませず、重量感だけを引き算。