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白をベースにワンポイントの配色スニーカー
ベースはどんな服にもなじむ白。そこにさりげないワンポイントが加わるだけで、アクセントとしての存在感が増し、足元を引き締める視覚効果も。シンプルすぎず、派手すぎずない、ちょうどいいバランス。軽やかさとメリハリを両立する一足で、コーディネートをアップデート。
クリーンな白にやわらかさをひとさじ


白の持つ端正な印象はそのままに、レトロなスニーカーを添えて肩の力を抜いたスタイルへ。カラーネーム「キャラメルラテ」のとおり、明るいブラウンのラインが優しくアクセントに。クリーンな白にほどよい温かみを加え、シンプルながらも表情のある足元を演出。
モノトーンよりも強く見えない白とブラウン

ブラウンロゴスニーカー 11,330円/ナイキ スポーツウェア(NIKE カスタマーサービス) 白のボディにビターなブラウンをワンポイントで効かせたのリッチな配色。ソールのサイドに入ったラインもさりげないアクセントに。
存在感を放つ「行儀のいいバイカラー」

ネイビー×白スニーカー 17,050円/OAKLEY(ルックスオティカジャパン カスタマーサービス) ネイビー+オフ白のクリーンな配色。紺部分は撥水、通気性に優れたコーデュラ素材。白部分はコーデュラを混ぜたスエード生地で、機能性と品のいい質感を両立。
ポイントで使ったボルドーがさりげないアクセント

シルバーラインメッシュスニーカー 15,400円/Reebok アッパーのところどころをシルバーのラインでフレーミングしたスニーカー。白ベースの配色を締めつつ、柔和なトーンにも浮かない要所のボルドーカラーがアクセント。
80年代の名作バスケットボールスニーカー

NB550 スニーカー 17,600円/ニューバランス(ニューバランスジャパンお客様相談室) 現代のNロゴではなく、当時の小さめロゴアイコンも反映。メッシュ・スエード・レザーを巧みに織り込んだ素材感のミックスにも注目。
絶妙な配色のバイカラー

スニーカー 28,600円/マルボー(ギャラリー・オブ・オーセンティック) 飽きずに履けそうなシンプルさ、カジュアルすぎないミニマルな配色がポイント。スタンダードな形でもこなれたムードに。
細部にこだわったクラシカルなルックス

グレージュ白ラインスニーカー 14,300円/Reebok サイドラインがオフホワイトで目立ちすぎずほどよいアクセントに。超軽量で足にやさしく、タンのあたりもソフトとストレスフリーな設計。
「レトロブームの火つけ役“サンバ”の赤ライン」

赤ラインスニーカー 15,400円/adidas(アディダスお客様窓口) 白のボディに映える、オレンジがかった赤のラインが印象的。ソールにはベージュを採用し、色のコントラストをバランスよく中和。
人気スタイリストに聞く「スニーカー上手」の基本テクニック
突飛なコーディネートを考える、のではなく、確実にバランスが良く見えるスニーカーコーディネートの基本を人気スタイリスト・樋口かほりさんに取材。ポイントは長い丈感の服、色やテイスト、シルエットをそろえること。
(スタイリスト・樋口かほりさん)

毎号表紙も担当するGISELeの看板スタイリスト。大人に似合うカジュアルをモットーに、リアリティのあるアイテム選びの提案と肩の力を抜いて着られる、シンプルカジュアルなスタイリングは毎号多くの反響が。
キレイな服とランニングスニーカー

「定番アイテムでキレイめモノトーン。ここで足元はパンプスだと少々力んで見えがち。重厚感を軽減し、インパクトを和らげる。そんな役割に適するのはスニーカーのリラックス感。メンズにヒントを得たシャツ+パンツのスタイルには、品のいいスニーカーを」(樋口さん)
「ワントーンの延長線上で」スニーカーを合わせる

「簡単なワントーンを利用して、スニーカーも同系色でコーディネート。スニーカーを合わせる前提なら、服はキレイめにすることでラフになりすぎず、大人っぽい仕上がりに。同じ色のトーンだとフラットに見えがちなところ「キレイめな服+ハズしのスニーカー」でテイストに差をつけることがバランスアップのポイント」(樋口さん)
ミニマムにアクセントカラーを

「スニーカーの色を変えて楽しみたい、キレイめシンプルなニット+パンツの黒ワントーンと、ヴィヴィッドカラーのスニーカー。スニーカーのテイストはローテクが好バランス」(樋口さん)
「フーディとスニーカーのセット」でキレイな服を着くずし

「たとえば正統派のロングコート&ワイドパンツ。ボーイッシュなフーディとスニーカーのセットづかいで、ラフ過ぎないリラックススタイルを演出。パーカーはだらしなく見えないミニマムなショート丈で大人っぽく仕上げるのがポイント」(樋口さん)
カラースニーカーの代わりにソックスで色を

「スタイルUPもかなえる厚めのソールなどボリューム感のあるスニーカー。細身ボトムを合わせるときは、くるぶしが見える丈+カラーソックスで足元にアクセントを。スニーカーではなく、ソックスで色を少量効かせるのも試しやすいテクニックのひとつ」(樋口さん)
長丈ワンピとカラースニーカー

とくに黒のロング丈ワンピースに似合わない靴はほとんどないから。色やデザイン、ボリューム感など、第一印象で惹かれたスニーカーも試しやすいと思います。ある種、黒ワンピースとスニーカーは定番的な組み合わせなので、その安心感をもとに、自分の好きな色やデザインを楽しんで」(樋口さん)

「ドレスライクな1着は足元をハズす。ロングワンピの気分転換にすそからヴィヴィッドカラーのスニーカーをのぞかせて。キレイめな装いをくずしながら華やぎをプラス」(樋口さん)