ぬくもりを重視して、オシャレをあきらめないために。ドライな質感でほっこりとした空気に歯止めをかけるデニムと一緒に、スタイリングをウォームアップ。包まれたくなる風合いも重ねがいのある服も。“冬ならでは”を味わいつくすために、あらためてデニムの出番。
(TOPICS)
【1】「小物で印象を変える」黒アウター+デニムの着回し方
【2】デニムありきで「あたたかくボアコート」
【3】デニム自体を「防寒着」に更新
【4】「Gジャンで間を埋めて」全部ゆるく
【5】2色だけで22パターン「着回し実例集」
【1】「小物で印象を変える」黒アウター+デニムの着回し方
結局落ち着く、無地の黒アウターとブルーデニムの鉄板コンビ。組み合わせる頻度が多いから、旬の小物を利用して、いつものパターンに変化がつくイメージ操作をカジュアルとキレイの2方向でご紹介。
愛くるしさを補う「顔まわりの小さなニット」

〈右〉クラシックなスタイルに浮かないニット帽の小さな色遊び
洒脱な男の子のように浅くかぶり、ブルーのニット帽をこなれた雰囲気に。インディゴのデニムとひかえめなグラデーションがつく濃ブルーならカラーアイテムも悪目立ちしない。
インディゴテーパードデニムパンツ 6,990円/Gap 黒ロングコート 49,500円/プランクプロジェクト(プランクプロジェクト 青山店) 中に着たグレースエット 17,600円/THE SHINZONE(Shinzone ルミネ新宿店) ニット帽 7,920円/コージー(スピック&スパン ルミネ有楽町店) サングラス 41,800円/NOCHINO OPTICAL(NOCHINO OPTICAL南青山本店) スニーカー 12,100円/ムーンスター(ムーンスター カスタマーセンター)
〈左〉ニットマフラーをぐるぐる巻きカジュアルな中に甘さをひとさじ
長さはありつつ横幅はおさえた、コートを選ばず巻きやすいニットマフラー。ざっくりとした編み目のあどけなさで、やんちゃなデニムスタイルの無骨さを緩和。
ライトブルーストレートデニムパンツ 27,500円/オネスト(ノウン) 黒ブルゾンジャケット 35,200円/カルバン・クライン(カルバン・クライン カスタマーサービス) 中に着た黒ニット 24,000円/バナナ・リパブリック グレーニットストール 4,990円/Gap ショートブーツ 47,300円/PIPPICHIC(ベイジュ)
スタイルアップにつながる「足元のウォームアップ」

〈右〉スリムな白で統一してスマートなままソックスをプラス
パンプスとソックスの色をつなげてブーツライクな仕上がりに。白でまとめれば、映える見た目とともに清潔感も得られる。
ライトブルーストレートデニムパンツ、黒ブルゾンジャケットは着まわし。白ソックス 660円/靴下屋(タビオ) 白リボンパンプス(2月発売予定) 30,800円/TSURU By MARIKO OIKAWA イヤリング 15,750円/アビステ バッグ 33,500円/トゥティエ
〈左〉パンツをINしやすい筒形の黒ブーツでIラインを強化
ロングブーツを半分に折り返したような構築的なデザイン。はき口が広いうえに直線的な形で、ロングコートの縦長感を引き立てることが可能。
インディゴテーパードデニムパンツ、黒ロングコート、グレースエットは着まわし。黒ショートブーツ 33,000円/Mollini(ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム) 首にかけたバッグ 20,350円/TODAYFUL(Life’s 代官山店)
【2】デニムありきで「あたたかくボアコート」

見心地も着心地もあたたかい、ボリューミィなボアコートを主役にレトロスタイルを堪能。今季は色やデザインのバリエが広いから、さらなる遊びもデニムがリアルな表情に落とし込んでくれるはず。
ANIMAL BOA
淡いトーンでそろえて毛足の長いボアをすっきりと

カウ柄のインパクトのあるボアジャケットは、全体をやさしい色でまとめて主張を緩和。ベースは白と黒のツートンカラーだから、ブルーデニムとも好相性。
ストレートデニムパンツ 14,300円/Levi’s® (リーバイ・ストラウス ジャパン) アイボリーボアジャケット 46,200円/クラネ(クラネデザイン) グレーボディースーツ 16,000円/TW ベレー帽 4,950円/ROSE BUD(ROSE BUD ルミネエスト新宿店) トートバッグ 2,090円/原宿シカゴ(原宿シカゴ 神宮前店) スニーカー 6,380円/コンバース(コンバースインフォメーションセンター)
RED BOA
赤×インディゴデニムのフレンチムードに素材で愛嬌を加算

ダブルカラーの端正なシルエットで赤いボアをキレイめに。色落ちデニムよりネイビー感覚で使えるインディゴを選び、華やかなコートをいっそう落ち着かせて。
インディゴストレートデニムパンツ 17,280円/Lee(エドウイン・カスタマーサービス) 赤ボアコート 99,000円/チノ(モールド) 白Tシャツ 17,600円/någonstans バッグ 7,920円/ヴュレ(キューズ) ソックス 1,650円/靴下屋(タビオ) パンプス 30,800円/銀座かねまつ(銀座かねまつ6丁目本店) ターバン/スタイリスト私物
【3】デニム自体を「防寒着」に更新

保温性のある素材や、風を通しにくい仕立てなど、アウターみたいな機能性をそなえた、寒さに強いデニムを新調。ぬくもりを求めてもコートを着ても軽やかさを保てる、美形な2本をピックアップ。
〈右〉インディゴストレートデニムパンツ 11,990円/SOMETHING(エドウイン・カスタマーサービス) ベージュシャギーロングコート 49,500円/メゾンスペシャル(メゾンスペシャル 青山店) 白Tシャツ 11,000円/TODAYFUL(Life’s 代官山店) ハット 14,300円/ラ メゾン ド リリス(スピック&スパン ルミネ有楽町店) 〈左〉スキニーデニムパンツ(一部店舗のみで販売) 2,990円/UNIQLO ブラウンジャケット 46,200円/クラネ(クラネデザイン) 中に着たネイビーリブニット 19,800円/TSURU By MARIKO OIKAWA サングラス 56,320円/PRADA(ルックスオティカジャパン カスタマーサービス)
〈右〉スレンダーなフォルムで実は裏起毛といううれしいギャップ

インディゴストレートデニムパンツ 11,990円/SOMETHING(エドウイン・カスタマーサービス) 肌にあたる部分に超熟コットンを使用することで、綿本来の保温機能をアップ。ヒールに頼らず脚を細長く見せられる、ひざからすそにかけて直線的な定番のスリムストレート型。
〈左〉「はけるヒートテック」で人気の言わずと知れた名品デニム

スキニーデニムパンツ(一部店舗のみで販売) 2,990円/UNIQLO 吸湿発熱&保温機能をそなえながら、裏起毛でさらにあたたかく。レギンス的に使えるストレッチ性の高い素材で、ときにはパンツやワンピースの中で防寒を。おなかまわりまでしっかりカバーできるハイウエスト。
【4】「Gジャンで間を埋めて」全部ゆるく
ドライな質感とほどよい堅さで立体感を生むデニムは、下に限らず上にもあると助かる存在。ラクしたいときは、Gジャンで奥行きをつくることで、ゆるく装ってもだらしなさとは無縁に。
ゆるいのに手抜きに見えないGジャンの効能

〈右〉デニムのセットアップで丁寧なカジュアルへ格上げ
1つで着るよりセットで着ることで、デニムなのにきちんと感が出る。アイボリーのタートルネックニットを仕込み、あせたブルーに抜けをメイク。適度なハリ感で輪郭がしっかりと出るから、シルエットはゆるいまま引き締まった印象に。
デニムジャケット 39,600円、テーパードデニムパンツ 24,200円/ともにソフトハイフン アイボリータートルニット 9,990円/Gap ショートブーツ 53,900円/PIPPICHIC(ベイジュ)
〈左〉シャツ感覚で黒いGジャンを挟みリラックスした装いにスパイスを
シックな雰囲気を保てる、色落ち感のない黒。素材感の際立つデニムで選ぶことで、黒のジャケットでもカジュアルな装いにケンカせず上手くなじんでくれる。
黒デニムジャケット 33,000円/カルバン・クライン ジーンズ(カルバン・クライン カスタマーサービス) グレーニットカーディガン 154,000円/THE NEWHOUSE(アーク インク) ベージュタックワイドパンツ 9,990円/Gap サングラス 60,500円/MIU MIU(ルックスオティカジャパン カスタマーサービス) ブーツ 40,000円/バナナ・リパブリック

ピンタックジャージーパンツ 14,300円/AKTE Gジャン 19,800円/Ungrid グリーンスエットトップス 28,600円/エイトンステイプルズ 中に着た白タンクトップ 3,490円/Gap バッグ 25,300円/Archivépke パンプス 8,910円/RANDA
女性が着ることを想定し、メンズのパターンを採用しながら、肩のラインやアームの位置など可愛く見えるように調整されたデニムジャケット。丸みのあるシルエットがキレイに出る、コシのある素材感。ヒップが隠れるほどのオーバーサイズでスタイルカバーにも貢献。