シンプルな服の空気を変える「服以外のドレスアップ」
服自体のシンプルなよさを「飽きる」理由にしないために。「何度繰り返してもいい」=習慣として成立するパターンをシミュレーション。どう着ても心地よく、リアリティあるスタイルから脱線しないからこそ飾りがいもある。(アイテムは現在お取り扱いのない場合もございます。お問い合わせはご遠慮ください)
シンプル以上を求めて「甘さと強さを同時に盛る」


ダークトーンの上下を無難に終わらせないため、アクセサリーをふんだんに。大きめのフェイスがメンズライクな時計に、シュシュをMIX。テイストを1つに決めない組み合わせで、個性を獲得。
穏やかな配色に似合う「キレのいいメタリックを複数づかい」


配色も質感もナチュラルなベージュと白の装いには、アクセサリーでシャープさを補いたい。スクエアピアスやとがった形のリングなど、エッジのあるものを添えて顏まわりと手元は辛口に。
薄い長そでにメリハリ「そでの上から強気なバングル」


もたつかない薄手の生地を利用して、そで口に重厚なバングルをON。緊張感のあるシルバーが効いているおかげで、センシュアルな透け感とやわらかな色合いにパンチが加わる。ゴツめのバングルで手元に存在感を与えたぶん、ネックレスは華奢なタイプを選ぶとバランス良好。
ベージュを引き締める「涼感のある白とシルバー」


フレッシュカラーが品よく整う、ベージュとのツートーン。ここに加えたいのは、ゴールドよりも軽やかでキレのいいシルバー。白のビーズネックレスで、ぬくもりのあるニットに季節感も生みつつ、フラワーモチーフで適度なちゃめっけをプラス。
白Tに淑女なニュアンスを「光沢のあるベロアとパール」


プレーンな白Tの日、顏まわりはとくにあっさりしがち。こびずに親しみやすいTシャツに対し、アクセサリーはとことん甘く、女らしく。微光沢のベロアカチューシャとパールを飾って高貴なイメージに。カチューシャは、黒よりもドレッシーにならず知性だけをかもせるダークグリーンを選択。
辛口カーキに品を足す「ベージュとゴールドのグラデーション」


オールインワンのメンズ感を堪能しながらも、ラフに見せたくはない。まろやかなカーキから導いた淡いベージュのヘアクリップと立体感のあるゴールドピアスを飾って、女性らしいやわらかさを上乗せ。髪はクリップでさっととめるだけ。丁寧にまとめないことで、きちんと感が出すぎずオールインワンともマッチ。
ピンクトップスに似合う「冷静なシルバーで指先にハート」


ハートリングのウィットを加えて、ピンクトップスの愛らしさを強調。手元で遊べば主張が強すぎず、シルバーを選べばクールでいられる。ボリュームの異なるリングをレイヤードしてメリハリを。遠目だと辛口、近くで見るとミルキーなネイルも相まって、甘さがつまっているというギャップも肝。抜けをつくるため、バングルはなし。
シャツから出る肌を埋める「華奢なフープピアスとネックレス」


フープピアスで目線をそれとなく上へと誘導し、モチーフつきのネックレスで立体感を追加。鎖骨まわりのさっぱり感をなくすことで、白シャツもまじめに傾きすぎず、オフにも適した華やぎが加わる。
クラシカルなオール黒に無骨なジュエリー

かのオードリー・ヘップバーンを回顧するカプリパンツが、再び日の目を浴びる今季。元はスポーティなアイテムだけに、オール黒で品性を。そこにヴィンテージ風ジュエリーをふんだんにまとい、格式高さを追求。
コーラルリップで白Tにレトロな情緒を上乗せ

赤みを含んだコーラルベージュ。さらにクラシックなラウンドフレームのサングラスを選び、デニムが似合う70’sのようなヴィンテージ感を演出。
グレーTに深みを足すベリーのような赤を口元に

眼鏡もリップも強気に。Tシャツといえどシックに映るグレーには、「攻め」のマインドがよく似合う。
主張はTシャツだけ。リップメイクは引き算を

色ではなく透明感を引き出すためにグロスを塗布。眼鏡も極力主張しない、細身のメタルフレームをセレクト。
辛口ジャケットに似合うモードな輝き

クラフト感あふれるいびつなメタルパーツ。重ねづけし、ジュエリー以上のインパクトに。
古着のスエットにリボンを垂らすギミックを

リボンを「巻く」にはテクニックを要するところ、カチューシャをつけるだけで「垂れる」タイプならアレンジ不要で簡単。あえて結ばず、適当に流すぐらいが、古着のスエットにはちょうどいい。
フリルとランダムなピンで語るクラシックな横顔

暗色のヘアになじみやすく、かといって埋もれない個性もあるべっ甲風のピンなら、重ねづけしてもくどく見えない。
白シャツをまじめに見せないモードな曲線

パリッとえりを立てた白シャツに、王道のパーツはやや無難。パールつきのモダンなイヤカフなら、正統派の延長で気分転換が可能。立体的なシャツのえりと耳元の曲線で表情豊かな横顔に。
フリルを落ち着かせる重厚なシルバーの連続

きちんと上までボタンをとめた優等生なトップスに、攻めたシルバーで意外性を。見た目は重いのに、実は軽量だから長時間つけてもノンストレス。
タイトなネックラインに抜けを生む透明のサークル

大きなモチーフでも重さをいっさい感じさせないクリア素材。添えることでむしろ軽さを生むから、つまったネックラインのトップスの日に好都合。
シンプルな服の空気を変える「デザインアクセサリー」
もの足りなさをカバーしつつ、部分的にデザイン性を足せる。デコラティブな顔まわりの装飾で、ベーシックなトップスを無理なく華やかな仕上がりに。
立体的なリーフデザイン

ゴールドリーフブローチ 5,500円/アビステ ゴールドもパールも欲張れるブローチ。繊細に彫られた葉脈と丸みを帯びたフォルムが、落ち着いた品のよさを演出。
バッグやデニムにも巻けるシックなレース

黒、白レーススカーフ 各4,400円/MICHI×SLY(バロックジャパンリミテッド) 首元にも頭にも巻けるレースの三角巾。ガーリーなデザインはモノトーンでほどよい甘さに調整。
一筆書きしたようなスワンモチーフ

ゴールドスワンブローチ 29,700円/セシル・エ・ジャンヌ(セシル・エ・ジャンヌ 青山店) 丸みや抜けのあるデザインで、きりっとしたジャケットやドレスの和ませ役にも。
華やかになりすぎない「ツヤのある黒」

黒フラワーモチーフイヤリング 8,640円/アビステ 耳につけても派手に転ばない、黒ベースのフラワーイヤリング。
重厚なハートで大人の可愛げに

ゴールドネックレス 3,850円/SLY(バロックジャパンリミテッド) チャンキーなネックレスは、ゆるいニットのメリハリづけにも作用。
真円じゃないからいい

〈右から〉パールネックレス 15,500円、パールアンクレット 10,230円/ともにALUS(ジェンマ アルス) 首元&足首に散らして、バランスよく華やぎを投入。変形パールだから、キレイとモードを両立できる。
とり入れやすく埋もれない

ネクタイ 20,900円/INDIVIDUALIZED ACCESSORIES(メイデン・カンパニー) 今季注目のネクタイアレンジは、ニットと同系色を選びなじませながら挑戦。
脱コンサバをかなえる黒コサージュ

黒ブローチ 7,700円/イリスフォーセブン/ルル・ウィルビー(アルアバイル) オケージョンにも向く、コサージュ風のブローチ。白の羽織りやブラウスもともシックにまとまるモードな黒。