誰しもが持っている色だけに、その選びに「人となり」がダイレクトにあらわれるともいえる黒。黒を使ったスタイルを得意とする海外のファッショニスタをヒントに、個性あふれるクローゼットをシミュレーション!
【1】「シドニー・スウィーニーをお手本に」愛嬌のある黒を

Sydney Sweeney
(シドニー・スウィーニー)

「デコラティブな装飾はコンパクトサイズで」
12才で俳優としてデビューし、ハリウッドでも注目を集めるシドニー・スウィーニー。レトロな柄やキャッチーな素材を服でとり入れるぶん、無造作感のあるヘアに仕上げるのが彼女のルール。
【テーマ】
遊びのきいた甘口な黒
チャーミングな魅力が引き立つシドニー・スウィーニーは、レトロな柄やレース素材など愛らしい見た目のアイテムをふんだんにつめ込み。わかりやすいかわいさは安定感のある黒だからできる冒険。
STYLE TIPS
□愛嬌のある「キャッチーな見た目」が適度なハズしに
□直感的にかわいい柄や素材に惹かれる
□「ふんわりとしたヘア」で抜け感づくり

1.「すそだけ透けるほのかな甘み」 レーススカート 16,500円/ルージュ・ヴィフ アンナ(アバハウスインターナショナル オンラインストア) パンツとのレイヤードにも最適な巻きスカートタイプ。甘くなりがちな黒の透け感も、部分的なら適度な範疇に。
2.「丸みを帯びたエアリーなボリューム感」 ベアトップ 33,000円/venit(ハルミ ショールーム) ビスチェとしてもベーシックなスカートに重ねてデザインボトムにもできるマルチウェイ。
3.「完売・再入荷を繰り返すネームタグ入りのシュシュ」 ビッグシュシュ 8,800円/BELLA 赤のブランドロゴがアクセント。ラフなひとつ結びにつけるだけで特別感のある後ろ姿に。
4.「フリフリじゃないシャーリング」 シャーリングブラウス 36,300円/ロンハーマン デニムにも合う、ぴったりしないドライな質感。大人を保てる、糖度ひかえめなデザイン。
5.「Tシャツ1枚でももつ厚みレザー」 カチューシャ 1,320円/アネモネ(サンポークリエイト) ぷっくりとした厚みとレザーの光沢がリッチな印象をかなえる。ヘアアクセで大人の甘さをとり入れるのもシドニーのテクニックのひとつ。
6.「幼く見えない黒リボン」 レザーリボンヘアゴム 14,740円/Jennifer Ouellette(ZUTTOHOLIC) 子どもっぽく見えがちなヘアゴムもレザーならシックなムードを保てる。ワンポイントになるミニサイズ。
7.「レトロな空気感も主張しすぎず適度に華やか」 フロッキーチェックキャミワンピース 15,950円/レイ ビームス(ビームス公式 オンラインショップ) やや起毛感のあるなつかしいチェック柄。
8.「気どらず使えるまっ黒バッグ」 ラフィアリボンバッグ 12,650円/HELOYSE(ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム) 季節をまたいで楽しめるリゾート感漂う素材。鍵や小物を整理できる内ポケットつき。
9.「スタイルが悪く見えない台形フォルム」 ショートパンツ 28,000円/シーニュ 深めのタックとすその広がりが太ももを細く見せてくれる。大人もトライしやすい短すぎないひざ上丈。

10.「バッグの中の秩序をじゃましないデザイン」 〈右〉コーム 4,180円、〈左〉オー・ジェルム 2,860円/ともにO SKIN & HAIR シドニーのような作り込みすぎないウェービーヘアを作れるスタイリング剤。ポーチにしのばせたくなるアガるルックス。
11.「アクセントにもなるナチュラルな飾り気」 レザー×ラフィアバッグ 17,600円/ケッシュ ル エッセンシャル(The Edit store) レザーとの組み合わせでかごバッグもガーリーなりすぎず、ちょうどよく使えるバランスに。500mLのペットボトルも収納可能。
12.「“いかにも”感のない間隔広めの小花柄」 花柄刺しゅうカーディガン 47,300円/キャバン(キャバン 丸の内店) 細やかな編み地と小ぶりな花柄で上品さをキープ。
13.「脚も長く見えるフレアシルエット」 レースパンツ 26,400円/normment(ショールーム セッション) 繊細なレース模様は透けてもセンシュアルになりすぎない。ウエストゴムで見た目に反してリラクシー。
14.「装飾代わりのレースアップ」 レースアップブーツ 49,500円/ファビオ ルスコーニ(伊勢丹新宿店 本館2階 婦人靴) 9ホールでふくらはぎの手前まで華奢に演出。安定感のある幅太ヒール。
15.「アクセ要らずで首まわりを華やかに」 プリーツえりつきノースリーブブラウス 8,800円/N.O.R.C 広めに設計されたアームホルダーだからベストとしても使える。
16.「ソックスの色次第で見え方を変えられる」 レースバレエシューズ 15,950円/ダイアナ(ダイアナ 銀座本店) ソックスで遊べるほのかな透け。素足に履いても奥行きを感じられる見た目。
17.「ジャケット感覚で品を上乗せ」 ツイード金ボタンベスト 7,920円/ビーミング by ビームス(ビーミング ライフストア by ビームス ららぽーとTOKYO-BAY) コンサバなデザインもノースリならシャープな鋭さを加味できる。金ボタンがエレガントなアクセントに。
18.「ちら見えする足元のひそかな遊び」 リボンソックス 1,540円/靴下屋(タビオ) ミニボトムはもちろん、ワンピースやスカートからのぞかせても目を引く装飾。歩くたびにゆれる細リボン。
NEWS!
【昨年完売!】欠点のない「いいとこどりの白黒Tシャツ」

上質な綿100%の日本製。白はいっそう透けにくく、黒はこれまで以上に存在感高く。どこにでもありそうでどこにもない。シンプルな装いに差がつくこだわりがつまった無地の白黒Tシャツ。「Tシャツを着る日」にちょっとだけ自信が持てる1枚、ぜひお試しを。
【2】「ジジ・ハディットを参考に」カッコいい黒を厳選

Gigi Hadid
(ジジ・ハディッド)

「エッジィな質感でスタイルをメリハリづけ」
メゾンのコレクションに多数出演し、トップモデルとして名高いジジ・ハディッド。シンプルなカジュアルスタイルを格上げする、絶妙なサイジングとスパイスのきいたアイテム選びに長けている。彼女のようなキレのある黒づかいをするために、集めるべきはどんな黒?
【テーマ】
ワンツーでハンサムを貫ける黒
端正なテーラードジャケットや、ストイックなレザー素材など。シンプルなワンツーに辛口ムードが漂うジジ・ハディッドを見習って、デザインは極力シンプルに、重厚な素材にこだわってセレクト。
STYLE TIPS
□緊張感もたらす「タフな質感」を重視
□正統派を保てる「角のあるシルエット」が基本
□「無骨なシルバーアクセ」で細部まで抜かりなく

1.「白T1枚でもさまになるギミックつき」 サスペンダーつきセンタープレスパンツ 8,990円/crie conforto(バロックジャパンリミテッド) 脚のラインを縦に強調する深めのタック入り。細身のサスペンダーが体を華奢に見せる効果も。
2.「きりっとした印象に引き寄せる硬派な黒縁」 眼鏡 52,140円/オリバーピープルズ(ルックスオティカジャパン カスタマーサービス) オーソドックスな形の太めの黒縁で、ジジのように知性を上乗せ。
3.「女っぽく傾かない大人っぽいニュアンスベージュ」 THREE グラムトーンカラーカスタード 04 3,300円/THREE 目元や頬、唇にも使えるマルチバーム。ふわりとしたウォームベージュが、表情に深みを与える。
4.「やわらかくも引き締まるライトムスクとブラックペッパーの香り」 “66” オードパルファム 45mL 12,100円/マグニフ 90年代のニューヨークを彷彿させるスモーキーな香り。スパイシーなジジの魅力を香りでも表現。
5.「ロンTとシャツのいいとこどり」 ポロニットボディースーツ 20,000円/TW きちんと感を得られるえり元に、行儀よく整列したボタンがアクセント。素肌に着てもちくちくせず、過ごしやすいニット素材。
6.「悪目立ちしないひかえめストライプ」 ストライプシャツ 16,500円/ルージュ・ヴィフ アンナ(アバハウスインターナショナル オンラインストア) 好感と個性を両立できる、細めのストライプ。
7.「使いどころの多いレイヤードデザイン」 3WAYレイヤードニット 7,920円/ジャーナル スタンダード レリューム(ジャーナル スタンダード レリューム ルミネ新宿店) 肌ざわりのよい薄手のニットとカットソーのセット。品格のあるなだらかなクルーネック。
8.「ビスチェ的にも使える」 キャミソールトップス 14,300円/アンタイトル 厚手のトップスの上にも重ねられるゆとりあるサイズ感。
9.「無骨になりすぎないライトアウター」 アームギャザーMA-1 16,500円/レイ ビームス(ビームス公式オンラインショップ) 丸みを帯びたドロップショルダー。ナイロンのツヤが表情をキリッと引き締め。

10.「ぴったりもぶかっともしないシルエット」 デニムパンツ 27,500円/アッパーハイツ(ゲストリスト) ゆるやかなワイドストレート。
11.「軽装に重みをおぎなうアクセサリー」 ブラック×シルバーブレスレット 28,600円/CXC(アマン) 手首に映える、存在感のあるシルバー×ブラックレザー。
12.「目立たず目にとまる女性らしさ」 シルバーイヤリング 47,300円/ノーム ラウンド型のイヤリングで顔まわりに女っぽさを加えるのがジジ流。
13.「アクセサリー的に使えるボリューム感」 サンダル 71,500円/キャバン パトリシア ウルキオラ(キャバン 丸の内店) 中綿入りのアッパーではき心地良好。安定感のある厚底タイプ。
14.「おかたくみえないショート丈」 ショートジャケット 14,990円/crie conforto(バロックジャパンリミテッド) そでとすそのカッティング加工がクールな印象をあと押し。
15.「脚線を拾わない厚手スカート」 レザーペンシルスカート 132,000円/Oblada(シンチ) 光沢感のあるレザーが装いをモードに昇華。
16.「ハズさないラウンドバックル」 ベルト 11,000円/ROH SEOUL 似合うボトムも多い、1本あるだけで重宝する黒レザー。カドのとれたシルバーバックルがワンポイントに。
17.「どんな予定にも合う週4バッグ」 バッグ 171,600円/SAGAN Vienna(ショールームリンクス) 持ったときに体をスリムに見せる大きめサイズ。
18.「甲の深い細身フォルム」 ローファー 35,000円/バナナ・リパブリック 甲をすっぽりとおおう広めのアッパーがトラッドな印象を加速。
【3】「使える黒を見極める」ポイントは黒に合う黒
「着回せる黒」を選ぶいちばんの近道は「ワントーンで考える」こと。色の力に頼れないぶん、シルエットや素材感の差、ディテールの完成度がそのまま仕上がりを左右するからこそ「本当に使えるかどうか」が自然と見えてくる。
今回は、さまざまなテイストにもなじむ、1枚で様になる「着回せる黒」を12アイテム厳選。スタイリング実例とともに「これからの黒」の正解をお届け。
行儀よくミニ

➡ジャケットとロングブーツのクラシック感で短め丈の大人化を
ブルゾンからジャケットにするだけで、ONにも対応できる装いに。ロングブーツで肌感もセーブ。
カジュアルに着ないカジュアル

➡タイトなミニを着やすくしてくれる「飾らないメンズライクな黒ブルゾン」
カットソー素材だからよりヘルシーに映る、フィット感のあるミニドレス。素肌で季節に見合った軽さを意識しつつ、足元にはローファーのきちんと感とパンプスの女らしさのいいとこどりした靴を選択。
好感度高くスポーティ

➡ブルゾン以外はハズさずエレガントなシルエットを貫く
ブルゾンの中は極力スリムにまとめて、ボーイッシュというよりハンサムに。まじめなジャケットではなくブルゾンだから適度な親しみが残せる。
洗練されたなつかしさ

➡ブーツに合わせて小物をレトロに振ってもほっこり見えない=黒だから
インナーとして活躍していたシャツが今日の主役。ブーツINで足元にボリュームを出し、パリジェンヌを彷彿させる粋な装いに。
ベーシックから更新

➡見慣れたデニムがリュクスに変わる「微光択の黒デニム」
ジャケットやデニムなど、シーズン問わずに着られる定番アイテムこそリニューアルを。デニムながらモードにも装える、質感の差。ボディラインをシャープに見せる肩が落ちないジャケットや、シンプルだけど箔がつく、やや厚手のTシャツなど、ミニマルだからこそ、キレイに導くポイントを徹底的に追求。
モードなふりして力を抜く

➡長めトップスとして着たワンピ+とろみ素材アウターのスマートなずるぶか感
コートやパンツのやわらかな風合いに、トップスとしてはやや長い丈。どこか適当に見えるバランスが、ロングコートとゆるめパンツの迫力をトーンダウンしてくれる。
意外な黒を日常に

➡春からのブーツに欲しい軽さが得られる「ラバーブーツ」
レジャーや雨の日など、出番が制限されがちなアイテムをあえて普段使い。見慣れない素材がハズしとなって黒がまた新鮮な面持ちへとリフレッシュ。フランスの職人のハンドメイドによるブーツは、エレガントな佇まい。美脚に見せながらレザーより活発な質感が、ワンピース風に着たデザインコートのカジュアルダウンに有効。
透けにゆだねる開放感

➡やわらかく・心地よく・ストレスなく。ちょっと遠くを感じさせるリラクシーな黒
黒1色の中で奥行きを出すには、質感の違いがカギに。重厚な黒に透明感のある風合いを重ねることで、強い発色の輪郭が自然とぼけて奥行きが得られる。シアーなワンピを起点に、ボトムもサテンで息抜き。インナーに着たTシャツはそでを少しまくって肌面積を増やし、重さを引き算。
薄めるために黒を重ねる

➡形も質感も真逆をいく「ワンピどうしのレイヤード」
スレンダーなノースリワンピの鋭さをやわらげるように、シアーなワンピースのベールをふわりと。肌感がおさえられるとともにニュアンスがつき、雰囲気のある人に近づける。
着方で冒険

➡ゆったりワンピのインナーづかいで見慣れないシルエットをメイク
ゆとりのあるワンピの上からタイトなビスチェをON。密着度が高まってデザインのような一体感が誕生。
ワンピにもうひと手間

➡ベアトップを+1するだけでミニマルなワンピがフォーマル仕様に
それだけで成り立つワンピースに、ドレッシーなベアトップをドッキング。すらりとした印象はそのままに部分的な着飾りで目にとまるインパクトを獲得。
わかりやすい見た目で選ぶ

➡ウエストのデザインが引き立つ「ニットベアトップ」
ハリのあるニットでつくるティアードの、贅沢なボリューム感。伸縮性にも優れているからレイヤードしたときにもたつきにくく、ズレにくいのも利点。凹凸のある質感のタイトスカートで、トップスのデザインが浮かないよう微調整。
インテリな黒を貫く

➡トップス合わせでまた広がるスリムなワンピの使いみち
ノースリーブのワンピだから、重ねたときももたつきにくい。カーデのボタンは上までぴっちりとめて、着方もきちんと。
やわらかなマスキュリン

➡シャツの上から「コンシャスなビスチェ」を重ねてレディな着飾りを
パンツながらエレガントにふるまえる、しっとりとしたサテン素材。ストローハットのナチュラルな風合いが正統派な黒の力みをいっそう軽減。
【4】「着回しが終わらない」黒シャツの選び方と活用法
【POINT】 すっきりとオーバーサイズ

□微光沢でハリのある生地
□ヒップまで隠れるメンズサイズ
体が泳ぐ余裕のあるサイズだから、かしこまりすぎずに品のある姿へ導き、着方のアレンジも増幅。どう着てもきりっと見える色と形だから、ヴィヴィッドカラーやデザイン性のあるアイテムなどともシャープにまとまる。白シャツよりも重厚感があるぶん、知的さをともなったモードな表情に。 黒シャツ(メンズ) 30,800円/Graphpaper(グラフペーパー 東京)
“デニムを大人っぽく”

タックINした黒+ベルトでインテリ風
黒シャツは着まわし。ダメージデニムパンツ 8,990円/Gap 眼鏡 42,130円/Ray-Ban(ルックスオティカジャパン カスタマーサービス) ベルト 13,750円/TORY LEATHER(メイデン・カンパニー) バッグ 48,400円/VASIC(ヴァジックジャパン) ローファー 29,700円/ダイアナ(ダイアナ 銀座本店)
好感度高めの首元やえりを生かして、カジュアルなデニムアイテムに品格を付与。脱力感をとりのぞき、ワンランク上のスタイリングにアップデート。ボタンをわずかに開けてVをつくり女っぽさも。
“すっきりとロングアウター”

コンサバティブな淡色ジレをモードに転換
黒シャツは着まわし。ロングジレ 28,600円/アウディーレ パンツ 39,600円/Graphpaper(グラフペーパー 東京) 眼鏡 50,380円/Oliver Peoples(ルックスオティカジャパン カスタマーサービス) スカーフ 16,500円/マニプリ ブレスレット 11,000円/LUV AJ(ZUTTOHOLIC) バッグ 40,700円/リンク シューズ 22,550円/タラントン by ダイアナ(ダイアナ 銀座本店)
全身をおおうアウターは、面積が大きいぶん単調に見えがち。インナーを部分的にのぞかせることでアクセントになり、メリハリづけに成功。
“ミルキーピンクをハンサム化”

美脚なピンクと調和を図るミニマルな短丈風
黒シャツは着まわし。ピンクパンツ 34,100円/ロンハーマン サングラス 39,600円/プロポ(プロポデザイン) ミニバッグ 25,300円/Archivépke ローファー 19,910円/A de Vivre
甘い色を代表するミルキーピンクのアイテムが豊富な今季。きりっとした黒と合わせればクールに転じて、愛嬌のある大人のスタイリングが完成。さらなる脚長効果をねらうべく、シャツのすそを結んで丈をアレンジ。空気を含ませてゆるめに結ぶことでボリュームが生まれ、腰まわりのカバーまでかなう。
“リゾート柄を身近に”

浮かれたエスニック柄を黒でおおって日常化
黒シャツは着まわし。プリントパンツ 35,200円/THE SHINZONE(Shinzone ルミネ新宿店) ピアス 13,200円/LUV AJ(ZUTTOHOLIC) 巾着バッグ 44,000円/VASIC(ヴァジックジャパン) サンダル 31,900円/HENRI EN VARGO(トゥモローランド)
装いのムードを一新できる総柄アイテムは、冷静さを保てるベーシックな黒白を合わせて高揚感を鎮静。街に似合わせた柄でスタイリングの気分転換を。すそを片側だけINしてデザインシャツ風に仕立て、柄パンツの面積を微調整。
“緊張をといてミニボトム”

丈をまぎらわせるオーバーシルエット
黒シャツは着まわし。スエットミニスカート 4,990円/Gap ニットキャミソール 13,200円/OUR WACOAL(ワコールお客様センター) バッグ 18,700円/Archivépke ソックス 3,900円/TW スニーカー 38,500円/YOAK(UTS PR)
シャツのゆとりと、タートルの締まりを利用して、ミニマルなレングスを補うようにシルエットに強弱を。ほっそりした脚線へと促しスタイルアップに貢献。ゆったり羽織ればタイトなシルエットを目くらましできる心強い味方。あどけないミニ丈をハンサムに転換。
センシュアルな抜けをプラス

デコルテをヘルシーに導くアウターとして活用
黒シャツは着まわし。キャミソール 19,800円/ベイジ,(オンワード樫山 お客様相談室) スカート 18,700円/blurhms(ワンダリズム) ピアス 7,480円/BRANCH JEWELLERY(ZUTTOHOLIC) バッグ 19,800円/VASIC(ヴァジックジャパン) サンダル 27,500円/ダニエラアンドジェマ
“シャツ”という絶対的な好感度を頼りに着くずしたりレイヤードしたりすることで、色香のあるスタイリングにもムリなく対応。着くずした肩からのぞく細ストラップが素肌をデコレート。
やさしいグレーの引き締め役

タイトシルエットを維持して立体感を生む肩かけ
黒シャツは着まわし。グレーTシャツ 4,990円/UNFILO スカート 38,500円/HOLIDAY(ホリデイ/フラッグシップサロン オフィス) バッグ 22,000円/バナナ・リパブリック ショートブーツ 24,200円/A de Vivre
やさしい知性をかもせるグレーのワントーン。ともするとぼやけがちな色だから、雰囲気をくずさずアクセントを加えられる少量の黒白が頼りに。リブトップス×タイトスカートのIラインをじゃますることなく、飾り的にシャツをプラス。グレー1色でまとめたもの足りなさを軽減。
それとなくドレスアップ

きちんとまとってオーバーサイズをフォーマル化
黒シャツは着まわし。バルーンスカート 79,200円/ミラ ショーン バイ チカ キサダ(コロネット) カチューシャ 13,860円/Jennifer Ouellette、ネックレス 44,880円/FULL OF GRACE(ともにZUTTOHOLIC) バッグ 29,700円/MARY AL TERNA(トゥモローランド) シューズ 39,600円/PIPPICHIC(ベイジュ)
合わせやすさの一方で、ある意味強さもある黒と白だから。ワントーンでまとめれば日常になじむワンランク上の華やぎを実現。ボタンを全部閉めてすそはIN。
“一足早く涼しいもの”

黒の重みでリネンをリュクスな面持ちへ
黒シャツは着まわし。白リネンパンツ 44,000円/ソブ(フィルム) ロンT 6,600円/BALMYDAY’S(UTS PR) ハット 88,000円/STETSON(ステットソン ジャパン) ストール 29,700円/アソース メレ(アイネックス) バッグ 22,000円/ヴィオラドーロ(ピーチ) スニーカー 11,000円/ムーンスター(ムーンスター カスタマーセンター)
夏に向くリネン素材やレース、かごバッグは、重みを加えて軽快さを抑制。あいまいな気温の今にも落としこめて、豊かな質感をまとわせてくれる。
“品を保ってリラックス”

ラフなスウェットを正すメンズライクなえり
黒シャツは着まわし。白スウェットトップス 10,340円/SeaRoomlynn カーキチノパンツ 22,000円/BARNSTORMER(UTS PR) ストラップ 4,950円、ポーチ(大) 4,400円、ポーチ(小) 3,850円/以上TEMBEA(テンベア トウキョウ) スニーカー 6,380円/コンバース(コンバースインフォメーションセンター)
ルーズな服の心地よさはそのままに、レイヤードするひと手間でやぼったさを回避。細部に丁寧さを宿すことで、行き届いたシンプルへと昇華。スウェットの気だるさをシャツで補整。
“街にとけこむスポーティ”

肩を隠してアメスリのヘルシーさを軽減
黒シャツは着まわし。バイカラータンクトップ 12,000円/TW 白カーゴパンツ 39,600円/ダブルスタンダードクロージング(フィルム) キャップ 4,620円/ニューエラ バックパック 6,490円/Reebok グルカシューズ 83,600円/HEREU(ショールーム セッション)
インパクトを放つスポーティなアイテムは、シックな配色で大人の余裕を持たせてアクティブ手前に装いたい。着方にも趣向を凝らして洗練度をレベルアップ。ななめに横断する“たすきがけ”で、肌だけでなくボディラインもカバー。
(次のページを見る)≫「変わった色は選ばない」 スタイリストたちに選ばれた「これからのベーシック」
