「盗みやすいテクニック」 服も着方もシンプルで「コーディネートが上手くなる」実例集

全ての画像を見る


定番アイテムをもっとオシャレに、新鮮なアイテムを効果的にとり入れたいもの。ボトムを軸にスタイリングを活性化させるべく、海外SNAPからヒントを拝借。



(CONTETNS)
シンプルなモノトーンでも目を引く理由
キレイ色ニットに「向くタイプ」の選び方・合わせ方
+ゆるトップスでドレッシーなスカートを活用
「着方で見違える」ベーシックなトレンチとデニム
柄と色の使い方アイディア



シンプルなモノトーンでも目を引く理由

日々のスタイリングを支える白と黒。なんとなく合わせがちな色も無難に終わらないアイディアをピックアップ。



コントラストをつけて「長いものどうし」

視線を縦に促すワンピースに、コートをはおって縦ラインを強化。明暗差も相まってスタイルアップが望めると同時に、冗長になりがちなマキシ丈のレイヤードがうまく整う。




潔く「全部メンズライク」

「潔く全部メンズ」千鳥格子柄ジャケットにワイドパンツを合わせたクラシカルな装いに、ローファーで品格を上乗せ。すべてモノトーンでまとめたことで、古くさくなりすぎず、都会的な表情に。

千鳥格子柄ジャケットにワイドパンツを合わせたクラシカルな装いに、ローファーで品格を上乗せ。すべてモノトーンでまとめたことで、古くさくなりすぎず、都会的な表情に。




「デコルテを生かして」マニッシュな黒

メンズっぽさの出やすいジャケットセットアップは、肌でこなして女らしさを意識するのがベター。強いイメージになりがちなALLブラックに抜けが生まれるメリットも。




スエット以外はきちんと

ゆったりとした形のトップスは、それ以外、パンツやヘアスタイルも含めてはタイトを意識。無骨なフーディに対し、ショルダーバッグやパンプスと合わせる小物はすべてキレイめを選ぶことで、都会的に。




コートがわりに「ストールをセット

「分厚いニットを着るとき、コートだともたつくことが多いので、同色のボリュームストールで防寒するのも手。首元に巻いてデザインっぽく仕上げると、ベーシックなアイテムだけで個性が出る」(スタイリスト・渡邉さん)




モノトーンに「ミニのギャップ」

冬のミニボトムは、大人のモノトーンスタイルのハズしに最適。適度な肌見せによってロングコートの重みに抜け感が生まれ、自然とスタイルアップが可能に。




コントラストをつけない「深めのさし色」

ドライな渋色ジャケットの小脇にボルドーのバッグを抱えて、シンプルな黒の上下をクラシカルへと誘導。ダークトーンなら色を足しても浮かれることなく、冷静な面持ちに。ネックレスをたらした大胆なデコルテ見せが、色香をあと押し。




ビッグサイズはカドのある正統派が前提

クリーンな白のオーバーサイズジャケットが主役。インナーとボトムをすべて黒でつなぐことで、ジャケットのボリューム感が際立ち、モードな雰囲気が加速。注目したいのは、シャープなVネックの開きと、足元のポインテッドトゥ。上半身と足先に「直線」を意識させることで、全体のシルエットが膨張せず、縦のラインを強調。




ミリタリーをレディに導くルーズサイズ

体を覆うようなビッグサイズのダブルジャケットに、リラックス感のあるワイドパンツ。ともすれば重厚に見えすぎる上下を、さらりと着こなした好サンプル。アクセサリーは控えめにし、四角いフォルムのハンドバッグで端正に引き締め、ダークトーンの着こなしを洗練されたムードに。




計算された「上ボリューム・下ストレート」の黄金比

特徴的なボリュームスリーブのシャツに対し、ボトムに選んだのはハイウエストのフレアパンツ。短めの着丈がウエスト位置を高く見せ、そこから裾に向かって広がるパンツのラインが、脚をどこまでも長く演出。この「上は短くゆったり・下は長く縦に」という明確な対比こそ、スタイルアップを約束するルール。




キレイ色ニットに「向くタイプ」の選び方・合わせ方

キレイな色のニットは、暗くなりがちなこれからの装いに欠かせないアイテムのひとつ。そんなニットだからこそ着回しやすく、コーディネートしやすい一着に出会いたい。そこで「キレイ色ニット」に向くタイプ、そんな色に合わせたい色など、海外のストリートからカラーニットの着こなしが光る実例を選抜。



短い丈のぶかぶかニットでスカートをドレスダウン

旬の短め丈は、長さがないぶん「ゆるい」というよりも「ぶかぶか」くらいのシルエットに向くタイプ。着回しやすい色はくすみがかった色味。中でもグレーに近いようなブルーは万能。ざっくり編みのオーバーニット&ボリュームブーツを合わせ、チュールスカートの特別感と甘さを軽減。




ピンクは「淡く・ベーシック」なタイプを

コートにパンツ、インナーまでニット。全部ルーズなのにのっぺり見えない秘訣は、やさしいピンクが効いているから。ほどよい華やかさに視線が上がり、女性らしさも手伝ってだらしなさとは無縁。ミニバッグもメリハリづけに一役。




ゆるいニットに対してかたいインナー

ニットからのぞかせたレザーシャツが、膨張しがちなベージュトーンの締め役に効果的。+パイソン柄ブーツなどエッジの効いた茶系のアクセントで、ほわほわしたニットにメリハリが。




「ゆるくて地厚でローゲージ」の原色

ニットのソフトな素材感は目の覚めるような原色を取り入れるにも好都合。赤いニットが存在感を放つデニムルックに、カラーバッグなどで色を足すのも見違えの一手。一歩まちがうと昔っぽくなる赤ニットは、明るい色を加えるとモダンな見た目に。




原色系の強い色には「キャメル」を起用

強さのある原色のニットを着るときに合わせたいのがキャメル。たとえばイエロー+黒ボトムだと、コントラストが強くて難しく見えがち。そんなときも、イエローに近いトーンの近い、キャメルを合わせたこの着こなしは、上下の色がいいぐあいになじんで、大人っぽい雰囲気に。




+ゆるトップスでドレッシーなスカートを活用

街で着るにはややゴージャスなスカートは、息抜きトップスでドレスダウン。派手さを突飛に見せず、ほどよく華のあるカジュアルへと着地。



ドライなニットが陽気に躍動

ざっくりとした粗めのニットを盛り上げる、エアリーな白スカート。ニットをヒップまでかぶせて広がりをおさえつつ、リゾートムードを満喫。オレンジのサンダルもカンフル剤に。




ポップなTシャツの遊び心

優美な形のスカートに、カラフルな刺しゅうTシャツでちゃめっ気をプラス。フレアな黒というだけで高級感を押し上げてくれるから、スカート以外はとことんラフでも成立。




チュールで迫力と抜けを両得

ミリタリージャケットの強さを和らげる、ふんわりとはかなげなチュール。ボリューミィなのに軽い見た目で、ラグジュアリーには傾かないから親しみやすい華やかさに。




単純な白シャツはゴールドで格上げ

きらびやかなメタリックゴールドが、シンプルな白シャツを一瞬でドレスアップ。肌なじみのよい黄みを生かし、シャツからウエストをのぞかせることで、上下を自然に橋渡し。




「着方で見違える」ベーシックなトレンチとデニム

ごくふつうの色や形なのに目を奪われる理由は着こなし・小物づかい・サイジングに隠れている。定番の可能性を再確認できる、海外ストリートで見つけたオシャレな人たちの小技をピックアップ。



ショルダーバッグをななめにかけてカジュアルに誘導

コートの上からあえてラフにバッグを重ねることで、視線が上がり、コーディネート全体に立体感とリズムが。このひと手間が、王道のトレンチ+デニムに、気取らない「抜け感」をプラス。足元をスニーカーで外せば、さらに都会的でアクティブなムードに。




ボタンはとめず共布ベルトでガウン風に

マスキュリンなムードが魅力のトレンチコートを、あえて女っぽく着こなすなら。前ボタンはすべて開けたまま、付属のベルトだけをウエストできゅっと結んでみて。ガウンを羽織るようなラフな所作が、コートの硬さを和らげ、こなれたムードを引き寄せる。




ライトな黒ジャケットがインナーがわり

ベージュのトレンチから覗くシャープな黒の襟が、全体の印象をぴりっと引き締め。トレンチもジャケットもあえて前を開けてラフに羽織ることで、それぞれの襟元が美しい層になり、奥行きのある知的なムードを演出。ベージュのトレンチ、シャープな黒ジャケット、そしてクリーンな白のトップス。かしこまった印象になりすぎないよう、ワイドデニムで力を抜く。この絶妙なバランス感覚こそ、参考にしたいポイント。




目を引く色と柄→あえて主張の強いものと一緒に

1点だけだと浮いてしまうこともある色・柄アイテムは、思いきって強いものどうしをMIX。むしろインパクトが分散されて、自然な着映えがかなう。



黒を多めに」トリコロール

黒とブルーをレイヤードしたドラマチックなスカートが、ボーダーニットとパンプスの間をとり持つ存在に。黒が入ることで、インパクトを放つ発色のいい組み合わせも現実的。




柄よりもきわ立つ大胆な深V

あたたかみのあるグレー×ブラウンに、意表をつくVネックでシャープさを加算。ニットをずるっとすべらせた気だるいムードの中にも、堂々とした強さを宿す印象的な立ち姿に。




ストライプに負けないパワショル

柄が目立つということ以上に、トータルのカッコよさが勝ってしまう、両者の潔いデザイン性。クロップト丈トップス+ハイウエストの脚長な黄金比を、さらに助長する視覚効果にも期待。




目新しいグリーン+ピンク

暗いグリーンに明るいピンク。なじませにくい反対色だけど、明度に差をつけることでうっとうしく感じず、おのずと立体感が誕生。ミニマルなIラインをアクティブに転換。