不朽の名作として愛され続けるコンバースの定番モデル「ALL STAR」が約25年ぶりにリニューアル。なじみのあるミニマルなシルエットはそのままに、はき心地が向上。「コンバース愛用歴は20年以上」と語る、編集長Kがその魅力について語ります。
どう変わった？
「はくことで実感できる、さりげないけど差のつく違い」
「もともとヒールが好きだった学生時代、当時唯一はいていたスニーカーがALL STAR。スリムなシルエットだからスニーカーといえどカジュアルになりすぎず、いい意味でひかえめ。ハイカット＆ローカットに限らず足首もすっきりと見えるから、ボトムを選ばずにはけるのもつい手にとってしまう理由の一つです。」
「すっかりスニーカー派になった今でも変わらず買い足したり買い替えたりを繰り返し、今のスタメンだけでも8足以上。写真の使用感が物語っているほど(笑)週に5日くらいではいています。とくに生活する中でボトムのすそが上がってもソックスが見えづらいハイカットが好み。そんな私にとって欠かせない存在のALL STARが約25年ぶりにリニューアルしたとのことで、どこが変わったのか、詳しく解説していけたらと思います。」
見た目の大きな変更点はなし。しかし足を入れた瞬間、そして一日を過ごすことで変化を体感。
RENEWAL POINT ①
「歩きやすさに違いを実感」
「今回のアップデートによりとくに違いを一番感じたのは足を入れたときの感覚の変化。新たなラスト(型)を採用したことで甲まわりにわずかにゆとりができ、ぱっと見の大きな変更はないものの、フィット感が強まりました。」
「これまで、ALL STARはジャストよりも1サイズ上げてはくというのが割とALL STAR好きの間では定説とされていたのですが、その必要はなし。そしてかかと部分に少しだけ高さが出るよう、傾斜をつけた新しいアウトソール。ラバーの屈曲性も強化されたため、歩いたりしゃがんだりの動作がしやすく、これまで以上にノンストレスで快適にはけるように。」
RENEWAL POINT ②
「クッション性が上がってより疲れにくく」
「傾斜をつけたアウトソールのヒール部分には、通気性とクッション性をアップさせるウレタンフォームを内蔵。インソールも同じくウレタンフォームの素材へと変更され、厚みはひかえめながら足へのダメージをおさえて長時間歩いても疲れにくい設計にチェンジ。」
RENEWAL POINT ③
「まっ白ではない色みに変更」
「今回のリニューアルで、つま先やサイドのラバー部分と付属のシューレースが真っ白からほんの少しだけ落ち着いたトーンにシフト。それによりややヴィンテージライクな風格が。服との相性がよくなったと感じました。」
「清潔感は保ちつつ、より落ち着いた雰囲気に寄せられるので、黒のジャケットなど少しキレイめな恰好にもなじみやすく、チノパンなどカジュアルな恰好をしたときにも大人っぽい印象に見えて、個人的にはうれしかったポイントです。」
スマートで使い勝手のいいデザインの魅力はそのままに、機能面でのパワーアップを果たした新生ALL STAR。価格は従来モデルとほぼ変更なしの6,490円。ぜひ、その違いを体感してみてください。