LEVEL02「黒・白・ベージュだけで変わる」
続いて、おなじみの定番色を今っぽく落とし込む方法をピックアップ。落ち着いた配色ながらなんだか新鮮味がある、これらのスタイリングのポイントとは?
1 「立体感のある黒を重ねづかい」
ストールのやわらかい質感・ニットのリブ編み・レザーパンツの光沢と、表情の異なる黒をいくつもレイヤード。黒が重たく見えずむしろリズミカルに仕上がっている。(出口さん)
2 「辛口な黒に1つだけ甘い黒」
無機質なALLブラックの中から、ドラマチックなチュールがのぞく意外なバランスがかわいいと思いました。異素材のちら見せで、究極のベーシック色が一気に目新しく。(樋口さん)
3 「全体を締める黒ソックスの妙」
白スニーカーに白い靴下だと、足元が浮いて見える恐れも。黒を選ぶことでスニーカーを強調できるし、なにより足首が締まって見えるところが魅力的。(渡邉さん)
4 「首元のさし色であか抜ける」
小さく白をさすことで、のっぺり見えやすい上下黒の完成度が上がる。首元に何かを重ねるテクニックは、簡単なのに凝っているように見えるのでオススメです。(高木さん)
5 「トーンを薄めた黒を使う」
全身黒をまとうことに抵抗がある人も、グレイッシュなデニムやギンガムチェックなど、「いかにも黒」じゃないアイテムを選べばかたく見えづらい。(岩田さん)
6 「小さな黒で品よく引き締め」
〈右〉ベージュが軸の装いなら、サークルハンドルのバッグやメッシュパンプスと、トレンド小物を飾ってもきちんと見える。(出口さん)
〈左〉黒いインナーで締めてもよさそう。(渡邉さん)
7 「白を加えて抜けを出す」
ゆるいジャケットとワイドパンツだけだと抜けのない印象。白シャツを足すと、ぼやけずメリハリが生まれる。シャツの下に黒タートルを仕込んだところも見事。(高木さん)
8 「靴を黒から白へとシフト」
「とりあえず」で黒い靴を合わせがちですが、白に変えるだけでグッと今っぽく。黒タイツとのコントラストも新しい!ラフな格好に合わせれば気負わず試せそう。(渡邉さん)
9 「ベージュをマニッシュに着る」
〈右〉ベージュのワントーンも、トレンチコートやセンタープレスパンツを選べばスマート。(岩田さん)
〈左〉前をきつくしばってワンピ風に着るとハンサムな仕上がり。(樋口さん)
10 「 脱・コンバースでエフォートレス」
コンバースを合わせがちなところ、レザーサンダルなどリラックス感のあるシューズに変更。ボーダーにそなわる昔っぽいカジュアル感をおさえたところが新鮮。(出口さん)
11 「甘い服をクールなツートーンで」
こういう甘いデザインも黒だったら悪目立ちすることなくとり入れやすい。ハイウエストの白デニムを合わせ、黒の面積をなるべく小さくしたところも参考になる。(岩田さん)
12 「ふんわりな白に黒をさす」
ふわっとした白ワンピに重厚感のある黒のブーツを合わせ、ハズしを効かせたところが気に入りました。重い黒をさしたらAラインのワンピも甘くなりすぎない。(高木さん)