スタイリストが好きな「今、旬な着こなし」|買い足すべき「ベーシック服」と「新鋭小物」は?

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石関さん:ドレス的なスカートは増えてるよね。足元をスニーカーとかでカジュアルダウンするとデイリーに着れそう。あと、この春は変型トレンチにも目がとまる。少しデザインが効いてるものは[7]みたいに中はシンプルでもはおるだけでさまになる。

[7]「無難じゃないトレンチ」



エッジィな変型シルエットは、トレンチコートなど定番アイテムでとり入れると気張って見えない。ベージュ系でまとめ、さらに心地よく。

樋口さん:大げさなサイズ感も今の特徴ですよね。ビッグシルエットのシャツは個人的にすごく好き。[8]のように薄いカーキとか、淡い色と合わせると、女らしさが増すのでよりかわいく見える。

[8]「ゆったりとしたワンツー」



とろみのあるブラウス×ハリのあるパンツの「真逆の素材感」がルーズなフォルムのメリハリづけに作用。パンツと似た色のインナーを投入しIラインも意識。

高木さん:私は、薄手のジャケットをウエストINして、開襟シャツっぽく着た[9]が新鮮で気になります。今年は実際ジャケットでも薄手のものが多いので、私も試してみたいです。

[9]「ジャケットをシャツのように」



ジャケットをウエストINした斬新なスタイル。カジュアルなデニムがあるだけで、リアリティある表情に着地。黒小物で、ひとクセある着方をトーンダウン。

高木さん:それと柄も今季は見のがせません。定番の白T&デニムに合わせたく、[10]のようにあせた色の花柄でヴィンテージライクなムードに仕上げたいな。パワショルジャケットでさりげなくエッジもプラスしてて好み。

[10]「構築的な花柄」



ガーリーに傾きがちな小花柄は、ジャケットで大人顔に引き寄せ。白の先細パンプスのおかげで、カジュアルな組み合わせにスマートさも維持。

岩田さん:確かに地味な色がベースなら、ベーシックなアイテムとも相性がよく、使い勝手がいい。[11]のトレンドのマルチカラーストライプも、ベージュの地にオレンジをMIXしているので浮かれすぎず落ち着いて見えます。それでも柄に少し抵抗がある人は、ワンピースやロング丈トップスの下からのぞかせて、小さなアクセント役で使ってみるのが簡単でいいと思うな。

[11]「旬柄でスタイルよく」



ストライプの強気な上下の組み合わせに白の足元で抜けづくり。迫力が出る縦縞には、小ぶりなバッグでかわいげも投入。

出口さん:ストライプはIラインを強調でき、スタイルアップがのぞめるので着て得する服ですね。もう1つ見のがせなかったのが、[12]のようなレトロ感のある小物。べっ甲とかウッドのなつかしさのあるデザインがたくさん出ています。バレッタもシンプルでかっちりしたものなら幼く見えず、手早く新鮮味を出せるのでトライしてみたいです。

[12]「なつかしさは顔まわりでIN」



海外のストリートでは、秋冬から引き続きバレッタに視線集中。マットな質感や定番色の、モダンなデザインなら、マニッシュな白と黒のスタイリングにも好相性。