シューズ&バッグ最旬ニュース|2020年春夏ランウェイから学ぶ傾向と対策

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「背中で魅せるバッグ」の登場

多くのショーで視線を集めたのが、後ろ姿のアクセントとしてバッグをとり入れたルック。〈BOTTEGA VENETA〉味わい深いマスタードのバッグを、黒いドレスのさし色に。丸みを帯びたモダンなフォルムが、さらりと着こなしたドレスをアップデート。〈TOD’S〉前ではなく後ろにショルダーバッグをななめがけにした、トッズのスタイリング。アクセやメイクで飾れる正面とは違い、寂しくなりがちなバックスタイルにも花を添えられる。水色とブラウンの配色もエレガント。〈HERMES〉スクエアのバッグを採用し、ワンピと小物のWホワイトにシャープさを演出。ふつうにななめがけするとガーリーな印象に仕上がるところ、後ろに持ってきたことでハンサムに変貌。ひもをやや長めに、ヒップラインを隠すテクは新鮮かつスタイルUPに有効。

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ナチュラル素材はかっちりした形一択

天然素材を用いたバッグの中で、とくにマークすべきは知的さを装えるかためのフォルム。夏のかごバッグにありがちな浮かれた感が和らぐおかげで、寒い時期からとり入れてもちぐはぐに見えない。〈VALENTINO〉レザー見えする黒ならいっそう試しやすい。ナチュラルな風合いが、黒を基調とした装いにメリハリを。〈GIVENCHY〉05の上段・右で紹介したクラッチの素材違い。気品を保てるクラッチを味方に、ベージュとのグラデを堪能。〈FENDI〉小ぶりのサイズ、持ち手のレザー、ゴールドの金具と三拍子そろったら、気楽な素材もエレガントな仕上がりに。あたたかみのあるアウターやタイツともお似合い。〈Salvatore Ferragamo〉形はまじめ、色と素材に遊び心が光る。〈CELINE〉ラタンとレザーを掛け合わせたデザインなら、ハンサムなスーツとも相愛。

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目を引く足元はソックスが要

趣向を凝らした靴下づかいも目立った今シーズン。〈Salvatore Ferragamo〉[右]靴下とサンダルを茶系でそろえ、シャツワンピのボリューム感に負けない重みを足元にも。[左]グラデの隙間から、ちらりと白をのぞかせるテクは必見。リブ編みの靴下には、パンプスの糖度をおさえる役目も。〈MaxMara〉パンプスと靴下の色をリンクさせるアレンジを、ハイソックスで試して気分をチェンジ。〈FENDI〉ノスタルジックな花柄のガウンとマスタード色サンダルのつなぎ役に、シアーなソックスを抜擢。一気にモダン&ドレッシーに。〈A.P.C.〉デニムスカートに、フリルブラウスとストラップシューズを合わせたレディな格好。くしゅくしゅとたるませた靴下とキャップをハズし役に、カジュアルに転換を。