欠かせないブーツは最短ルートで理想の1足に出会いたい。惹かれる「色」、服に好都合な「形」、やぼったく見えないヒールやソールの「幅」。3つの基準をパスした精鋭が集結。 ※( )内の数字はヒールの高さで、単位はcmです。
(CONTENS)
①ラグジュアリーブランドの新作リスト
②「靴の今」 トレンドは?
②どこまでも履き回せる「スーパー美脚」ショートブーツ
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ラグジュアリーブランドの新作リスト
自信をくれる唯一無二のデザイン、フレキシブルに活躍する実用性。見た目も気持ちも満たされるクラスブランドの新作シューズ。特に注目はブーツ。高めのヒールでも脚を安定させる太めのデザイン、形はスリムに。今年だけで終わらない、長く付き合える上質かつシンプルな1足をお届け。 ※( )内の数字はヒールの高さで、単位はcmです(編集部調べ)。
SAINT LAURENT

モダン×クラシックの融合でベーシックを進化
洗練されたシルエットが人気を博す、サンローランのハイヒールブーツに新デザインが登場。チャンキーなソールやヒールのエッジィな表情により、ブランドらしい「二面性」がある、気品と個性を両立した仕上がり。

1.ブーティ(8) 286,000円 サンローランの彫刻入りリングをあしらった、バックアンクルストラップがアクセントに。ブロックヒールの安定感で、脚が疲れにくい。

2.プラットフォームブーティ(10.5) 341,000円 存在感のあるプラットフォームソールが特徴。きめ細かいスエードがクラス感を引き上げ。内側にあしらったジッパーで着脱が簡単。/ともにサンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ(サンローラン クライアントサービス)
CELINE

どこへでも行けるエフォートレスなデザイン
フォーマルとデイリーを行き来する、現代女性に寄りそうエフォートレスな靴が多彩にラインアップ。ジェンダーフリーなテイストMIXや、歩きやすさを考慮した形など、制限のない自由な空気感はどんなスタイルにもハマるはず。

1.ハイブーツ(3) 247,500円 しなやかなカーフスキンのきゅうくつ感のないロング丈。バックルデザインがクラシカルさを表現。

2.レースアップシューズ(4.5) 159,500円 がっしりとした厚底ソールで、カジュアルに使えるトラッドシューズに。

3.スリングバック(6.5) 154,000円 つま先にエンボス加工でほどこした、ブランドのアイコン「トリオンフ」ロゴがひかえめな飾りに。(すべて予定価格)/以上セリーヌ(セリーヌ ジャパン)
MIU MIU

服が引き立つ研ぎ澄まされたシルエット
シンプルながら力強さを感じる、スレンダーなフォルムで足元からキレイを底上げ。「女性らしさ」を深く考察した今季のコレクションらしいムダのない曲線美は、しなやかなだけじゃないタフな女性像を演出。

1.バレリーナシューズ(0.5) 151,800円 ボトムの形を問わないアーモンドトゥ。やわらかなナッパレザーで足どり軽やかに。

2.ブーツ(6.5) 341,000円 今季注目を集める、ロング丈のストレッチブーツ。大ぶりなベルトにより、さらに脚を華奢見せできる。

3.シューズ(2) 181,500円 静かな存在感を放つ、ソリッドなデザイン。そぎ落とされた黒は、いつの時代も1足あると助かる。/以上ミュウミュウ(ミュウミュウ クライアントサービス)
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靴の「トレンド」は?
2025AWコレクションから足元の最新事情をピックアップ。リーンなシルエットの再燃、淑女スタイルの復活etc. 新傾向は「クラシックに回帰」。
パンプスは「ソックス&タイツとセット化」

今シーズンの傾向を語るのに見のがせないのが「レッグウエア」。タイツやハイソックスをパンプスに合わせた、肌を隠す淑女なスカートスタイルに、大人の奥ゆかしさを感じる。
あらゆる靴が「つっかけに変貌」

パンプスやローファーのかかと部分をなくしたような、品のいいつっかけシューズがリリースラッシュ。夏と秋の間が長い近ごろは、サンダルを更新する感覚でとり入れてみて。
「チャンキーヒール」で甘口モード

歩きやすさとスタイルアップを両立した、チャンキーヒールが再び新勢力として浮上。ヒールに限らず、靴底に厚みがあるプラットフォームソールも同様に増加中。
個性は「つま先」で求める

キレ味を加えるワイドなスクエアトゥ。やわらかさをもたらすラウンドトゥ。今季多い2タイプの「つま先の形」が、スタイリングのバランスを図るキーポイントに。
ロングブーツは「細く長く」

タイツのように脚にフィットする、ロング&ニーハイブーツがさまざまなブランドでお目見え。ひざあたりのハンパなスカート丈が増えたのも、ブーツがスリム化した要因のひとつ。
「紳士な足元」が台頭

スニーカー熱が冷めない中、ランウェイではレースアップやオペラシューズなど紳士な足元が続々と登場。デニムを正すときも、スカートを適度にくずしたいときも役割を変えて活躍。
「ツヤ感」で華やぎを添える

光沢のあるレザーやベロアなど、ツヤめく素材が服に限らず小物にまで浸透。ベーシックカラーを選んでも地味に見えない、「主張をおさえたアクセント」が今につながるカギに。