かわりの利かない色だから、季節に応じた更新が必要。今ある黒をもう一度整理しながら、さらに新しい黒に目を向けて、可能性をもっと広げたい。何ができる? どこまでいける? 組み合わせ次第で飽きのこない、「黒好き」であるがゆえの究極のプラン。
SCENE:
効果が上がる組み合わせ
「気分に沿って分類する」
ジャンル分けした黒を、気分に合わせて配置するようにスタイリング。「甘い色を着たい」「ムードを高めたい」など、7つの気分を黒が満たす。
DAY 1
「ピンクを知的に着たいから」
むしろ「かわいい以外」に振りたいピンクには、端正で知的な黒が最適。配色のコントラストはもちろん、テイストも相反する2つをぶつけるからこそ、互いの持ち味を存分に引き出して印象的。
オーバーサイズのラフな肩がけでスタイルに余裕が生まれる
ジャケット 59,000円+税/ENFOLD ノースリーブブラウス 39,000円+税、パンツ 44,000円+税/ともにrobelite & CO.(アイクエスト ショールーム) どちらかといえば「甘めコンサバ」なベージュがかったピンクのセットアップが、黒ジャケットをはおることで一気に知的でハンサムに変わる。ワントーンでまとめない、あえて今のトレンドを裏切る配色で鮮度もアップ。
DAY 2
「ヴィンテージみたいな趣が欲しい」
レトロな柄やコクのある色みでなくても、ロマンティックな黒なら「ヴィンテージライク」は簡単。黒ならではの色の強さと迫力で、ディテールが前面に出るから。
ノスタルジックが加速するあせたデニムの即効性
フリルブラウス 9,000円+税/Ungrid レースアップブーツ 40,000円+税/REGAL(リーガル コーポレーション) デニムパンツ 13,000円+税/ファイブ アンド ハーフ(スピック&スパン ルミネ新宿店) 眼鏡 23,000円+税/LAVID フリルブラウスだけでも、ブーツだけでも、1つだとやや力不足。れっきとした「ヴィンテージライク」に見えるのは、異なる趣の黒を2つ組み合わせたから。古着のようなデニムが、さらになつかしさをあと押し。
DAY 3
「べーシックに回帰する」
「やっぱりベーシックがいい」。そう思う理由やタイミングはそれぞれだけど、シンプルな黒とトレンチコートのコンビネーションは、きっと誰にとっても永遠のベーシック。
迷ったときにたどりつく「黒の軸と正統派トレンチ」
パンプス 37,000円+税/KATIM トレンカパンツ 11,000円+税/イウエン マトフ(ユナイテッドアローズ 青山 ウィメンズストア) タンクトップ 9,000円+税/ユナイテッドアローズ(ユナイテッドアローズ 青山 ウィメンズストア) 共布ベルトつきトレンチコート 18,500円+税/N.O.R.C by the line(N.O.R.C) リブのタンクトップとトレンカをオールインワンのようにつなげた、リラクシーなALLブラック。そぎ落とされた黒の軸に正統派トレンチをはおった究極のベーシックは、「何を着ていいかわからない」ときに頼りたい、まちがいのない組み合わせ。