吟味に吟味を重ねた「納得のいくベーシック」にはそれだけで自分を満たしてくれるだけでなく、さまざまな着方を発掘したり新たな1着を引き寄せたりと「スタイルの可能性」を引き出すきっかけも与えてくれる。最小限のアイテムから楽しみが無限に広がっていく、ワードローブ計画。
「手数が増える・新たな軸選び」
いつも着ている服の見直し、新定番として迎えたいもの。そんな基準で選ばれた「3つの意味」で回っていくアイテム。まずはその長所を生かした実例からスタート。
夏の装いを締める適度な緊張感
「首元高めのノースリ黒ニット」
1枚でもインナーづかいにも最適な黒のノースリ。首をつめることで、肌感を微調整。ぴったりしすぎないハイゲージなら、コンパクトなシルエットのハードルも下がる。
1. CONSERVATIVE
「チノパンなのにエレガント」
寡黙な配色&すらりとしたシルエットでまじめを貫く
黒ニット 16,000円+税/BATONER アイボリーパンツ 23,000円+税/LENO(グッドスタンディング) 眼鏡 38,000円+税/EYEVAN 7285(アイヴァン 7285 トウキョウ) ベルト 9,000円+税/ダブルスタンダードクロージング(フィルム) 時計 19,000円+税/ダニエル ウェリントン(ダニエル ウェリントン カスタマーセンター) バッグに入れたストール 79,000円+税/ATON(ATON AOYAMA) バッグ 12,000円+税/CAST:(キャスト:渋谷店) ミュール 8,980円+税/MOUSSY(バロックジャパンリミテッド)
2. WITH BIG SHIRT
「少量の黒でやぼったさを回避」
ノースリーブだからうまくいく。もたつきしらずなインナーづかい
黒ニットは着まわし。ストライプシャツチュニック 32,000円+税/ENFOLD 黒スキニーパンツ 23,000円+税/ダブルスタンダードクロージング(フィルム) ビッグフォルムのシャツにシャープな黒をさして切れ味よく。ボタンを多めにはずしたくずした着方でも、肌を隠しているからだらしなさは皆無。シャツのストライプ柄&スレンダーな黒でつなぐボトム選びで縦長感が増して、スタイルアップも望める。