できることなら、最小・最短・最速で。今よりちょっと上を望めるアイディアがあるといい。とはいえ、そんな少しの変化に要する新しさは、これまでのワードローブに沿った「ほどよさ」を求めたいところ。そこで考案した「シンプル好きに向けた、シンプルが変わるシンプルなプラン」。なかでも厳選された方法をプレゼンテーション。
食い違ってむしろいい
理想を握る「○○なのに」
かわいいけれど甘すぎない、大胆だけれど品があるなど。「どっちつかず」は言いかえれば「どっちもいける」。イメージが1つに収まらないぶん、振り幅が大きく、着こなしパターンの探りがいがあるから、食い違っていい。そのほうが、むしろ理想的。
Browny Dot Shirt
「ドットなのにポップじゃない」
ツヤのある開襟タイプのドットシャツは、かわいくもあり、メンズライクでもあり。イメージがあいまいになることで、新鮮味と着こなしやすさの両方が手に入る。
シャツ 14,000円+税/サンフランシスコ(HOLLYWOOD RANCH MARKET) イージーパンツ 12,000円+税/N.O.R.C コクのあるブラウンでまとめて切れ味よく。ドット以外は、ハンサムかつシンプルに。適当なタックINも甘さを抑制するファクターに。
See-through Blouse
「透けているのに品がある」
透けてもセクシーとはちょっと違う。上品でヘルシーな肌見せは大人にとって最大のテーマ。答えは意外と簡単で、品のいいディテールとまろやかな色みにあり。
シアーブラウス 27,000円+税/ロエフ(フレームワーク ルミネ新宿店) 中に着たキャミソール 5,900円+税/SeaRoomlynn パンツ 20,000円+税/カレンソロジー(カレンソロジー 新宿) どう着ても上品なボウタイつきハイネックブラウスは、マットで透け感もナチュラル。モノトーンのストイックな配色もポイント。