CAST 7
RED LIP
「赤リップに赤トップスを」
ウィノナ・ライダーのベーシックでこびないファッションが色あせない、90年代青春映画の決定版『リアリティ・バイツ』。唇のこっくりとした赤とタンクトップのカジュアルな赤、ニュアンスの違う赤どうしを楽しむのも手。
CAST 8
KNIT
a.「カーディガンのボタンはあえてきっちりとめる」
世代を超えて愛される『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。主人公の母・ロレイン(リー・トンプソン)の若かりしころのニットスタイルに注目を。ボタンをすべてとめて正統派にまとめることで、なつかしいカラーカーディガンの可能性が広がる。
b.「レイヤードでクラシカルに整える」
デパート店員のテレーズ(ルーニー・マーラ)と上流階級夫人の運命の愛を描いた『キャロル』。二人が出会うシーンで、テレーズはタートルニットとネイビーのジャンパースカートをレイヤード。レトロモダンな印象の強化に成功。
c.「クリーンな白でつくる海っぽいリラックス感」
ジャクリーン・ビセットが主人公を演じる『ハイ・シーズン』。やぼったくなりがちなケーブルニットを、パキッとした白パンツとキャンバスシューズであか抜けさせた主人公・キャサリン。シンプルで上質なスタイルはマネしたい。
d.「カラーニットの力を抜くラフな白」
生粋のパリジェンヌ、カトリーヌ・ドヌーブの、品のあるフレンチカジュアル。1983年公開の『Le Bon Plaisir』で披露した、鮮やかなブルーニット×ホワイトデニムのエスプリ香るさわやかな組み合わせは、ほかのカラーニットにも応用できるはず。