今季の主役「流れのいい服」でコーディネートのレベルアップを着まわし形式でお届けしていく短期連載企画。ここでは【01】「ムダなく回るワードローブ」で紹介したアイテムで作る新たなベーシックの方向性を提案します。
「流れのいい服とは?」
やわらかく着心地も品もいい質感。横に広がらず縦に流れるようなフォルムが特徴。
【STYLING TIPS②】
全部「流れを生む服」で組み合わせ
縦に落ちるフォルム、しなやかな素材、あいまいな色み…柔和なイメージのアイテムだけでコーディネート。一見難しそうな上下ゆるめな組み合わせも、縦落ちするシルエットとやさしい質感で品よくキレイに落ち着く。
【A】
「ALL黒なのに重くない」
たおやかなフォルムや、ツヤめくテクスチャーによって重いとされていた黒が涼しげな印象に。強さもほどよくそがれて、親しみやすさもねらえる。
セットアップ風の装いでも
力まずまとえるフォルムの微差
躍動感のあるシルエットにより、1色だけでもマンネリせず、華やぎも加算。ヌーディな足元で黒にさらなる抜けを、アクセントにした眼鏡でわずかな知性を飾り、黒本来のきちんと感はしっかりキープ。
【B】
「異なる流れを持つ白を」
ゆったりとした白でも異なるデザインや風合いを利用したレイヤードなら、コントラストをつくることが可能。重ねたほうがスリムに見える、新・スタイルアップ術。
色もシルエットもそのまま、
質感の違いでリフレッシュ
ほのかな光沢を持つクルーネックのサテンワンピに、厚みのあるVネックのリネンベストをプラス。重ねると実感する素材とネックの差でリズムをつけ、白でもスマートなたたずまいを実現。
【C】
「暗色だけでも軽さが出せる」
黒同様、ゆるい形だけだと特に重さが気になるダークカラーのコンビネーション。光沢や肌感でつける、ニュアンスやコントラストが攻略のカギ。
手堅い色の範囲内なら
広がる形も気品を保てる
深いカーキにチャコールグレーのスカートを重ねた濃厚な配色。光を受けると明るく見える質感と胸元に映えるデコルテが、色の重みを払拭。ネックのVラインがワイドフォルムのボリュームを軽減。
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