1枚でもサマになる「デザイン性のあるもの」を選べば、特別な日のドレスアップにも対応。コートを羽織っても着膨れせず、脱いだ瞬間にはっとするような女らしさが香るワンピースをセレクト。
「ニットだからいい」デザインワンピース
アシンメトリーなカッティングや、ヴィヴィッドカラー。 攻めたデザインこそニット素材でとり入れるのが正解。シャツやサテンのような「ハリのある素材」だと強くなりすぎてしまうディテールも、ニット特有の落ち感と柔らかな風合いが、その角をとり適度な愛嬌に変えてくれる。
不揃いなすそが美しくなびくソフトな素材感

大胆な前後差を効かせたインパクトのある1枚。高めの腰位置でシルエットの切り替えもあり、着るだけでスタイルUP効果も。カットソーライクなぴったりとしたロングスリーブとボリューミィなすそのコントラストによって、シルエットに緩急が誕生。
2通りの着方を楽しめるウエスト部分の1つボタン

ニットワンピース 14,993円/NAVYNAVY まろやかなニットが澄んだ青のインパクトを緩和。ウエストのボタンを留めればメリハリのあるXライン、はずせばリラクシーなボックスシルエットに変化。その日の気分で緊張感を調整できる、賢い2通りの着方を実装。
手元のアクセントになる立体的なフリルのそで口

ニットワンピース 16,940円/GALLEST(ワールド プレスインフォメーション) 複数のシルバーボタンつきでエッジをプラス。視線を集める「袖口」のボリューム感。あえてアクセサリーをつけずに楽しみたくなる立体的なフリルが、仕草まで優雅に見せる。
スタイリングの幅が広がるアンサンブルデザイン

ニットワンピース 69,300円/サヴィル サヴィ 取りはずし可能なショルダーウォーマーとワンピースのセットアップ。あえてウォーマーを重ねることで生まれる鎖骨部分の肌見せが、ほっこりしがちな冬のニットスタイルにキレを生む。
無機質なジップがなごむラフなニットの編み地

ニットワンピース 33,000円/ケラウズランブラ(ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム) 思わず触れたくなるラフな編み地のニットを、胸元のメタルジップで辛口に引き締め。ジップを上まで閉めればストイックに、開ければポロ襟風にアレンジして抜け感を。見た目の温かさと、都会的なシャープさ。相反する要素を1つにまとめた、バランス感覚に優れた1枚。
ドレスのようなXライン

黒ロングニットカーディガン 16,500円/ラベルエチュード ワンピース風にも使えるニットカーディガン。Vになったネックラインもキレイでボリュームスリーブ&ギャザー入り。くびれの位置を絞っていて、そこからゆるやかに広がる形もキレイ。
1枚で「ムードをまとう」 デザインワンピース
コートを脱いだとき、ニットとは違うベクトルでハッとさせる。そんなムード満点な「魅せるデザイン」のワンピース。水滴がすべるようなタフタ、光を吸い込むベロア、あるいはスポーティなナイロン。 アクセサリーに頼らずとも、素材そのものが持つ「光沢」や「ハリ」が、大人の体を美しく見せる最大の装飾。
重心が高くキレイに見える「浮力のあるワンピース」

水滴がすべるほどさらさらとしたタフタ素材のワンピース。胸下から切り替えがあることで、どんな身長の人でもずるっと見えずスタイルよく。内側からつられたように丸みを帯びた、前上がりのすそシルエットとのギャップによりのぞいたひざ下の脚線が長く華奢に。
甘さと辛さを半分ずつ「シャカシャカとしたフリル」

フリル見えする構築的なタックスリーブを、スポーティなナイロンで表現した糖度をおさえる好バランス。強気な赤でまとっても、質感のおかげでほどよくカジュアル。レディを象徴するドレスに相対した、メンズなローファーを無造作に。なじみのいいブラウンをセレクトすることで、赤の発色を落ち着かせて。
シンプルな形でも深みが出せる「質感だけでクラシック」

小物で飾らずともベロアの質感で品性をキープ。深いVをともなった美形なIラインドレスは、素材をベロアに置きかえることでクラシカルな深みを加えて。光の角度によって表情が変わるネイビーがシック。Vネックにインナーを仕込まず、鎖骨を飾りにする算段。ワンピースのすそとショートブーツの間から肌を見せ、ドレッシーすぎを回避。
ねらってる感のないセンシュアル「肌とニットのほどよい関係」

顔まわりの小物でキャッチーに促して。体へのほどよいフィット感とノースリーブから伸びる腕が、想像力をかき立てるニット素材のあざとさ。つつましきベージュなら、露骨なセクシーさとは無縁。
着たときのほうが“脚長”を実感「首元のつまったひざ上ミニ」

正統派な1枚にメリージェーンの甘さをひとさじ。必然的に重心をひき上げるミニ丈と、バイカラーのえりで視線を上げるダブルの効能。丈が短いぶんデコルテを隠した隙のなさが、ミニなのにスマートな理由の1つ。白ソックスを合わせたくなるところを、引き算するのがスタイリッシュ。
ゆるめず「隙のないシルエット」

コートに頼らずともあたたかみがある、ブラウンのベロア素材。適度な光沢が、Iラインワンピースのエレガントな雰囲気を底上げ。隙のないシルエットに意表をつく、深いVネックの潔さ。両サイドにほどこされた大きなポケットは、スマホやリップをちょっと入れておくのに便利。
ドレスアップにも適した「美しいブーツ」
靴次第で変化をつけやすいワンピース。どんな靴も合わせやすいだけに、そのセレクトは重要。履き回せる「色」、服に好都合な「形」、やぼったく見えないヒールやソールの「幅」。3つの基準をパスした精鋭が集結。 ※( )内の数字はヒールの高さで、単位はcmです。
1
ぐらつかずに歩きやすい
ワイドパンツやボリュームスカートとの釣り合いがとれる太めのしっかりとしたヒールは、そんなボトムだけでなくコートなど重めなアウターやトップスにも好相性。高めのヒールでも疲れずにスタイルUP。そんないいとこどりの新作ブーツをピックアップ。
新勢力の「オブリークトゥ」

黒ブーツ(4.5) 99,000円/ペリーコ(アマン)
親指側にゆとりを持たせた、ななめにカットしたつま先が今季らしい一足。甲幅が広い人でも窮屈さを感じにくく、しっかりとしたヒールで疲れずにスタイルアップをかなえる。ミニマルな黒レザーで旬なフォルムを上品なムードに。
脚線に奥行きを生む「ワイドな筒型」

黒型押しブーツ(7) 89,100円/ネブローニ
重めなボトムスやコートにも負けない、辛口なクロコの型押しと存在感のある太ヒール。甲の中盤から縦に伸びる、締めつけ感のないIラインの筒型は、パンツのブーツINも簡単。シャープなスクエアトゥとのバランスが、タフな中にも洗練さを漂わせる。
「四角いヒール」でいっそうモダンに

ブラウンブーツ(6.5) 15,950円/EVOL
つま先からヒールまで、構築的な「四角」でそろえた新鮮なフォルム。しっかりとしたヒールがぐらつきを防ぎ、高めのヒールでも疲れにくい。ラフなワイドパンツのゆるみを引き締め、足元からモダンなバランスを完成させる。
迫力をおさえるローヒール

黒ブーツ(3) 64,900円/HEWN(ユナイテッドアローズ 渋谷スクランブルスクエア店)
ヒールは低めでも、脚線を美しく見せることに妥協しない。なだらかに傾斜するアッパーのラインと、切り替えのデザインが足元をすっきりと演出。重いコートやボリュームスカートに合わせた時、その絶妙な「抜け」が効いてくる。
モードに寄せる「角のあるコバ」

黒メタルモチーフつきブーツ(6) 14,960円/EVOL
シンプルな黒ブーツを「普通」で終わらせない、靴底から張り出した構築的なコバ。この「角のある」ディテールが、装いにほどよいエッジをプラスし安定感のある6cmヒールで、歩きやすさも担保。いつものデニムスタイルも、この一足を合わせるだけでムードチェンジ。
「脚線を縦に流す」ミドル丈

黒ストレッチブーツ(5) 58,300円/TSURU By MARIKO OIKAWA
脚に吸いつく、ソフトなストレッチ素材。この「ぴたっとした」フィット感と、脚線をまっすぐ縦に流すミドル丈との相乗効果で、確実な細見えを実現。特筆すべきは、細身パンツの上からかぶせてももたつかない、その柔軟な対応力。安定感のある5cmヒールが、毎日のスタイルアップをストレスなくサポート。
ローヒールなのにスレンダー

黒スエードサイドゴアブーツ(1.5) 45,100円/シーセイ(アイネックス)
ヒールは1.5cm。それでもラフにならないのは、サイドゴアとつま先を極限までスレンダーに仕上げた、研ぎ澄まされたフォルムのおかげ。今季豊富なスエード素材が、ミニマルな黒に親しみやすさと温かみをプラス。「ローヒールでも美脚」という、大人のわがままをかなえる一足。重いコートの日も、たくさん歩く日もにも。
2
「脚と一体化する」スリムな形
スタイルUPに直結する、つま先も足首もスリムな形。肌なじみのいい風合い。合わせるものを選ばない、1足は持っておきたい対応力の高さも魅力。
タイツ級フィットで描くしなやかな曲線美

黒切り替えブーツ(7.5) 12,900円/CHARLES & KEITH(CHARLES & KEITH JAPAN)
まるでタイツのように脚に吸いつく、抜群のストレッチ性。そのフィット感が、足首を極限まで細く見せ、女性的でしなやかな曲線をメイク。たとえばワイドパンツのすそからこのタイトなシルエットをのぞかせる。それだけで足元も瞬時に引き締まる、まさに美脚をかなえるためのブーツ。
赤みがかった上品な色味

ブラウンブーツ(6) 31,900円/ダイアナ(ダイアナ 銀座本店)
いつものブラウンを、ほんのり赤みがかった「ビターブラウン」へ。それだけで、足元に微糖な甘さと女性らしいやわらかさが宿る。マイルドな色みに加え、きゅっとくびれたヒールが、後ろ姿までレディに演出。黒ほど強くなく、ベージュよりもしっかり締まる。この絶妙な色合いこそ、重くなりがちな秋冬の装いに「ちょうどいい」抜けと差し色として機能。
すべてが細身のフォルムにゴールドで気品を

ブラウンサイドモチーフつきブーツ(6.5) 39,600円/リミット ティル 2359(TOKEN)
つま先、足首、そしてヒール。どこから見ても美形を貫く、すべてが細身。流れるようなシルエットのサイドで静かに輝く、小ぶりなゴールドパーツで気品をさらに底上げ。脚と一体化するような無駄のないフォルムは、パンツはもちろん、タイトスカートと合わせても、その美しいラインを崩さない。
ローヒールでも美脚をかなえるスレンダーな黒

黒バックオープンブーツ(3.5) 46,200円/ヘンリ エン ヴァーゴ
甲にさりげなくセンターシームを配し、スリムなフォルムを助長。印象をはき口の後ろ側に施された小さなカッティングも、足首をさらに華奢に見せるための工夫。華奢に見えながらも、横幅を持たせたヒールは、疲れず歩きやすさをフォロー。デニムからスカートまで、どんなボトムも受け止める、長く愛せる一足。