「服と合わせ方は普通でも」デニム上手に見える「コーディネートの違い」

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手持ちのデニムで試したい「細かい部分」のテクニック

「ただの無難」と「計算されたシンプル」の境界線を超えるために。普遍的なアイテムだからこそ、差がつくのはスタイリングの妙。 重ねて奥行きを出したり、意外な色でハッとしたり、シルエットで遊んだり。「普通だけど可愛い」と感じるあの人のデニム姿。その正体となる28パターンの着方をご紹介します。



①LAYERED
「重ねて魅せる」奥行きのテクニック

見慣れたデニムスタイルに「意図」が生まれる、レイヤードの実例。



【華のある重ね着】
ストール感覚でキレイな色を羽織る

赤Vネックニットカーディガン 5,990円/MANGO 中に着たグレーハーフジップスエット 11,990円/THROW by SLY(バロックジャパンリミテッド) インディゴストレートデニムパンツ 8,800円/Wrangler(エドウイン・カスタマーサービス) バッグ 79,200円/メゾン カナウ(ヤマニ) 白ソックス 2,860円/RANGL(UTS PR) パンプス 8,910円/RANDA


デニム+スエットのやんちゃさを打ち消すようにコンサバな赤をON。スエットの上に重ねてももたつきにくい、フラットな編み目かつVネック。赤ニットと濃紺デニムのクラシカルなセットの中でいつもより凝った着方に挑戦。




【ハンサムな重ね着】
タートルの中にシャツを仕込む

グレーハイゲージタートルネックセーター(メンズ) 3,990円/UNIQLO 中に着たブルーシャツ 44,000円/INDIVIDUALIZED SHIRTS(メイデン・カンパニー) ライトブルーストレートデニムパンツ 14,300円/SOMETHING(エドウイン・カスタマーサービス) 白×黒ツイードジャケット 41,800円/Jilky バッグ 28,600円/ヤーキ(ヤーキ オンラインストア) ロングブーツ 13,590円/ZARA(ザラ カスタマーサービス)


タートルネックの高さを足すかのように、首元からシャツを少し出すのがポイント。あえてメンズサイズのグレーニットなら、秋に活躍したビッグシャツを仕込んでもちょうどいいバランス。グレー×ブルーのクールな配色で、角のとれたハンサムスタイルの完成。




【ちぐはぐにならない重ね着】
同系色で「Vネックとハイネックを重ねる」

黒ハイゲージVネックニットカーディガン 4,990円、黒ハイゲージハイネックセーター 3,990円/ともに無印良品(無印良品 銀座) 黒デニムパンツ 22,000円/ROLLA’S(ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム) 眼鏡 43,450円/BURBERRY(ルックスオティカジャパン カスタマーサービス) バッグ 74,800円/IHNN(ショールーム セッション)


ワントーンに奥行きを出す、デザインニット風のレイヤード。黒デニムに黒ニット。ともすると地味に陥るオールブラックに必要なのは「奥行き」。 ハイネックの上に、あえて深いVネックカーディガンをレイヤード。高低差のある首元の開きと、同色・同素材の重なりが、まるで「凝ったデザインニット」のような深みを生む。




【メリハリのある重ね着】
秋に着ていたシンプルな薄手ニットを「ベルトがわりに巻く

ブラウンハイゲージクルーネックニット 7,990円/Gap 腰に巻いたオフ白クルーネックセーター 2,990円/GU 白ストレートデニムパンツ 27,500円/RED CARD TOKYO(ゲストリスト) ブラウントレンチコート 19,800円/MOUSSY(バロックジャパンリミテッド) 手に持ったブラウンロゴキャップ 17,600円/BAUM UND PFERDGARTEN(S&T) ゴールドイヤリング 11,000円/アビステ ボアバッグ 19,800円/TSURU By MARIKO OIKAWA スニーカー 12,100円/MOONSTAR(ムーンスター カスタマーセンター)


ゆるい上下のリラックス感を崩さず、でも締めるところは締めたい。 そんな時の正解は、ベルトではなく「薄手ニットの腰巻き」。デニムと同系色の白ニットを選べば、唐突感なく自然なメリハリが手に入る。




②MOOD&TASTE
「テイスト」を操るデニムの懐

緊張感とリラックス、女らしさとメンズっぽさ。 相反する要素を繋ぎ合わせ、独自のムードをつくるのもデニムの役目のひとつ。



【緊張感の投入】
いつ見ても惹かれる「王道」の強み


知的でかわいげもある、パリジェンヌのデニム姿からインスパイア。ニットの心地よさやスエットの気楽さをへて、たまには必要な「ジャケットの緊張感」。正統派なブレザーでも決してかた苦しく見えない、ナチュラルでいられる白Tとデニムとともに。




【ドレスダウン】
サテンスカートには「Gジャン」を


Gジャンとスニーカー、メンズライクなセットで、直球で女性らしいサテンスカートを挟み込む。 ドレスアップなアイテムをデイリー仕様に落とし込む、これぞ大人の余裕。




【退屈しない定番】
ファータッチなニットと「あせたデニム」

デニムは変わらないから。アウター要らずのぬくもりがあるニットの風合いが、ベーシックな定番ボトムを再び「飽きない」ステージへ連れて行ってくれる。ファーのようなニットと、グレーとあせたデニムのトーン、繊細なアクセサリー。単純に見えない理由が凝縮。




【リッチな日常着】
ベージュは「贅沢な素材感」で

デニムの懐の深さを利用して、リュクスなムートンでドレスアップ。ニットよりもさらに繊細かつ上質なぬくもりをまとうことで、硬派なデニムも穏やかに見違え。ボアやムートン、ファーなどふんわり系アウターは、短めにとどめた丈ならゴージャスになりすぎず日常になじむ装いに。




【淑女なデコレーション】
「手間ひまかけて」デニムとスエット

直球でカジュアルな上下だからこそ、「そのまま」に甘んじない。スエットの選び方、配色、小物づかいなど、あらゆる手段で退屈知らずにアップデート。チェーンバッグやネックレス。「小物は淑女に」デコレーション。




【デニムありきのドレスアップ】
甘い黒とピンクのスパイス

デニムありきのドレスアップ。毛足が長めで首回りがざっくりと開いたデコルテもキレイに見える黒ニットに、鮮やかな色に負けない主張がある、ブランドイニシャル「D」がアクセントのミニバッグを添えて。鮮やかな色こそ、小さくとり入れてリアリティを。バッグを引き立てるためにニットは背景となる黒で。




【レディなハズし】
ツイードはデニムと一緒がいちばん

ラフなカットオフデニムに、小物は端正なもので締める。ツイードのレディな印象を上手にセーブした、お手本のようなセリーヌの着方。




③COLOR THERAPY
デニムと色のいい関係

どんな服も小物も受け止めてくれるデニムだからこそ、思い切った色遊びも「品」として成立。



【好配色の絶対軸】
ブルーデニムに似合う「かわいい色のニット」

どんな色も上手に受け止めてくれる、ブルーデニムを軸に置いて選びたいカラーニット。やさしい質感がもたらす色みや、無骨なデニムに甘さが加わる風合い、ブルーデニムとのコントラストが美しいヴィヴィッドカラー。




【知的な選択】
ビターなブラウンで「品格を足す」

カジュアルなデニムでもキレイを貫ける、上品かつ知的な茶系のニット。気品漂うインディゴとこげ茶の暗配色。端正な小物づかいでカジュアルすぎないバランスに調整。




【なじませる技巧】
クルーネックのカラーニットは「中に白を差す」

首元から少しだけ白を見せることで、奥行きが生まれ、単調な印象を回避しつつ、色の強さも中和してカラーニットも着やすく。高発色が生きるのもふんわりとしたニットの質感ならでは。その発色のよさを突飛に見せないためには、あせたデニムのニュアンスに頼るのがベスト。




【甘くない甘さ】
白デニムだからいい+ペールピンク

無難におさまりがちなデニムを元気づけるために、カラフルなニットを。色で遊んだぶん、デザインはごくシンプルに。さらにバッグで小さくペールブルーを添えたシュガーカラー配色もデニムがあれば十分カジュアル。




【品行方正なベージュ】
デニム姿も「つつましく」

ラフにデニムを着ない。そんなときにも利用したい、気高く温厚なベージュのイメージ。たおやかなサテンとなじませるようなデニムづかいで迫力をセーブ。




【都会的なアクセント】
白+デニムに「高発色のコート」

クリーンな白と合わせたデニムの王道シンプル。着方によっては手抜き感も出てしまう組み合わせに欲しいのは、都会的に引き上げるアクセント。そこで起用したいのが鮮やかなピンクのカラーコート。着慣れたニットとデニムに鮮度と高揚感を。




【足元のスパイス】
黒スキニーの足元にヴィヴィッドカラーを足す

少量でも効く赤で定番配色を飾りつけ。ある意味強いぼやけ知らずな白と黒だから、発色が悪目立ちせずいいあんばいに。フラットシューズを合わせて適度に脱力。




【ニュアンスの更新】
白とデニムに「厚ぼったいグレー」

コーディネートの「一番外」になる主役アイテム・コートも今季の主役色・グレーを。黒と同じような役割を果たすチャコールグレーなら、ゆるく長い丈感もだらしなく見えず、シンプルな白とデニムもさまになる。




④SILHOUETTE&BALANCE
「丈と重ね」でスタイル良く

隠すより、出したほうが細く見える。あるいは重ねて奥行きをつくる。 バランス学が生む、洗練されたシルエット。



【袖口のレイヤード】
コンパクトな黒に「ゆったりニット」を重ねる

たっぷりと余ったスリーブをまくって、そでにも配色を意識。ミニマルな黒ニットとやさしいケーブル編みのイエローニットのレイヤードであったかさもおしゃれもキープ。




【奥行きの構築】
白タートルで「カラーシャツ」に立体感


コクのあるブラウンやベージュ、あるいは淡くキレイな色など、抜けて見える白を内側に仕込むことで、より奥行きのある立体感を構築。シャツ1枚で着るよりも間のびせずに装える。




【白の分量調整】
短め丈の「ワイドな白デニム」

白の力みを抜くワイドシルエットは、フルレングスではなくあえて短めの丈をショートブーツに合わせた足元は、ゆるトップスとのバランスも良好。白デニムも間延びせずスッキリ見えて、コーディネートに占める白の分量もちょうどいい。




【フレアの足元がもたつかない】
短め丈+ブーツの組み合わせ

フレアデニムはクセのない濃紺でキレイめに。くるぶし上の丈感にショートブーツを合わせることで足元がもたつかず、すっきりとスタイル良く見える。スエット&デニムのシンプルな組み合わせも、コクのあるオレンジを合わせ、配色に遊びを。




【ダブルのスタイルUP】
短め丈+「ややフレア」

腰位置が必然的に上がって見える短め丈のニット。厚手でもそんな丈ならすっきり見える。さらにヒザ下を長く見せるセミフレアデニムを合わせることでダブルのスタイルUP効果。ほわっとしたイエローにとっては、インディゴも締め色として作用。




【アンバランスの妙】
分厚くゆるい「短め丈」を重ねる


背筋の伸びる正統派で上下をかためつつ、真逆のテイストとシルエットを1枚かぶせる。力みやゆる「すぎ」という組み合わせのアンバランスを解消し、心地よくキレイという理想のスタイルが完成。




【手抜きのない白】
デニム素材で息抜きを

細身のシルエット&くるぶし丈で脚を長くキレイに演出。色や形は美形でも、粗削りな素材感がキレイめなオール白に適度な抜けをもたらす。




【クリーンな抜け感】
オール白も「デニムを軸」に


白のワイドめなデニム、ロンTに大ぶりのストール。ためらいなく着られるアイテムをすべて白でそろえ、クリーンな抜け感をつくる。派手柄をとり入れてもさまになるバランスが完成。




【質感のギャップ】
肌感トップスと「分厚いニット」

アイボリーニットカーディガン 110,000円/ミスター ミトンズ(RHC ロンハーマン) 中に着たリブタンクトップ 9,900円/TODAYFUL(Life’s 代官山店) ブルーダメージデニムパンツ 30,800円/カルバン・クライン(カルバン・クライン カスタマーサービス)


手編みだからこその、ずっしりと満たされるような着心地。丈はコンパクトで着られている感がなく、バランスがとりやすい。これから増える厚手のシャツやトップスに重ねやすいのも短丈のメリット。