色彩豊かなルックが披露された2026年春夏のランウェイから、ワードローブの参考にしたい美配色をピックアップ。迎える季節がまた楽しくなる、色合わせのレパートリーを考察。
①COOL PASTEL
「ハンサムなものでパステルカラー」
新しい季節の空気を呼び込むパステルは、気どらない質感や形に落とし込めば甘さがおさえられ、大人のさじ加減に。
甘みのあるオレンジでクラシカルなジャケット

VALENTINO
明るいオレンジがほがらかな雰囲気のジャケット。ブルーのデニムで、淡い色みをさまたげずにカジュアルダウンに成功。
背伸びして見えない爽やかなグリーン

DIOR
メンズライクなポロシャツとスラックスなら、パステルどうしで等身大のスタイルが実現。
なじみのいいイエロー×白の太めストライプ

TOD’S
強気なストライプ柄も、白×イエローの配色により、縦じま感が目立ちにくくマイルドに。知的なオーバーシャツが、ミニワンピの気恥ずかしさを都合よくカバー。
ブルーデニムのドレスにあせた質感をプラス

Maison Margiela
ケミカルなデニム生地で、ドレスのような形をデイリーに。
強気なレザーにやわらかな気品を

PRADA
はかなげな色でレザーにも透明感が生まれ、上品に好転。
②MORE MUTED
「定番の延長的な渋色」
カーキやボルドーをとり入れた、深みのあるルックも目立つ傾向に。どう転んでもシックに落ち着き、難しくなく着られる。
黒白茶なしでメリハリを創出

Ulla Johnson
ゆるやかなワンピースを、ボルドーの足元で引き締め。乾いたカーキにほのかな血色感が加わって、ハンパな色みにありがちなのっぺり感をOFF。
重心を高めてレディにカーキ

DIOR
ブランドアイコンのジャケットが、ショート丈に進化し話題。奥ゆかしいテキスタイルとタフな色で、品のよい強さへ昇華。
知的なグリーンでずるぶか

LACOSTE
ミリタリーなセットアップを、白のインナーとバッグでクリーンに。
今季目を引く「パジャマライク」

DOLCE & GABBANA
ルックではパジャマのようなシャツを多用。リュクスなボルドーでラフな女っぽさを体現。
赤系は色みのバリエが豊富に

CHANEL
軽快なピンクにコクのあるワインカラーで重厚感を。赤系でまとめて心地よいグラデーションをメイク。
③COLORFUL PATTERN
「1着で仕上がる柄」
キレイな配色が完成済みの柄アイテム。ハイセンスな多色づかいが魅力的なワンピースが、ランウェイを彩った。
ポップな花柄・気品を感じる色合い

MIU MIU
光沢のある白地に、手で描いたような花をちりばめたデザイン。黒やイエロー、パープルなど、花柄らしからぬポップな色合わせが新鮮。花柄にフォーカスしたブランドは、そのほかにも多数。タイムレスに支持されてきた柄ながら、今まで以上に盛り上がりを見せるシーズンになりそう。
力感のない質感・大胆な柄づかい

LOEWE
10年以上ブランドを支えたクリエイティブディレクターの退任後、初めて迎えたコレクションはフレッシュな色彩で幕開け。ルーツであるスペインの情熱性を思わせるしま模様は、歩くたびになびくシアーな生地で、鮮烈なのに力みがなくのびやか。
④MEN’S NAVY
「ネイビー上手なメンズのルック」
端正さとリラックス感のバランスが絶妙なメンズの装いは、ネイビーがカギを握っている様子。少ないアイテムでオシャレに仕上げるメンズから、てっとり早く着方を習得。
ブルーを薄めたようなグレーをつなぎ役に

DIOR
重厚なネイビーに、薄いブルーのデニムやシャツで清涼感をプラス。黒に似て平坦に見えてしまいやすいため、明るい色でトーンアップすることでメリハリのついたスタイルに。クールな印象をそこねない、白やグレーも好適。
鮮やかな赤とのトラッドなコンビネーション

JIL SANDER
赤をドッキングすれば華やかにシフト。グレーのパンツが緩衝材に。
派手色なしで一段上の重ね着テクニック

FERRAGAMO
ニュアンシーな色を首元やそで口にレイヤード。全部あいまいな色だからくどくなく、自然な奥行き感を獲得。
⑤COLOR BLOCK
「新鮮な組み合わせをニュースなブランドから」
デザイナーの交代が相次ぎ、ファッションの転換期ともいえる2026年春夏。新章がスタートしたブランドによる、目新しい色づかいをチェック。
暗色を高尚なパープルでデコレート

ストリートを得意としてきたバレンシアガには、ややエレガントな波が到来。ブラウンのレザートップスやトングサンダルで辛口に見せつつ、彫刻的なスカートやパープルの小物で行儀よく。
ひかえめなコントラストでアンニュイに

ユニクロでも手腕を振るう中、ロエベから移籍したジョナサン・アンダーソン氏による初コレクション。全体を通してメンズとのリンクが仕掛けられ、マニッシュなジャケットを淡い配色で柔和に転換。
格調高くも親近感がわくユニークな色柄レイヤード

ボッテガ・ヴェネタなどで活躍してきたマチュー・ブレイジー氏は、ブランドの歴史を大切にしつつも開放感のあるスタイルを構築。伝統的なチェック柄に、赤のベルトをON。メンズの下着を思わせるウエストゴムをちらりとのぞかせた、斬新な組み合わせを披露。
スパイスを効かせてクリームイエロー

前任者のクリエーションを引き継ぎながら、スポーティなリアルクローズが展開された新生ロエベ。赤のポロえりや、ブルーのくるぶしソックスで、温和なイエローをエネルギッシュな面持ちに。
素肌を生かす、簡素な色だけ

女性ディレクターならではの実用的なルックがそろったコレクションからは、ベーシックな配色をピックアップ。暗色の上下にニュートラルカラーの小物づかいで、いやみのない肌見せが成立。
