「ヘアアレンジだけで別人に」人気ヘアメイクが伝授「ラフでキレイな」2通りのアップヘア

人気ヘアメイクが伝授「ラフでキレイなアップヘアの作り方」

服やメイクの調整役ととらえることのできるアップヘア。強さのある仕上がりか、可愛く仕上げるか。求めたいイメージ別に、結ぶ位置やおくれ毛の出し方など、知っておきたいテクニックをご紹介。


(ヘアメイク・塩沢延之さん)
mod’s hair所属。表紙をはじめ、GISELeのファッションページのヘア&メイクを多数手がける。飾らないのにカッコいい女性像に落とし込む足し算・引き算のバランスが絶妙。




【まず知っておきたいポイント】
ラフなおだんごは横から見たときのシルエットが大事

「結ぶ位置やおくれ毛の生かし方も大事ですが、僕がいちばんこだわっているのは後頭部のシルエット。実はどちらのスタイルも、ハチ下の毛束を三つ編みにしてピンでとめて頭に固定し、上から髪をかぶせているんです。


そうすると、うなじからおだんごまでの間に一段分の緩急がついて美しいシルエットに仕上がります。毛先に動きをつけてラフにつくっていながら、ちゃんとオシャレが行き届いているように見えるのは、後頭部を立体的にして、だらしない印象を払拭しているからです」(塩澤さん)




【A】イメージはシャープでカッコいい女性

「鮮やかなイエローニットを大人っぽくシャープに見せるべく、一つ結びの位置は頭のてっぺんではなく、やや後ろ位置に。そうすると自然と目尻が後ろに引っぱられて、表情までもキリッとしたものに。はっきりとしたアイブロウや強めのアイメイクがよく似合うようになります」(塩沢さん)




【B】イメージはヘルシーで自然体な女性

「こちらは、着くずしたシャツとムードを合わせて、カジュアルな一つ結びに。上のAパターンとは違い、頭のてっぺんで髪を結んでいるから目元が引っぱられることなく、やさしい印象に仕上がります。シーミストスプレーを使ってドライな質感にして、おくれ毛などのニュアンスを出したところもポイント」(塩沢さん)




(つくり方のポイントや使用スタイリング剤の詳細)
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