デニムのような王道アイテムは、装いのイメージが固まってしまいがち。「新しさ」の解像度を上げる方法として、相反するイメージの言葉どうしを組み合わせてみるのも手段の一つ。「カジュアルなデニムでキレイな選び」や「カッコいい着方でかわいい配色」など。言葉の矛盾から始める、ワードローブの拡大作戦。
「デニム自体」をキレイに更新
旬といってもいいほどデニムに注目が集まる今は、手持ちを見直すいいチャンス。目新しさとキレイの両方を呼び込めるアイテムを、スタイリスト岩田槙子さんのオススメポイントとともにご紹介。
「カジュアルではない」デニムワンピース

重ねるのがもったいないほど美形なワンピは小物で遊んで個性を上乗せ
「デニムワンピは一歩間違えるとほっこり見えてしまうのですが、これは色み、ウエストのシェイプ加減、デコルテの開きなど、どこをとってもセンシュアル。」(岩田さん)
スクエアネックに胸下からの切り替えフレアのクラシックなデザイン。ハリのある生地や色ムラの少ないリジッドカラーがリュクスな見た目に貢献。
スキニー未満の「細身テーパード」

深いVネックの緊張感とともにニット+デニムを形で更新
「ワイド人気は引き続きですが、今季は細身も増えた印象。上にコンパクトなトップスを合わせやすい、スキニーまでいかない絶妙なシルエットに惹かれました。」(岩田さん)
腰まわりにはゆとりを、ひざ下はほっそりと見せるボーイズテーパードの「ANN」。細身でもはきやすいストレッチの効いた素材。
「エレガントに装える」デニムジャケット

チノパン合わせもミニマルなジャケットとならキレイめに着地
「ツイードでよくある、クルーネックのシングルジャケット。あえてカジュアルなデニムでとり入れれば、オーセンティックなスタイルの抜けとして活躍してくれそう。」(岩田さん)
ゴールドボタンと編まれたポケットのディテールがアクセントで、Gジャンとは真逆の品のよさを表現。短め丈でボトムとのバランスもとりやすい。
(コーディネートのプライスなど詳細)
【全20スタイルの一覧】≫定番のデニム「なのに見違える」シンプルに差がつく「コーディネートの変え方」
