顔には塗らない方がいいワセリン。では「顔に塗った方がいい」ワセリンは?


顔に塗るなら「純度で選ぶ」

「ワセリン=保湿剤」と思われがちですが、実は精製度によって4つのグレードが存在。不純物の量次第で、肌への優しさや用途が大きく変わり、合わないものを選ぶと逆に肌トラブルの原因になることも。特に顔に使う場合は「どのワセリンか」をきちんと見極めることが大切。 ※本記事は医療上の診断を目的としたものではありません。使用前は肌の状態を確認し、異常を感じた場合は使用を中止してください。


顔以外には「黄色と白色ワセリン」

精製度が低く黄色がかった色味が特徴。低価格で手に入れやすい一方、不純物が多いため、人によっては刺激や肌荒れの原因になる場合も。顔やデリケートな部分には不向きで、手足やボディに使うのが安心。

白色ワセリンは、黄色ワセリンをさらに精製したタイプで、医療現場でも多く使用されるワセリン。不純物が減り刺激も少なめですが、敏感肌によってはわずかに刺激を感じることも。顔に使うならパッチテストを推奨。



顔には「プロペトとサンホワイト」

プロペトは白色ワセリンをさらに精製して、無色透明に近づけたもの。不純物が極めて少なく、赤ちゃんや敏感肌でも使いやすい安心度の高いグレード。顔、唇、目周りなど繊細な部分におすすめ。

サンホワイトはワセリンの王様。最高純度を誇り、不純物はほぼゼロ。刺激性を極限まで抑えたグレードで、超敏感肌やアレルギー体質の人、目元や顔のケアに特化。乾燥対策を最優先にしたい人にベストな選択肢。

配合成分がシンプルなだけに「どの純度を選ぶか」で効果もリスクも大きく変わるのがワセリン。顔に使うときはグレードの違いを意識して、自分の肌状態に合ったものを選ぶことが大切。



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