ファンデは「あえて暗め」を選ぶ理由
ファンデーションを塗ると、なぜか厚塗りに見えたり、時間が経つと顔色が悪く見えたり。その原因、もしかしたら良かれと思って選んでいた「明るすぎる色」にあるのかも。プロが実践しているのはその逆の発想。「素肌そのものが美しい人」に見せるための、ファンデーション選びの常識をアップデート。
スガタクマさん(ヘア&メイクアップアーティスト)
ミニマムなプロセスで、その人自身の魅力を最大限に引き出すメイクに定評。ファッションとのバランスを考え抜いた、抜け感のある仕上がりはモデルや女優からの支持も厚い。
【ファンデは1トーンから2トーン下げた色を】

「ファンデーションは、自分の肌より1〜最大2トーン暗い色を。一番暗いフェイスラインに色を合わせることで、首との境目がなくなり自然になじみます。白浮きせず、シェーディングなしでナチュラルな立体感も生まれる。これが厚塗りに見せないための基本。
そして色みは、肌タイプを問わずオレンジ寄りのイエローがおすすめ。日本人の肌に多い赤みを自然に補正しつつ、オレンジが持つ血色感で、くすまずヘルシーな肌印象に仕上がります。目指すのは、完璧に隠すことではなく、素肌そのものが美しいと感じさせること。そのために、この2つのルールがミニマムで最も効果的だと思います」(スガさん)
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