「ミニマルで効率的なワードロ―ブ」が理想とはわかっていても、可愛い服があふれるいま、ついつい買い足してしまうことも。そんな物欲と理想との仲をとりもつ「色をしぼる」という発想。色数を少なくした結果、購入基準も装いも無駄なく整っていく、仕上がりからの逆算に役立つスタイルヒント集。
スタイリストが解説「モノトーンで違いを出すのがうまい人」
シンプルなのに洗練された雰囲気をかもすファッショニスタを観察。数百点のルックの中からスタイリストの目にとまったスタイリングにヒントを拝借。
(STYLIST MEMBERS)
渡邊恵子さん/USブランドにも造詣が深く、レイヤードに適したインナーも多数所持。 樋口かほりさん/表紙も担当するおなじみGISELeの看板スタイリスト。 出口奈津子さん/リラクシーでカジュアルなスタイルに、好感度が漂う提案が得意。
メンズサイズの余白で動きをつける

“とりあえず着る”だけで洒落てしまうビッグシルエット。体が泳ぎ、余白部分がなびいて服に動きが出るため、色が単調でも退屈さがない。おへそ出しや黒の小物で締まりどころはつくっているのがポイント。(樋口さん)
上品さに直結するくるぶし丈

ルーズなファッショントレンドが続く中、ワイドパンツではなくあえてクロップトパンツにすることで洗練度が増して見えると思います。オーバーサイズのジャケットもだらしなく転ばず、大人っぽいハズしに。(渡邉さん)
カジュアルなフォルムでドレスアップ

ツヤのあるシャツと、シアーなスカートという特別感のある質感のレイヤード。どちらも適当さのあるずるっとしたシルエットだからこそ、日常でも浮くことなく着られます。素材とフォルムの生かし方が秀逸。(出口さん)
(色は少なく、手数は多く)
【全29コーディネートの一覧】≫オシャレな人は「色数に頼らない」シンプルが上達する「組み合わせの実例集」
