ニット好きのオシャレな人に聞いた「インテリアのように可愛い」ニットをキレイに保つ「しまい方」

【4】
キレイを保つ「洗い方の3ステップ」

ニットはふだんのワードローブと同じ洗濯の仕方だと、縮んだり形くずれしてしまいがち。とはいえ難しく考えることは不要。下準備を含めたシンプルな3ステップを伝授。



洗濯機で洗うとき

1.「裏返したニットを洗濯ネットにIN」

ニットを1枚ずつ軽く畳んで、洗濯ネットに入れる。「ネットはニットに対してジャストサイズを選ぶことで、洗濯中にできるシワや毛玉を防ぐことができます」(寺原さん)



2.「少ないダメージですむ洗濯コースを選択」

洗濯モードを選ぶときは“手洗いモード”や“弱水流”、“おしゃれ着コース”で。「柔軟剤を使うことでふわふわとした仕上がりになる一方で、ものによっては毛玉になることもあるので注意」(寺原さん)



3.「脱水は1分以内にとどめる」

工程最後の脱水は30秒〜1分以内にとどめて、ニットにかかるダメージを軽減。長時間行ってしまうと、深めのシワができてしまうリスクが。



手洗いのとき

1.「大きめの容器にぬるま湯を用意」

ニットがつかるくらいの大きめの容器を用意し、約30℃のぬるま湯に中性洗剤をよく混ぜる。洗うときはニットはすべて裏返しておくことで、ダメージを防ぎ外側の起毛感をキープできる。



2.「3〜5分押し洗いし、よくすすぐ」

洗濯水にニットをひたしたら、約3〜5分押し洗い。汚れが落ちたら、新しいぬるま湯ですすぐ。柔軟剤は何回かすすいだあと投入。「柔軟剤がニットにうるおいを補充するので、静電気防止にも効果的」(寺原さん)



3.「やさしくしぼったらバスタオルで水分をとりのぞく」

すすぎ完了後やさしくしぼったら、バスタオルで包んで水分をとりのぞく。「しぼるときはあくまでもやさしく。雑巾のように強くしぼってしまうと、ニットに大きなシワができてしまいます」(寺原さん)




1本で完結する洗濯洗剤

THE 洗濯洗剤 (Think Nature) 3,480円/THE SHOP SHIBUYA ウール、シルク、ダウン素材、さらにレインウエアまでこれ1本で洗濯可能。少量でしっかりと汚れを落とせる、植物由来100%の洗浄成分配合でコスパも十分。




常識をくつがえす洗剤

パシャバシャ ドライ 500mL 3,850円/サンワード ドライクリーニングで使用しているドライクリーニング溶剤を配合しているため、家で洗えない素材までも洗濯できる、常識をくつがえす洗剤。5分つけたあと、軽くすすぐだけで汚れが落ちるので時短にも貢献。




繊細なウール・カシミヤ専用洗剤

HUMDAKIN ウール&カシミヤ用洗剤 750mL 3,850円/エトランジェ ディ コスタリカ 化学香料を使わず、天然由来のエッセンスなど厳選された原料を使用した、デンマーク発の洗剤。手洗いに最適な肌に負担をかけない成分で、カモミールとサジーのフレッシュな香り。




デリケートな衣類に特化

STEAMERY ランドリーデタージェント デリケート 3,850円/モダニティ シルクやウールなど、デリケートな素材のために開発された北欧製の洗濯洗剤。ラノリンオイルを使用しているため、やわらかく光沢のある仕上がりに。



おウチでクリーニングを実現

MY DRY 80 1,980円/MEDIK 一般の洗濯用洗剤と比べて、繊維へのダメージを最小限におさえ、汚れもしっかり落とせる画期的なオシャレ着用洗剤。通常、ドライクリーニングが必要なウールニットも、自宅での洗濯が可能に。



【5】
ニットが伸びない「最適な干し方」

十分に汚れが落ちても、最後の干し方で形くずれしてしまっては本末転倒。最後の仕上げに最適な「平干し」と「ハンガー干し」の2パターンを検証。



「通気性のよい場所で平たく広げる

ニットを伸ばさないためには「平干し」がベスト。脱水が終わったら、平たい場所に形を整えて広げるだけ。「専用のネットはショッピングセンターや雑貨屋でも購入可能です」(寺原さん)



「そでがたれないように注意しハンガー干し」

ハンガーを使うときは、水の重みでニットが伸びないよう注意。そでを肩の部分にかけたり、ハンガーを2つ使うのも○。「ニットを屋外で干すときは日光が直接あたらないようにしましょう」(寺原さん)