「よく褒められる」香り
香りにも一家言ある美容好きのたちが「それどこの?」と周囲からよく質問攻めにあうフレグランスをご本人の体験エピソードを交えて。(フレグランスの価格は現在変更の可能性がございます)
印象に残る香り

MAJA NJIE ノーディック シダー(オードパルファム) 50mL 25,300円/NOSE SHOP 「1970年代のスウェーデンの田舎町を表現しているフレグランス。ウッド調でアンバーとムスクがマイルドに広がり、どこの?と聞かれることが多く、よくほめられます」(MAKOさん・Kate Millorディレクター)
柔軟剤のような軽やかさ

オードパルファン フィロシコス 75mL 27,390円/ディプティック ジャパン 「愛用しているイチジクの香り。熟したイチジクをそのまましぼったようなリアルさが最高。くどくないので、体だけでなくはおる衣服にも、香りが自然なので消臭剤的な感覚としてもつけています。」(木部明美さん・ヘアメイク)
甘さを感じるウッドテイスト

パルファム Caoba 100mL 52,800円/FUEGUIA 1833 東京本店 「どこの香りか教えてください! と喫茶店で隣のお客さんに話しかけられたこともあるこの香水。インドのアンティークボックスをイメージした香りで愛用しています。値ははりますが、つけると女性からよく声をかけられるのでうれしい」(AYANAさん・ビューティライター)
多くの女性に愛されているペンハリガンの代表作

ペンハンガン リリー オブ ザ バレー オードトワレ 100mL 22,550円/ブルーベル・ジャパン 「強い日差しの下で風に乗って香る。そんな情景にぴったりのフレグランス。自然でさわやかなすずらんが最高で、至福の時間を味わうためにつけたい香水」(エリさん・ビューティライター)
ふんわりと漂う清潔感のある香り

ミラー ハリス ルミエール ドーレ オーデパルファム 50mL 19,580円/インターモード川辺 フレグランス本部 「ベルガモットをメインにした香水。とにかく肌からふんわりとソープのようにさりげなく香るのがほかにはないので好き」(MAKOさん・Kate Millorディレクター)
季節もシーンも問わずに使える清潔感のある香り

アクネ ストゥディオズ パー フレデリック マル 38,500円 ブランド初の香水というのと、ニュースで“柔軟剤の香り”というキーワードを見て、発売前から気になっていたもの。気軽に買える値段ではなかったので、何度もお店へ足を運び、3ヶ月以上悩んで購入。
エルメスがシルクやサテンのようなイメージだとしたら、同じフローラル系でもこちらはパリッとした白シャツやデニムに似合う、クリーンな香り。軽すぎずさわやかさの中に深みも感じられるのでシーズンレスで使えて、どこの香水? とよく聞かれます」(M・GISELe編集部)
高級感あるブラックティーをイメージ

テノワール 29 オード パルファム 100mL 44,000円/LE LABO 「ユニセックスでも使えるこびない香りが人とかぶらないので気に入っています。まろやかな香りが朝から晩まで持続するため、帰宅するときでもいい香りだね!とリアクションがあるので気分があがる」(MAKOさん・Kate Millorディレクター)
プロが教える香水の「つけ方・選び方」 本当の正解
あくまで自然。ふんわり香る匂いに、ついつい振り返ってしまう。いくらフレグランス自体がいい匂いでも、つけ方によって全くその香りの感じ方は違ってくるもの。理想はさりげなくほのかに香る清潔な匂い。いつもの香水のつけ方が実は誤っていることも? あらためて正しい使用方法やコツなどの基礎知識を香りのプロがレクチャー。
【お話を伺った方々】
□MINAMI YOSHIZAWA/「NOSE SHOP」販売促進・PR担当 □AKIE KOIZUMI/原宿店「@cosme TOKYO」スタッフ □AYA MINEMATSU/「PHAETON Fragrance Long Bar」
【香水を選ぶポイント】

試香紙だけでテスターを試すだけでなく、自分の体臭と混ざったときに好みの香りであることが大事。購入するときは、まずテスターをプッシュ後「1~2時間経った試香紙」でミドルノートを確認。さらに「実際に身体につけて一日過ごしてみてから」購入すると失敗が少なくなります(峰松さん)
【20cm離してプッシュ】

やりがちなミスはつけるときの肌との距離感。点ではなく面でつけるイメージで、必ず離した状態でスプレーし、乾かしましょう。そうすることでほのかに香り立ちます(峰松さん)
【つけてはいけない部分】

汗をかきやすい場所。汗と香水のニオイが混ざると嫌なニオイになってしまう可能性があるので、脇や足の裏などは避けた方が良いです。あとはデコルテ部分も、暑い季節は避けた方が無難。香水はアルコールが含まれているため、髪の毛につけるとダメージになるのでココにも注意(吉澤さん)
【香水をつける適量は?】

たくさんつけたからといって持続時間は長くなりません。例えばオーデコロンは香りが弱いので、2~3プッシュ程度。他の種類は1ヵ所1プッシュにとどめ、2・3ヵ所につけるくらいが基本。愛用している香水など、自分では香りに慣れ親しんでいるので、たくさんつけがち。少し物足りない?くらいが周りからしてみるとちょうどいいのです(峰松さん)
【つける位置で変わる香りの強さ】

主張させたいときは首元や手首などの上半身の動きのある位置にプッシュ。香りは下から上に上がっていく性質があるので、下半身につけるのもおすすめ。ふんわりと香らせたいときは足首やひざの裏。周りに迷惑をかけたくないというときは、腰回りにつけてみて。スカートやワンピースの中の空気に「少量」香りを含ませるのもふんわりと香り立つ方法のひとつ(小泉さん)
【香りの持続力UPの秘訣】

乾燥した肌だと香りが飛びやすいため、香水をつける前に無香料のクリームなどで肌の保湿を。またキレイに香りを立たせるために、肌を清潔にすることも大切です(吉澤さん)
【つけた箇所はこすらない】

摩擦で香りの粒子がつぶれるため、つけたところをこするのは絶対にNG。本来の香りを発揮できず、香りが長続きしない原因となります。手首の脈が感じられる部分を軽くたたき合わせるか、何もせずに放置するくらいで(峰松さん)
【香りすぎない香水のつけ方】

やわらかく香りをまといたいなら、宙に向かってスプレーをし、その下をシャワーのようにくぐるのもオススメ。全体的に香りをまとえるので動くたびにふわっと香ります(吉澤さん)
【つけすぎてしまったときの対策】

つけた直後であれば、水で洗い流せば簡単に抑えることができます。石けんを使いよく洗えばふんわりと香る程度までに。洗い流せない部分につけてしまった場合は、アルコールを含んだウェットティッシュを(小泉さん)
【雨の日に気をつけたい分量】

湿度が高いと空気がこもり、香りを強く感じやすくなります。いつもよりつける量を減らすか軽めの香りを選ぶこと。オリエンタル系、中でもバニラなど甘さの強い香りや、ムスクなど動物性の香りは避けて。自分では少し物足りないくらいの量をつけるのが基本ですが、雨の日は「いつも以上に軽く」を心がけて(峰松さん)
【つけるのは外出前の約30分】

トップノートは香りが強いので、香水の主役であるミドルノートが香り始める時間に出かけられるのがベスト。香水はつけてからだいたい30分たった状態がバランスのよい香りに。そのため外出時には約30分前につけるのがお勧めです(小泉さん)