Q 式に遅刻しそうなとき、どこに連絡すればよいの?
A 主役のおふたりではなく、会場か参列する友人に
おふたりは当日忙しく、連絡が取れないこともあります。会場の方は流れを把握しているので、まずは会場に連絡しましょう。新郎新婦には会場の方が伝えてくれます。おふたりは忙しいので、おわびは後ほど。また、一緒に出席する友人がいるならば、心配していることもあります。会場に連絡したあと、友人にも連絡しておくとよいでしょう。
Q 会場にはどのくらい前につくのが理想的ですか?
A 受付が始まる時間をめざしましょう
一般的には挙式(披露宴)の30分前に受付が始まる会場が多いので、その時間には到着し、早めに受付を済ませましょう。受付では、ご祝儀を渡し、芳名帳に記入するほか、余興に使うものにメッセージを書くなど、やらなければならないことがあることも。ギリギリに到着すると、受付・移動などで挙式開始が遅れ、結果、おふたりの大切な時間を少なくしてしまうこともあります。
Q 会場入りしてから披露宴までにすべきことは?
A 会場の方の指示に従って待ちましょう
ウエルカムドリンクがあったり、写真撮影時間があったり、とくに何もなく待ち合いロビーで待つなど、会場とおふたりの意向によってもさまざまですが、会場の方の支持に従って時間までお待ちください。挙式5~10分前には挙式・披露宴会場へ移動することになるので、あまり遠くに離れないほうがよいでしょう。中座をしないためにお手洗いなども早めに済ませたいですね。
Q スピーチを頼まれています。注意点や禁句を教えて
A スピーチが不安ならお手紙を書いてもOK!
内容は①祝福の言葉、②自己紹介、③新郎新婦の人柄やエピソード、④はなむけの言葉、⑤結びの言葉、で構成します。不安がある人は、女性ならお手紙を書いて読み、新婦にプレゼントするのもよいでしょう。時間は3分が目安。親族や会社の方も聞く場面なので、内輪ウケ、笑いを無理にとろうとしないように。
【気をつけたいワード】
●別離を連想させる言葉
切れる 別れる さける 戻る 終わる 最後など
●何度かあることを連想させる言葉
再び 繰り返し 重ね重ね たびたび 再三再四など
Q 式場での撮影マナーに注意点は?
A ルールを守って進行の妨げにならないよう注意を
挙式会場では、撮影がNGなケースもあります。そのような場合には式場から案内がありますので、ルールを守り、挙式・披露宴進行の妨げにならないよう注意しましょう。自分本位な撮影おNG。いつまでも自分だけ撮影していたり、場所を譲ったりしないのはヒンシュクをかいます。
当日の急なトラブルや、お祝いの席での疑問は解消できましたか? 結婚式でのマナーはこれで完璧。当日は服装や立ち居ふるまいに気をつけつつ、新郎新婦の幸せをお祝いして、一生の思い出に残る一日にしてくださいね。
【お話を伺った先生】マナー講師・松原奈緒美さん
エクシア代表。意識マナー、表現技術のスペシャリスト。マナー知識と視覚・聴覚に訴える表現技術で、コミュニケーション表現に関するさまざまな研修・各種イベント・セミナーを行う。
ホームページhttp://exsia.net/ブログhttp://ameblo.jp/happy-beauty-spiral/