服のプロたちが「試着でやっていること」
色やシルエットの幅が広く、丈やサイズの正解もつかみにくい…など、納得のいくものと出会うまで、意外と時間を要することも多いデニム。そこでデニム好きのスタイリストや、長年デニム選びに深く携わるショップスタッフなど、プロたちに徹底取材。理想の1本に最短距離でたどりつくための「見どころ」を詰め込んでご紹介します。
形やサイズを履き比べるときのポイント
1.まず後ろ姿をチェック。ラインの美しさとポケットの位置確認」
お尻のボリュームや生地の余り方、肉感など、意外と前からより後ろから見たときのシルエットが気になるデニム。選ぶときは「ウエストではなくヒップを基準にする」のがおすすめ。ウエストで合わせて小さいサイズのデニムをはくと、お尻の丸みがぺたっとつぶされて、後ろ姿があまりキレイに見えないことも」(スタイリスト・塚田綾子さん)
2.シルエットやはく頻度でも変わる「ジャストなサイズ」
ゆるめで探していても、ワイドより太めテーパードのほうが体型的にしっくりきたり、ストレッチが強いものはなじむのを見越して少しきつめにしたり。比べてわかることも多いため、「2スタイル・2サイズ」は試してほしいところ。
3.INしてOUT・OUTしてIN。ウエストまわりのもたつきをチェック
・ハイウエストの場合はとくに、腰まわりがぴったりしていたほうがデニムはキレイ。とはいえ痛かったり苦しいものでは本末転倒。タックINして着ることが多いと思うので、まずはINした状態のときに心地よく思うフィット感で見定めを。(スタイリスト・樋口かほりさん)
・ジャストサイズで選びすぎると、トップスによっては中に入れた際に下腹が出ているようにふくらみが強調され、スタイルが悪く見えることも。出したときはだらしなくならず、入れたときには自然に隙間が埋まるくらいのゆとりが理想的。(勝冶絵里奈さん・Levi’s®)
デニムのプロが教える「自分にぴったり似合う」選び方
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