ハンパな季節にちょうどいい「黒と白のコーディネート」秋仕様でも「ちぐはぐに見えない」合わせ方

季節が移ろうからといって、大きな変化を急ぐ必要はない。見慣れた配色や組み合わせをベースに、羽織りものとタンクトップの組み合わせなど、中途半端な季節ならではのオシャレを楽しめるスタイリングサンプル。


シンプルの中で差がつく「モノトーンの組み合わせ」

抜けを生む白はベーシックのまま、冷静さを保てる黒で目新しさを。落ち着く2色が地味に転んでしまわないよう、素材の質感やシルエットで差をつけることで、トータルバランスがよくまとまる組み合わせの考え方。



短く厚手の「タイトな黒」と長く薄い「なびく白」

さっそうと歩いても形がくずれない、ハリのあるワイドパンツをコンパクトな黒トップスで引き立てて。少量の黒で白多めの膨張感を払拭。



甘い黒とでもクールを保てる「白のストレートデニム」

もともとバランスのとれた配色だけに、試せるテイストの幅も広いモノトーン。ヴィンテージ調の黒ブラウスも白デニムと一緒なら重く見えず、甘くもなりすぎず、スタイルをキープしつつも力の抜けたバランスに。



奥行きが生まれる透け感を利用

白タンクトップ 8,800円/OUR WACOAL(ワコールお客様センター) 黒パンツ 15,000円/COS(COS 青山店) シルバーバッグ 42,900円/オソイ クリアバッグ 5,499円/H&M(H&M カスタマーサービス) ローファー 29,700円/G.H.BASS(アウトドア プロダクツ ユージュアルシングス 中目黒) 


ショートパンツの上にシアーなロングパンツを重ねたようなレイヤード風デザインが新鮮。ゆれ感のある風合いでカジュアルなモノトーンに華が出る。



「白黒だから試せる」ボーダーの遊び心

体が泳ぐオーバーサイズのニュアンスと隙間からのぞく素肌によって、黒が多めでも季節に見合った軽さが得られる。無地だとややもの足りないところ気品と愛嬌をあわせもった白黒ボーダーで親しみも加算。



ルーズに着た白を少量の黒で引き締め

難易度の高い真っ白な服は、少し太めのデニムとニットでゆとりのあるシルエットを意識して、親しみやすさも獲得。黒キャップと足元は黒ヒールと、品よく整う小物づかいも肝。



コートはじめは「肌感のある白インナー」と

白インナーの抜けでボリューミィな黒をつなげてもすっきり。オーバーサイズのトレンチコートとなじませるように、フレアスカートをセット。上半身から足元へと広がる黒のAラインも、白をのぞかせるだけで迫力をおさえられる。黒の静かな色で、ドレス手前のシルエットも日常へとけ込む。



ゆるやかな素材感なら上下黒もなごやかに

辛口な配色をマイルドに仕上げるため、シルクやサテン風のゆれ感のある素材を利用して甘さを。顔まわりに小さく白をさして、ルーズな黒どうしの重心を上げて。



モノトーンが上手くなるテクニック
【もっと見る】
≫白と黒だけでここまで変わる「地味に見せない」コーディネートのテクニック