まだまだ暑さも続く時期、新投入したいのは、今も秋からも使える服。Tシャツからニットへ。シーズン問わず頼れるデニムを軸に、ワードローブを秋シフト。
(CONTENTS)
①ブルーデニムに合うニット
②季節を「つないで続く」ニットトップス
③ワンピースもニットにチェンジ
④ニットは「ボトムから」がいい理由
⑤スタイリストが選んだ最優秀デニム
【1】「ブルーデニムに合う」ニット
Tシャツとデニム、からニットとデニムへ。相性のいい組み合わせを軸にニットとデニム、それぞれをリニューアル。
王道カジュアルに味を出す「パッチワーク風の編み模様」
ニットシャツ 5,500円／ザ ショップ ティーケー（ワールド プレスインフォメーション） デニムパンツ 29,700円／アッパーハイツ（ゲストリスト） シルバーバングル 62,480円／BULBS（ZUTTOHOLIC） 赤サンダル 2,999円／H&M（H&M カスタマーサービス）
色あせデニムのヴィンテージ感が生きてくる、パッチワーク風のデザインニット。えりつきでシャツのように使えるうえ、フロントが開くことで暑い季節の羽織りとしても重宝。
直線的なシルエットでスマートに
ニットベスト 7,150円／STYLEMIXER（バロックジャパンリミテッド） センタープレスデニムパンツ 25,300円／THE SHINZONE（Shinzone ルミネ新宿店） サファリハット 5,500円／MOUSSY（バロックジャパンリミテッド） ゴールドブレスレット 8,800円／Jouete 黒バッグ 13,200円／LAGUNAMOON（LAGUNAMOON ルミネ新宿2） ゴールドパンプス 21,450円／ル タロン グリーズ（ル タロン グリーズ ルミネ新宿店）
細身デニムのIラインが引き立つように、ノースリーブタイプをセレクト。
ハーフパンツの無骨さをシアーな長そでニットで軽減
白シアーニット 8,800円／N.O.R.C デニムショートパンツ 22,000円、ビッグバッグ 13,200円／ともにアッパーハイツ、バッグに引っかけたGジャン 49,500円／ニードバイ ヘリテージ（以上ゲストリスト） ネックレス 8,580円／PILGRIM（ZUTTOHOLIC） ミュール 8,900円／CHARLES & KEITH（CHARLES & KEITH JAPAN）
ロンＴ感覚で使える薄手のクリーンな白ニット。ほのかに肌が透けるため、デニムのハーフパンツに足りない女性らしさをカバーできる。
デニムを上品に飾るケーブル編み
ブラウン半そでニットトップス 26,400円、ニットカーディガン 39,600円／ともにブルックス ブラザーズ（ブルックス ブラザーズ ジャパン） デニムパンツ 25, 300円／THE SHINZONE（Shinzone ルミネ新宿店） 眼鏡 48,400円／Oliver Peoples（ルックスオティカジャパン カスタマーサービス） バッグ 5,290円／Is n’ t She? シューズ 2,690円／KOBE LETTUCE
一見フレアかどうかわからないほど、絶妙な幅に仕立て上げられたフレアデニム。脚線がほっそり見える特徴はそのまま、端正に装える細身のシルエット。
紺ブレ＋白T＋デニムを「ニットで脱力」
ネイビースクエアニットジャケット 29,700円/TICCA 白T 2,990円/Gap ブルークラッシュデニムパンツ 15,180円/MOUSSY(バロックジャパンリミテッド) バッグ 3,490円/KOBE LETTUCE 生成りフラットシューズ 14,850円/ダイアナ(ダイアナ 銀座本店)
ラフなTシャツ＋ブルーデニムにジャケットをはおる定番の組み合わせをニットでアレンジ。力が抜けてやわらかいニット素材のジャケットだから、カジュアルなものどうしとなじみやすく、品のよさもそこなわない。「冬に必要なあたたかさ」にしばられない、春のニットスタイルに。
白Tを「ふんわりとしたニット」に変更
シャギーニットトップス 31,900円/サムソ サムソ(エイト) ブルーラップデニムパンツ 68,200円/オスロー(フィルム) 黒ベルベットバッグ 6,590円/ZARA(ザラ カスタマーサービス) 黒ハートポインテッドトゥパンプス 17,600円/ダイアナ(ダイアナ 銀座本店)
プレーンな白Tの素材を秋仕様にチェンジ。デニムはフロントボタンの位置をずらしたウエストの切り替えが特徴。洗いざらしのようなラフな色合いも、甘めなニットに好相性。
【2】季節を「つないで続く」ニットトップス
Tシャツよりもキレイ、シャツよりもお堅くない、カットソーよりもドレッシー…ニットならではのメリットがあるアイテムをひとまとめにしてご紹介。
「ぶかぶか感」が可愛いゆるニット
オーバーサイズ コットンブレンド セーター 18,000円／バナナ リパブリック コットン混紡糸を使用した、柔らかな肌あたりのオーバーサイズシルエット。涼しく着られる透かし編みを採用。すその両サイドにはスリット入り。
人気のワッフルTシャツ
ワッフル ワイドTシャツ 4,950円／SHIPS any ポリエステルとコットンのワッフル生地を使用。ゆったりとした身体が泳ぐサイジングは、華奢見え効果も。全5色で展開。
きちんと感を出せるモックネック
ベージュニット 7,990円／Gap（Gap新宿フラッグス店） 柔和なカラーを間のびさせない、細かく仕立てられたケーブル編み。きらびやかなラメ糸が編み込まれており、光の反射によって華やかな表情を楽しめる。
使い勝手もいいスウェットのようなニットフーディ
グレースムースニット フーディー 19,910円／ReNAVE（NAVE） ビッグサイズのフーディーを、ニット地でキレイめに。ハーフパンツやミニ、細身のボトムや軽さのあるスカートなど、似合うボトムも多く、ちょっと寒い日にも活躍。小顔効果も期待したい大きめのフード。
カジュアルなボトムに合わせて
フリンジタンクトップ 22,000円／leinwande フリンジが織り込まれた素材にさらにプリーツ加工を施すことで、高密度なふわふわ感を持ったオリジナルマテリアル。クリスタルプリーツを細かく入れることで、非常にどこまでも伸び、着用可能サイズの幅が広いアイテム。
【3】ワンピースもニットにチェンジ
便利な服＝ワンピースも夏素材からニットに変更。日常でもドレスシーンでも重宝するタイプや、着回しに幅が出るワンピース風のセットアップなど秋支度をはじめるにふさわしいタイプをピックアップ。
くびれを強調するフィット＆フレア
黒リブニットワンピース 27,500円／イウエン マトフ（ユナイテッドアローズ 渋谷スクランブルスクエア店） フィットするリブニットと、たっぷりと広がるスカートをドッキング。
小さく散らしたスパンコール
黒スパンコールニットワンピース 26,400円／ガリャルダガランテ（ガリャルダガランテ 青山店） 日常使いもできる小さなスパンコールを、透かし編みのニットにミックス。スタイルよく見える、シルエットの切り替え位置も高めのデザイン。
肉感をひろわないリブニット
白×黒ストライプニットワンピース 38,500円／ベッド&ブレックファスト（グリードインターナショナル トウキョウストア） ややフィットするデザインで、ボーダーに女らしさを宿して。
上下つなげるとドレスライクな姿に
グレーペプラムニットトップス 8,990円、ニットスカート 9,990円／ともにプラステ 無縫製で編み上げたことで、1枚で着映える構築的なシルエットに。ボリュームのあるペプラムトップスとスカートをセットで着ると、ドレスなみに華やかなルックスを演出。マシンウォッシャブル機能」に対応する、ポリエステル100%の型くずれしにくい素材。
羽織りとしても使いやすい
黒2WAYロングカーディガンワンピース 13,200円／AKTE ふんわりとした質感のメッシュニットで、黒をやさしげな印象に。高めのウエスト位置からわずかに広がる絶妙なシルエットが脚長効果を発揮。
カットソーのように軽い・カットソーのようなハイゲージ
グレーショルダーカットワンピース 20,900円／エトレトウキョウ カットソーのように薄く軽い生地感。編み目を細かくしたハイゲージで、肌あたりもチクチクしにくく1日中着ていてもストレスフリー。タイトでもゆるくもない、体のラインをキレイに見せてくれるシルエット。すその両サイドにはスリット入りで動きやすさもカバー。
【4】「ボトムから」ニットにチェンジ
暑さも10月頃まで続くという予報の今年は「今から長く使える」ボトムから秋支度を進めるのが賢い選択。中でもカジュアル、薄手のトップスにも好相性なニットスカートに注目。
直線フォルムに立体感を生むフェザー加工
グレーニットスカート 13,200円／Ungrid ボリュームの出にくいIライン。冷たいイメージもグレーなら起毛感があってもほっこりしにくい。バックスリット入りで、さらにすっきりとしたシルエットに。ウエストはゴム仕様でラフに履ける。
デイリー使いできる赤のリブニット
赤スカート 17,600円／アダム エ ロペ マットでこっくりとした色味の赤。Tシャツやカットソーに合わせるだけで、カジュアルにドレスアップ。伸縮性のあるリブニットなのでIシルエットでも動きやすい。
ラメをプラスして黒を軽やかに
ラメスカート 13,970円／Mila Owen（ミラ オーウェン ルミネ新宿2店） ハイゲージのニットにぎらつかないラメを織りまぜたスカート。微細な光のおかげで黒の重厚感も気にならず、さらにはプリーツの揺れ感により見た目以上に軽やか。
美シルエットに上品な輝き
シルバーラメニットスカート 17,600円／ウィム ガゼット（ウィム ガゼット ルミネ新宿店） ひざ下からすそにかけて広がるシルエット、腰位置高めに設定されたハイウエスト、薦かな縦リブがスタイルアップに大きく貢献。脚のラインをひろいにくい生地感でも、ラメの繊細な輝きが厚ぼったさを感じさせない。
心地よく履けるスリムなロング
イエローフレアスカート 46,200円／ENFÖLD ウエストはゴム仕様でリラックスした穿き心地。バックスタイルには立体的なフレアを入れた、直線美が際立つシルエットのロングスカート。
伸縮性がありながら型くずれしない
ラメリブタイトスカート 15,400円／ストラ ほどよく厚みのある素材で体のラインが出づらく、洗濯機で洗っても美しいシルエットを維持。伸縮性の高いリブで、細身のシルエットなのにストレスフリー。バックスリットが入っているから足さばきも良好。
【5】スタイリストに選ばれた最優秀デニム
デニム好きのスタイリストたちが「色も形も穿き心地もいちばん」で選んだデニムは？
【STYLIST MEMBERS】
（渡邉恵子さん）品がいいのに親しみやすいシンプルスタイルが鉄板。 （樋口かほりさん） 私服も週3回はデニムというフリーク。 （岩田槙子さん）モードなのにきちんと感もある、バランスのとれたスタイリングが得意。 （出口奈津子さん） 好感度の高いカジュアルスタイルを提案。
（高木千智さん） メンズのスタイルや古着からインスピレーションを得たスタイリングで人気。 （塚田綾子さん）ベーシックな装いに、色や小物でさりげなくアクセントを加える絶妙なバランス感覚。 （船戸唯さん） カジュアルなのに品よく、キレイめなのに親しみやすいスタイリングが好評。
【SOFTHYPEN】
丸いシルエットが90’sっぽい
デニムパンツ 24,200円／ソフトハイフン 「90年代のマムジーンズを彷彿させるゆったりとしたウエストに、丸みのある形が今また気分。ラクにはけるのに、腰位置が高くてスタイルよく見える点も推したい理由です」（高木さん）
【ROLLA’S for ADAM ET ROPÉ】
余裕のあるストレートが使える
デニムパンツ 18,150円／ローラス フォー アダム エ ロペ（ジュンカスタマーセンター） 「撮影で必ず使うローラスのデニム。適度なゆるさと、薄すぎず濃すぎずの色合いもちょうどよく、はくと本当にさまになる」（塚田綾子さん）
【Oblada】
スタイリストたちにも人気のブランド
デニムパンツ 39,600円／Oblada（シンチ） シンゾーンでクリエイティブディレクターを20年務めた染谷真太郎氏が2022年に設立。ヴィンテージデニムなどから着想を得た緻密な加工感に注目。「アタリやヴィンテージ風の色落ち加減などが絶妙。やや幅を持たせたストレートで、ウエストを少し細く仕立てることで、メリハリの効いた美しいシルエットに」（渡邉さん）
【ebure】
キレイめ派に向けたアイスブルー
ウォッシュドデニムパンツ 36,300円／ebure（ebure GINZA SIX店） 上質なシンプルがそろうebure初のウォッシュドデニム。「ストレートながら、すっきりとした腰まわりや、ヒップの位置も高く見える設計。品よく転ぶ白に近いブルーの色みで、洗練された女らしさがにじむ１本」（出口さん）
【THE SHINZONE】
太ももをカバーする形
デニムパンツ 20,900円／THE SHINZONE（Shinzone ルミネ新宿店） 「腰まわりの張りや太ももが気になる人に一押し。股上はゆとりがあり、すそにかけて細くなるラインを描くから、うまく体型カバーができる」（船戸さん）
【Levi’s®】
あらためて501®が新しい
デニムパンツ 15,400円／Levi’s®（リーバイ・ストラウス ジャパン） 「フレアやワイドなど、デニムも多種多様ですが、また王道のストレートがかえって新鮮。ボリューム感のあるトップスが全盛のいま、シルエットはストレートががバランスもとりやすく出番も増える」（樋口さん）
【LE CIEL BLEU】
「ゆるくもなく・きつくもない」バナナシルエット
テーパードデニムパンツ 28,600円／LE CIEL BLEU（ルシェルブルー 総合カスタマーサービス） 「ウエストはコンパクト、ヒップや太ももはゆるめ。締めたい部分と隠したい部分を1つでカバーしてくれる、旬のバナナシルエットが優秀。メリハリのある形で、ヒールに頼らなくても、バランスがとりやすくショートブーツにも好相性」（岩田さん）
【Levi’s®】
タイトすぎずに体のラインを出せる「唯一無二のフィット感」
ブルーデニム 14,300円／リーバイス®（リーバイ・ストラウス ジャパン） 「ヒップの形もキレイに見える、太くもなく細くもないストレート。絶妙な色落ち具合もリーバイスならでは」（高木さん）
ポケットもベルトループもすべてBIG
インディゴデニムパンツ 46,200円／クーキーズー（ロンハーマン） 「バギーのようなワイドシルエット。ポイントは深めの股上。そうすることでルーズには見えないけど、脚線もごまかしてくれるパンツの幅感も生きて、脚は長く見えつつもリラックスした印象に。上品かつきちんと見える色なので、攻めたデザインも試しやすい。フルレングスで穿くだけでなく、靴や合わせるトップスによっては、すそを少しロールアップするなど足元のアレンジもしやすいシルエット」（岩田さん）
シルエットが秀逸な「Oblada」
黒デニムパンツ 29,920円／Oblada（シンチ） 「Obladaの服がすごく好きで、どれもスタンダードなのに、ルーズなサイズ感が絶妙。その中でもパンツを含め、Gジャンなどデニムアイテムはとくにおすすめ」（スタイリスト・塚田綾子さん）
古着のようにずるっと穿けるカーヴィーなシルエット。アクセントにもなる大きめのバックポケットで後ろ姿も抜かりなく。背面のウエストにゴムが入っており、着脱が簡単。