2020年春夏のコレクション会場に集結した、ファッショニスタたちの装いをリポート。今すぐ参考にできるトピックスを、GISELeのスタイリスト陣が解説します。
「ありがち」のマイナーチェンジ法
色を変える、1アイテム足す、使い方に工夫を凝らすなど。膨大なSNAPの中で光った着方のちょっとした技をスタイリストが伝授。見慣れた服の完成度UPに効果てきめん!
首をおおうハイネックに変更
「あごを隠してしまうほど、高さのあるハイネックニットがこの冬かわいい。折り返したりくしゅくしゅさせたりするのではなく、こんなふうに立てて着るのが今っぽい。無造作なシニヨンヘアとも好相性」(出口さん)
ワントーンをカジュアルな素材で
「上品なブルーを使ったワントーンで一見女性らしいのに、トップスがスエットっていう意外性がすごく好き。色みがやさしいからこそ、シャープさを演出できるタイトスカートをとり入れたのも見事」(石関さん)
好きな黒を全部着てみる
「テイストや質感にとらわれず、手持ちの黒を自由に合わせてみるのもオススメ。異なる質感を重ねることで、重く見えないしメリハリもつく。白をさし色にしがちなところ、潔く全部黒!が新鮮でいい」(高木さん)
カラーボーダーをアクセントに
「スリーブやショルダー部分にボリュームをもたせた、それだけで更新感のあるトレンチコート。えり元やそで口から、無難な白黒ではなく、水色のボーダーをのぞかせたところが、華やかだしオシャレ」(石関さん)
グレーを味方にイエローをさす
「オーバーサイズの仕立てがマニッシュなセットアップ。知的さのあるチャコールグレーに効かせる色として、ペールイエローをとり入れたのが小粋。バッグも似た色みでそろえると統一感を出せます」(石関さん)