黒の持つ切れ味、白の抜け感。その両極端な魅力を、欲張りに手に入れられるのが中間色・グレー。ときに全身を引き締める「黒的なバランサー」として、またあるときは、ラフさを穏やかに整える「白のような調整役」として。スタイリングの手数を圧倒的に増やしてくれる実力高いグレーにフォーカス。
「黒に代わるまとめ役」濃度高めのグレー
シャープな印象をそなえつつ、黒ほどエッジが効きすぎない。チャコールグレーの濃くもあいまいな色みは、いろんなテイストMIXをうまくなじませるのにうってつけ。
ワーク感が残るサロペットパンツを
ネイビーシャツで大人っぽく

濃紺×深いグレーのトラッドな配色をベースに、インテリな表情をキープ。胸下までとどくハイウエストパンツでIラインを強調すれば、テクニック不要でスタイルアップものぞめる。気品をおぎなう起毛感のあるウール地。
小物感覚で抑揚をつけられる
コンパクトなグレービスチェをON

細身なのにきゅうくつ感がない、伸縮性の高いリブニット。ハイネックシャツ×光沢パンツのエレガントな服装に、適量のエッジをプラス。
デザイン性は色でくすませて
モードな装いを少しマイルドに

肩幅の華奢見せがかなう、ひかえめなボリュームスリーブが特徴。構築的な形により攻めた見た目になりがちなぶん、配色は無彩色でまとめるのが賢明。
「白の代わりにもなる」組み合わせ方
【全22コーディネートの一覧】≫「1色で3パターン」黒的・白的に使えて合わせやすい「コーディネートが増える色」
