カジュアルな服がよく似合う人。うまくこなす秘訣は、服の選び方や着方だけじゃなく、メイクの仕方にもあるかもしれない。自然体で親しみやすい。人となりまで垣間見えるような「頑張りすぎないメイク」のバリエーション。
メイクにもある「好配色」ベージュ+ブラウン
メイク感を出さずに、自然で立体感のある顔立ち。さらにどんな色をのせてもバランスよくまとまる基本色「ベージュとブラウン」。2色だけで、あるいは+1色を重ねて、混ぜて作る「オシャレな顔」への5つのアプローチ。(コスメは現在価格変更の可能性もございます)
【1】
とけ込ませるように「ベージュのレイヤード」

ベージュにベージュを重ねる。「目立たない」を逆手にとった足し算の可能性は無限大。レイヤードしてもにごらず、メイク感が「すぎ」ない。さらには光を受けることで骨格も整える役割も担う。
→USE COSMETICS

1_シマー リクイド ハイライター 02 4,290円/SUQQU ゴールドに寄せたベージュカラーのハイライター。肌に光を添える。 2_レ ベージュ ヘルシー グロウ パウダー 8,580円/シャネル どんな光の下でも、常にナチュラルな輝きを放つ肌へ。目鼻立ちをナチュラルに引き立てる。 3_アイグロウ ジェム BE302 2,970円/コスメデコルテ まぶたにフィットする負担のない使い心地。さりげなく、でも主張するレディッシュベージュ。
【HOW TO】
→ベージュにそなわる「なりきる力」を生かす


表面を彩るのではなく、肌の奥にツヤを感じさせることで顔まわりをドレスアップ。
1_リクイドハイライター(右)をほお骨のトップと眉間と鼻先を結ぶ、横長のひし形になじませる。顔の中心に光をしのばせる仕込み。
2_続いてチークは、ほおの高い位置にニュートラルな楕円形に。肌から浮かず、でもやさしく締まるギリギリの明度(ヘルシー グロウ パウダー)でも、1のおかげで適度なメリハリ感を出せる。
3_目頭側が濃くなるように、アイホールのラインよりやや小さめにアイカラー(左)をのせる。下まぶたは目尻をはずしてのせることで、適度なヌケが生まれる。
【2】
目元に自然な立体感を生む「ベージュのグラデーション」

ヘルシーでやわらかいイメージの白を生かすため、メイクも淡いベージュトーンを選択。しっとりマットな質感でグラデーションをつくったら、骨格の丸みがきわ立ち目元が立体的に。この「適度なメイク感」はひかえめな配色だからこそ。
→USE COSMETICS

1.ケイト ポッピングシルエットシャドウ BE-1 1,540円(編集部調べ)/カネボウ化粧品 肌へのなじみがよいニュアンスベージュ。
2.プロ ブロウ ディファイナー 1MM-チップ ペンシル ストラット 3,630円/M·A·C 1mmの極細ラインで、まるで本物のような自然な毛流れに。
3.アラウズ リップス 12 3,960円(セット価格)/セルヴォーク もとの血色感を引き上げながらシックな印象をかなえる。
【HOW TO】
→「ベージュのグラデ」で目元を立体的に

1. 1のAを眉下まで広く、Bをアイホールと下まぶたのキワに塗る。
2. 下まぶたの目頭部分にCのグリッターを小さくのせ、抜けをプラス。眉は、先にマスカラやブラシを使って毛並みを整え、毛のないところだけを2で描き足す。リップ3は直塗り。
【3】
黒マスカラが引き立つ「白っぽいベージュのまぶた」

黒マスカラにベージュシャドウという、見慣れた配色を更新するべく、選んだのは「白っぽいベージュ」。まぶたの明度を上げることで、ぬれたようなツヤを帯びた黒のまつ毛がよりキレイに。リップにはブラウン系を。
→USE COSMETICS

A.ワンダー クラウド リキッドアイシャドウ 005 1,320円/リンメル まぶたにのせると、クリーミィな質感からパウダー状に変化。 B.グロッシーラッシュ マスカラ 3,850円/UNMIX まつ毛をすこやかに見せるために考えられた黒マスカラ。 C.ルナソル プランプメロウリップス サテン EX11 4,400円/カネボウ化粧品 グレーのニュアンスを感じる大人なオレンジブラウン。
【HOW TO】
→「ラフ塗り」によってベージュが新鮮に

1.Aを指でまぶたに数カ所のせてから、ラフに塗り広げる。
2.塗り終えたら、今度は付属のチップでアイホールの中央をやさしくたたくように色を追加。まんべんなくなじませるのではなく、わざとムラができるように塗るのがポイント。
3.上下のまつ毛に黒マスカラBを塗布。目元がマットなので、つややかなリップCでメリハリを。落ち着いた雰囲気のブラウンが相愛。
【4】
オレンジシャドウも使って「血色ベージュをセルフメイク」

知的な見た目のまま、フレッシュさと遊び心も欲張るなら、ベージュの上にオレンジシャドウを薄くレイヤリング。高発色なオレンジもベージュと一緒だとまろやかに落ち着き、互いにとっていい作用。
→USE COSMETICS

A.Color Leeway Eye Palette 02 Sienna Brick 2,800円/MOS 新進気鋭の韓国ブランド。細かなカラーパウダーとワックスを絶妙に配合しており、見たままのカラーがまぶたにフィット。 B.ルージュ スナイデル 17 3,080円/スナイデル ビューティ ふっくらとやわらかな唇を演出する、ピュアな発色とナチュラルなツヤ感が魅力。モダンで都会的な表情をあと押しする、キャメルベージュ。
【HOW TO】
→理想のベージュは「自分で調合」

1. A-1を眉下のくぼみのところまで、上まぶた全体に塗り広げる。下まぶたは目頭から目尻にかけて細めに。
2. 下地をつくり終えたら、A-2のオレンジを二重幅のやや上まで重ねてグラデーションに。下まぶたは、黒目の真下にのみA-2をのせる。
3. 目元をいきいきとしたカラーで仕上げたなら、リップBはイエロー系のベージュをセレクト。力が抜けつつオシャレな顔へ。