「1分で印象チェンジ」人気ヘアメイクに聞いた「いつものメイクに飽きない」簡単テクニック


「昨日のコスメに飽きない」テクニック

必要最低限のコスメでパターンを持つべく、押さえておきたいのは「ちょっとしたアレンジ」のレパートリー。人気ヘアメイク・木部明美さんが実践するアイディアを収集。



(CONTENTS)
「いつものメイクに飽きない」工夫
キーワードは「カラーレス」やめると上手くいくメイクのコツ
プロたちが愛用する「メリットがある定番色」
「本当にいい」ハイコスパのアイシャドウ
「テカらないツヤ肌をつくる」コスメ



担当ヘアメイク/木部明美さん(PEACE MONKEY所属)
遊び心あふれるキャッチーなメイクが得意。顔全体をコーディネートするように、独自の理論で組み立てられた配色や質感にはファンも多数。絶妙なニュアンスのあるヘアアレンジも定評。




1
「形を変えて」アイラインに変化球

「目の形に沿って引いた下方向のラインと、はね上げぎみに引いたラインをかけ合わせた「魚のしっぽ」みたいなWライン。たれ目メイクのかわいらしさとつり目メイクのシャープさ、両方のよさを欲張れる」(木部さん)


ニット 9,900円/ジャーナル スタンダード レリューム(ジャーナル スタンダード レリューム ルミネ新宿店) ピアス 18,700円/ココシュニック オンキッチュ(ココシュニック) 



2
「ベロアの光沢」だけで夜へとスイッチ

「メイクはそのまま、しっとりとした質感がヘアに加わるだけで、華やかな印象に」(木部さん)


〈上から〉ベロアカチューシャ 20,900円/アレクサンドル ドゥ パリ(アレクサンドル ドゥ パリ GINZA SIX店) パールつきシュシュ 7,150円、リボンバレッタ 5,500円/ともにIRIS 47(フーブス)




3
顔まわりのもの足りなさに「みずみずしいキラキラ」を

眼鏡 25,300円/レイバン(ルックスオティカジャパン カスタマーサービス) オールインワン 37,950円/uncrave WHITE(uncrave) 「小物でツヤめきをプラス。極細フレームならさりげなく」(木部さん)

RMK リップ ルミナイザー 06 3,520円/RMK Division 「リップの仕上げにのせれば、ツヤと透明感を上乗せできる」(木部さん)

ブラウス 14,300円/スピック&スパン(スピック&スパン ルミネ有楽町店) ピアス 14,300円/LILI CLASPE(ZUTTOHOLIC)

シングル アイカラー 06 Star Guitar 1,540円/DIDION 「目頭を囲むように広くのせる。繊細な光沢がきらめいて、いつものアイメイクに淑女なメリハリが出現」(木部さん)




4
「1本のヘアゴム」で多彩な後ろ姿

ボーダーポロニット 8,990円/Gap シルバーピアス 16,500円/ココシュニック 「クセ毛風のウェーブヘアを下のほうでゆるくシニヨンに」(木部さん)

ジップスエット 7,990円、デニムパンツ 9,990円/ともにGap 「リボンのようにしてキャッチィな後ろ姿に。つくり方は、①毛先を多めに残したおだんごを作り、ヘアゴムで結ぶ。②毛先の束を内側に丸め、①のヘアゴムに入れ込むだけと意外と簡単」(木部さん)




5
はげたネイルの先端に「トーンの近い濃い色」を

ニットベスト 19,800円/SeaRoomlynn 塗り直しは「もとのカラーよりも濃い同系色」が便利。フレンチネイル感覚ではげた部分をカムフラージュすれば、オシャレなうえ時短もかなう」(木部さん)

〈右から〉ヴェルニ 197(数量限定発売) 4,620円/シャネル THREE ネイルラッカー 18 2,420円/THREE

〈右から〉アディクション ザ ネイル ポリッシュ + サイレンスト セレニティ Calm World(数量限定発売) 2,420円/アディクション ビューティ THREE ネイルラッカー 08 2,420円/THREE




6
「肌・唇・髪・心」がうるおうバームを携帯

ドリームバーム -ネロリ- 20g 4,950円/アロマパシィー 木部さんとセルフケアブランド・アロマパシィーのコラボで生まれた、全身の保湿ケアに使えるバーム。体温で心地よくとろけて、甘くてやわらかなネロリの香りが広がる。




7
「ポイントを1つにしぼって」こなれ感

「顔に1つだけ主張しているところを出せば、だいたいメイクはキマります。そのため、今日はリップが主役などとメインを決めてそれ以外は何もしないのもあり。すべてのパーツを飾るより洒落た印象に仕上がります」(木部さん)




8
マスカラは黒をやめてみる

「1つで、ラクしてさまになるということにぴったり。悪目立ちせず品もいい濃いブルーやグリーンもおすすめです」(木部さん) 【木部さんのお勧め】ザ マスカラ カラーニュアンス WP Starry Sea 4,180円/アディクション ビューティ ニューアンビエンスカラーマスカラ アンディファインド 2,200円/hince




9
下地は2種類をまぜて使用

「ベージュ系の下地だと肌なじみはいいけどくすんで見えてしまうので、ピンクの下地を少量MIX。ピンクの下地だけだと白浮きする悩みもまぜることによってほどよくトーンアップ」(木部さん)




10
木部さんの愛用

ROI プロフェッショナルスポンジ 1,320円/ROI 「リキッド、クッションファンデから、クリームチークにも使えるユーティリティスポンジ。キメが細かく弾力のある素材なので、余分なファンデをしっかり吸収し、厚塗り感のない肌へと仕上がります。楕円形で目尻や小鼻などの細かいところにもフィットさせやすいので、ストックするために複数買いしました」(木部さん)




11
インスピレーションはアートの中から

リップをつけたあとの最終調整として、チークを入れることが多いです。メイクの雰囲気と骨格のバランスを見て、頬骨に沿って横長に入れるか、こめかみに向かって入れるかなど、チークを塗る位置や面積を検討します。一般的に内側に向かって入れるとかわいらしく、外側に向かって入れると大人っぽく仕上がります。


チークを入れる場所による見え方の違いがわからないという人も多いはず。そんなとき、絵画の中の女性を参考にするのも手。描かれた年代や背景によって、塗る角度も色をのせる面積もそれぞれ異なるので、こういう塗り方をすれば、こんなふうに見えるのだと、チークがもたらす印象を考えるのに便利



木部さんお勧めのチーク

ペタル リキッド リップ アンド チーク 〈上から〉 03,04 各3,300円/トーン 「気張った感なくカジュアルに使えるところが好き」 奥から血色がにじむように、華やいだ色以上に透明感で染め上げるような色づき」(木部さん)




12
2つのコスメを混ぜて作る「毛穴レスのさらりとした肌」

「セミマットの土台をつくったあとに、メリハリをつける意味でハイライトを入れるようにしています。白浮きしたくないのでエトヴォスのピンクがかったクリームタイプのハイライトが必須。仕上げにローズラボのパウダーを軽くたたけば、毛穴レスのさらりとした美肌になります」(木部さん)


〈右から〉ALL day シルキーモイストパウダーR 3,520円/ROSE LABO ミネラルラディアントスキンバーム 4,400円/エトヴォス