お手本は▶シャルロット・ゲンズブール
1971年生まれ。父はセルジュ・ゲンズブール、母はジェーン・バーキン。85年、14才でヒロインをつとめた『なまいきシャルロット』の繊細な演技とともに、劇中のボーダー×デニムスタイルがアイコンルックとして有名。
飾らないのに目を引く存在感
本名よりも『なまいきシャルロット』のヒロインとしてのほうがピンとくるかもしれない。ボーダーコーデといえば……で真っ先に浮かぶアーカイブ画像、あの「浮かない顔のティーンエージャー」こそが、シャルロットです。
母はファッションアイコンとしてこれまた名高い、ジェーン・バーキン。母譲りの透明感はアレコレのせない「引き算メイク」で再現を。湿度を感じるブラウンのワントーンで、ナチュラルだけどひとクセありの「なぜか気になる」女性像に。
Use it!
A セルヴォーク インフィニトリー カラー 01 3,200円+税/マッシュビューティーラボ B ル ヴェルニ 551 3,200円+税/ランコム(限定) C リップカラーコントゥール 03 3,800円+税/バーバリー・ジャパン
MAKE_01
湿度を感じるブラウンシャドウA の単色仕上げ。上まぶたはラフに指づけする。
MAKE_02
下まぶたはツヤをのせる感覚でOK。Aをブラシで下まぶたにライン状に細く。目頭は余白にして抜け感をプラスして。
MAKE_03
リップにはセミマットなベージュC をセレクト。目元と同じく、色はふつうだけど質感でひとクセつけるとちょうどいいバランス。ネイルB もブラウンをセレクト。
FIN!
お手本は▶カトリーヌ・ドヌーブ
1934年パリ生まれ。俳優一家に育つ。完璧に整ったルックスから「世界一の美女」の異名をとる。リトルドレスやリボンなど、エレガントなスタイルの象徴としてとらえられ、YSLのミューズにもなったファッションアイコン。
ありきたりの枠にハマらないコンサバ
一見、退屈に感じる「王道コンサバ」だって、ドヌーヴ流にアレンジを加えることでタイムレスな輝きを放つスタイルに変換可能です。
奇をてらわず、メイクの基本セオリーは死守しながらも、配色だけ遊ぶ。淡色どうしのやわらかな囲み目は「黒に逃げたくない日」の新たな一手になりそう。
Use it!
A フューチャー アイシャドウパレット Ar 4,000円+税/RMK Division(限定) B オーデイシャスリップスティック 2828 3,700円+税/NARS JAPAN(限定) C ヴェルニ ロング トゥニュ 576 3,200円+税/シャネル(限定)
MAKE_01
A のカーキ(上から2番目)を二重幅よりやや太め、目を開けたときに色がしっかり見える位置までのせる。
MAKE_02
A のピンク(上から3番目)をアイホールラインにアーチ状にオン。さらにA のシアーピンク(上から1番目)をまぶた全体にヴェールのようにまぶす。輝きのみのせる感覚で。
MAKE_03
下まぶたにA のピンク(上から3番目)をライン状にのせて完成。
FIN!
Photography_Saki Omi(io・model) Hair&Make-up_Tomoko Okada(TRON)
Styling_Keiko Watanabe( KIND) Model_Valentina Composition&Text_Wakana Akiya