「上手いとオシャレに見える」バランスの難しいボーイッシュ「大人っぽくキレイに整う」その秘訣

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ラクな着心地を優先したいなら、旬のスポーティなムードを生かして疲れないオシャレを極めるのもあり。ただ、単純なカジュアルに終わらない着方や選びの「キレイに見せる計算」が、大人には必要。



【1】「飾りは素肌だけ」着方のテクニック


メンズライクな服を着るときに欠かせない女っぽさを、これからは「肌の分量」で微調整。デコルテやひざ、背骨など、凹凸のある部位をのぞかせることで、スタイルアップにもひもづけられる。



キャップとワークパンツで挟み「バッグコンシャス」

フーディジャケット 97,900円/キャサリン ハムネット×ロンハーマン(ロンハーマン) バックオープントップス 16,500円/ボーダーズ アット バルコニー パンツ 26,180円/MIDIUMISOLID(マザーズ インダストリー) キャップ 7,480円/SEA(エスストア) 2連ネックレス 27,500円/モイパリ/ルル・ウィルビー(アルアバイル) ロングネックレス 35,200円/ダブルスタンダードクロージング(フィルム) バッグ 162,800円/HUNTING WORLD(ハンティング・ワールド帝国ホテル店) パンプス 14,960円/A de Vivre 


ナイロンブルゾン+ワークパンツの直球でスポーティな装いには、背中の「さりげない肌見せ」が好相性。ナイロンは清潔感の出る白、トップスは肌との境界線がぼやけない黒を選び、モノトーンにすれば失敗もしにくい。小物まで白黒だと緊張感が出すぎるから、ほぐす感覚でブルーやアースカラーをセレクト。



デコルテをざっくり開けてルーズな色気を

ジャケット 132,000円/OLD ENGLAND(オールド イングランド銀座店) 白シャツ 16,500円/デミルクス ビームス(デミルクス ビームス 新宿) トラックパンツ 25,300円/KANEMASA PHIL.(カネマサ トウキョウ オフィス) 手首につけたシュシュ 9,900円/ジェニファー オーレット(ロンハーマン) ピアス 10,560円/Luv AJ(ZUTTOHOLIC) バッグ 71,500円/メイデン(アルアバイル) サンダル 14,850円/ダイアナ(ダイアナ 銀座本店) 


正統派な服で隙をつくると、ラインパンツのアクティブさを同時に抑える効果が。首元や足元から肌がのぞくことで、暗色+幅広の見た目に抜け感を加えることも可能。大ぶりのピアスや手首につけたシュシュでさりげなく女性らしさをアピールして。



シルエットのギャップで華奢なスタイルをメイク

グレースウェット 26,400円/SEA(エスストア) 中に着たタンクトップ 9,900円/8100(ロンハーマン) ミニスカート 16,500円/AIGLE(エーグル カスタマーサービス) サングラス 15,400円/STATUS ANXIETY.(ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム) ピアス 10,560円/Luv AJ(ZUTTOHOLIC) バッグ 6,990円/MANGO ラインソックス 1,045円/靴下屋(タビオ) パンプス 14,960円/A de Vivre 


丈を短く更新して下は極力コンパクトに仕上げると、ぶかっとしたスウェットをスマートな印象に落とし込める。カーゴパンツを彷彿させる、厚地+大きなポケットの立体感で、ミニなのに脚を細見せする作用が。黒ヒールに合わせたラインソックスもムードをあと押し。



Gジャンを重ねて肌量を調整

グレーニットベアオールインワン 26,400円/エディット フォー ルル ブルーデニムジャケット(デニムミニスカートとセット) 27,500円/AMERI(Ameri VINTAGE) 黒ぶち眼鏡 38,500円/アヤメ ブルーキャップ 7,700円/THE SHINZONE(Shinzone ルミネ新宿店) ビッグトートバッグ 19,800円/ソリッドアンドストロング バッグ ストア 


ベアトップの肌感をオーバーなデニムジャケットでせばめ、センシュアルからラフなイメージに転換。足元を正統派にまとめれば、オールインワンも手抜きに見えずキレイに仕上がる。



ブラウスのようなナイロンジャケット

黒ナイロンジャケット 53,900円/アカネ ウツノミヤ カーキリネンタイトスカート 53,900円/ATON(ATON AOYAMA) サングラス 52,800円/アイヴァン(アイヴァン 東京ギャラリー) バッグ 4,950円/フレッシュサービス(フレッシュサービス ヘッドクオーターズ)


タックINしてももたつかないすその2段リブが、丸みのあるシルエットを強調し、スタイルの華奢見せに一役。フロントボタンの一部を開くことで、ブラウスのようなセーラーカラーに。首元からデコルテを見せて、無骨な黒ナイロンにも映える女っぽさをプラス。



【2】ラフさを打ち消す「選びのポイント」


多彩なアイテムで登場する、シアーやサテンの光沢をそなえた素材で、気楽な服自体を品よくアップデート。質感でキレイを調整できるぶん、全部ラクすることにちゅうちょしなくていい。


前を閉めるとトップス風の透けるブルゾン

白シアーブルゾン 29,700円/Nave(NAVE) 中に着たタンクトップ 7,700円/CaRouseLamBRa(ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム) デニム 30,800円/THE SHINZONE(Shinzone ルミネ新宿店)


光沢のあるシアー素材のブルゾン。スリーブや肩回りからほんのりと肌が透けるだけで、ブルゾン+デニムというラフな組み合わせもエレガントに映る。前を締めるとトップス風に着られるコンパクトなシルエット。上まできっちり締めてすましてみても、エアリーな素材なら暑苦しさなく装える。



トップスの重みが縦に流れるつややかなパンツ

チルデンニット 39,600円/ギャルリー・ヴィー(ギャルリー・ヴィー 丸の内店) パンツ 14,850円/アンクリード(ロコンド) ニット帽 8,580円/CA4LA(CA4LA プレスルーム) ピアス 11,440円/chibi jewels(ZUTTOHOLIC) サンダル 14,850円/ダイアナ(ダイアナ 銀座本店) インナー/スタイリスト私物 


サテン特有のとろみがシルエットを縦に流し、締めつけずとも美脚に。落ち感のある生地を生かすことで、オーバーサイズのニットベストをすっきりと。



「知性まで連れてくる」ツヤのあるグリーンブルゾン

黒ニットノースリーブトップス 17,600円/Venit(ハルミ ショールーム)  グリーンブルゾン 20,900円/リーバイス®(リーバイ・ストラウス ジャパン)  黒ダブルクロスコクーンカート 42,900円/ENFÖLD  黒ハンドバッグ 22,000円、黒ロングブーツ 38,500円/ともにダイアナ(ダイアナ 銀座本店) 



さらっと羽織れる、シルクリネン混のツヤっとしたブルゾン。冷静なグリーンと黒とを掛け合わせたことで、ラフなアイテム同士でもスタイリッシュな見た目に好転。タンクとも気が合うカジュアルさはそのままに、品もにじむ装いに。



【3】「大人に似合う」ボーイッシュの成功例


理想の「男の子っぽいけど可愛らしい」ルックスを目指すため。さじ加減の難しいボーイッシュなスタイリングの成功パターンをひとまとめにしてお届け。



ボーイッシュの質を上げる「足元の女らしさ」

グレーショートパンツ 9,900円/THROW by SLY(バロックジャパンリミテッド) 中に着た白Tシャツ 11,000円/ニコラ ジェンソン(リノウン) 白スエット 13,200円/+81 BRAN CA(UTS PR) ネイビーバッグ(8月展開) 13,200円/TSU RU By MARIKO OIKAWA 白ソックス(2Pセット) 2,640円/THE RAILROAD SOCK(メイデン・カンパニー) 黒パンプス 42,900円/KATIM


丈が短いことでもの足りなさを感じる足元にソックスとパンプスのレディなセットを投入。ボーイッシュなナイロンショーツに女らしい組み合わせをぶつけることで、ラフすぎずドレッシーすぎないベストバランスに。モノトーンや先細パンプスなど、一見浮きそうなほどの品のよさが、ショートパンツを単純なカジュアルで終わらせない秘訣。



白シャツ+チノを今っぽくアップデート

白シャツ 48,400円/アキラナカ(ハルミ ショールーム) 白リブタンクトップ 15,400円/コキュカ(ザ ストア バイシー 代官山店)  ベージュタックワイドパンツ 38,500円/ソブ(フィルム) 白キャップ 7,920円/シップス ナインケース(シップス インフォメーションセンター) 白ベルト 7,840円/EVCON(1LDK apartments.) ブルーソックス 1, 100円/タビオ バッグ 16,500円/ソリッドアンドストロング バッグ ストア スニーカー 11,000円/Reebok



シャツはタックINせずともすっきり見える、サイドが短いノーカラー。そのぶん、腰高・幅広シルエットのチノパンでメリハリづけながらすらっとした脚線に。まくったそでやキャップの合わせでやんちゃに装いつつ、ベーシックを大人っぽく更新。



ラフな黒とキレイな白の好バランス

ホワイトスカート 28,600円/ウィム ガゼット(ウィム ガゼット ルミネ新宿店) ノースリーブトップス 15,180円、巾着バッグ 7,480円/ともにoblada(シンチ) キャップ 7,4 80円/SEA(エスストア) 手に持ったグレーストール 29,000円/バナナ・リパブリック サンダル 10,500円/チャールズ&キース(CHARLES & KEITH JAPAN)


古着のようなパンチのある黒のプリントTに白いレース特有の甘さがとけ込んで、ハードすぎずガーリーすぎないバランスに。風になびくほど軽やかな質感のレースが、シャープに傾きがちな白黒配色でもやわらかくキレイなムードに仕上げてくれる。



ジャケットなのに「かわいい」まじめすぎないチェック柄

ネイビーアシンメトリースカート 39,600円/チノ(モールド) ジャケット 29,700円/MAISON SPECIAL(メゾンスペシャル 青山店) ブルーシャツ(4月入荷予定) 49,500円/THE NEWHOUSE(アークインク) キャップ 6,490円/SEA(エスストア) バッグ 47,300円/VASIC(ヴァジックジャパン) クリア眼鏡 45,100円/Oliver Peoples(ルックスオティカジャパン カスタマーサービス) ベージュパンプス 53,900円/PELLICO(ebure GINZA SIX店)


シャツにジャケットの品のよさでキレイな印象は保ちつつ、柄やキャップでどこかあどけない仕上がりに。キャップは深みのあるグリーンを選び、品のいいままカジュアルダウン。すっきりとしたフォルムのベージュパンプスですそにかけての重みを引き算。



なめらかな質感のパンツで「スマートな男の子」

ライトグレーカーゴパンツ 29,700円/アルアバイル リバーシブルロゴTシャツ 19,800円/セント ジョンズ サード クラブ(アマン) スニーカー 11,000円/Reebokダークグリーンショルダーバッグ 64,900円/ブレディー フォー スティーブン アラン(スティーブン アラン シンジュク) 白ソックス(6足入り) 3,520円/THE RAILROAD SOCK(メイデン・カンパニー) 


光沢感のあるサテン素材が、ライトグレーを「ツヤがひかえめなシルバー」のように演出。カーゴパンツのメンズ感をおさえながら、エッジの効いたキレイなムードで装える。縦落ち素材のしなやかな風合いが、ワイドシルエットの重みをそぎ落とし、力みの抜けた見た目をメイク。



Tシャツと着ても幼く見えない「地厚なリネンのハーフパンツ」

ベージュリネンハーフパンツ 39,600円/ebure(ebur e GINZA SIX 店) グリーンTシャツ 11,000円/S OFT GOODS(メイデン・カンパニー) 手に持ったジャケット 13,900円/MANGO サングラス 45,1 00円/プロポ(プロポデザイン) ショルダーバッグ 64,900円/ブレディー フォー スティーブン アラン(スティーブン アラン シンジュク) ローファー 84, 700円/ジャミーハラー(ギャルリー・ヴィー 丸の内店)



合わせたTシャツは濃厚なグリーンでハーフパンツに知性もプラス。肩掛けしたカーキのバッグや紳士っぽいブラウンローファーなど、小物も含めてクラシックなアイテムを選び、涼し気な装いを品のいいカジュアルに仕上げて。



コクのある配色をクリーンなイメージに着地

通気性のいいハイゲージニットなら、濃厚なブラウンでも軽やか。古着みたいなコーデユロイパンツとボーイッシュに装っても、つまった首元できちんと。



洒脱なメンズルックをやさしい色だけで

ソフトな印象をもたらせる白とライトベージュなら、白T+チノパンにキャップといえどストリートに寄りすぎずどこかマイルド。女らしさはゴールドのピアスやブレスレットでさりげなく効かせて。



ノースリとオーバーオールだけでさまになる

黒で面積の広めというどっしりとした重厚感がヘルシーな装いの整え役として作用。シックな配色のワンツーでまとめt目尾地味にまらず、気楽なシルエットも必然的にエレガントに方向づけ。



気だるい長そででハーフパンツを穏やかに

ボーイッシュさが色濃くでがちなショートパンツは、マイルドな配色で大人っぽく。ルーズなニットを合わせることで、軽快なパンツとのバランスがとりやすくなる。女らしさを残せる深いVネックもポイント。





スウェットを品よく見せる小物づかい

黒のロングスカートを、スポーティな小物でリラックス。レザーのバッグをしのばせれば、足元はラクしても上品なまま。白・黒・グレーの3色にとどめて、真逆のテイストMIXをまとまりよく。



白の半そでシャツにニュアンスをプラス

白の半そでシャツは、ロールアップするだけで、女性らしいやわらかな見た目に傾く小ワザ。かごバッグもこの時季にふさわしいレトロなムードづくりを担う役割。



デニムのダメージを生かすシンプルな長そで

女性らしさはバッグの刺しゅうに残し、色あせたダメージデニムを印象づけ。ゆったりとしたロングスリーブなら、シンプルな黒でも無骨とまでいかず、やさしさを醸せる。



足元以外をすべてルーズに

光沢のあるメンズ的パンツがあれば ヘアスタイルも含めて全部ボーイッシュに振っても甘さが残る。たっぷりしたシルエットのイエロースウェットとサテンパンツとのユニークな組み合わせ。ソックス+ローファーなど、小物で優等生ぶれば、だらしなくも見えない



寒色トーンで子どもっぽさをセーブ

短め丈のボトムと調和を図るように、ルーズなシャツをかぶせて露出を調整。シャツの片側だけタックインすることで単調さを防ぐだけでなく、こなれた印象も獲得。



海外ストリートを参考に
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