人気スタイリストは「使い方から選ぶ」 ロゴTシャツをセンスよく着る方法


バリエーションが豊かなトップスで、シンプルスタイルの気分転換。着方は単純なまま、素材やデザインでいつものムードを変えられるTシャツをピックアップ。


(スタイリスト・樋口かほりさん)
大人に似合うカジュアルをモットーに、リアリティのあるアイテム選びの提案と肩の力を抜いて着られる、シンプルカジュアルなスタイリングは毎号多くの反響が。



(CONTENTS)
人気スタイリストが指南「ロゴTの選び方・使い方」
どんな服にも合わせやすい「ちょうどいいロゴ」 Tシャツの新作




人気スタイリストが指南「ロゴTの選び方・使い方」

大人のカジュアルスタイルを提案する人気スタイリスト・樋口かほりさんがスタイリングに役立つ、ロゴTの選びと使い方を指南。

【POINT】
□合わせる服を選ばない「ゆるめのサイズ」を選択
□かすれた色みやミニロゴの「ひかえめ」がシンプルな服に合う
□スタイリングには「キレイとカジュアル」どっちもMIX




大人しいトーンがなごむ「小さな鮮やか色」

濃淡のあるグレーを合わせた、あいまいな配色のスパイスとして赤のロゴTを。パッと見で惹かれる赤はインパクトがあるので、小さめのロゴや細身のフォントなど、「ひかえめ」ぐらいがシンプルな服にはちょうどいいと思います。(樋口さん)




白をうまく着るための「大きめな黒」

緊張感が出やすい白い服どうしの合わせこそロゴを活用。わかりやすい「大きなロゴを使ったハズし」もシャープな印象の黒であれば、キレイめな服にも合う。モノトーンなら「盛っている感」も出にくいのでおすすめです。(樋口さん)




大人レトロな「ベージュにロゴ」

甘い服が好きな人にもオススメしたいのが、ベージュベースのマイルドな色みのロゴT。ヴィンテージライクな柄ボトムと合わせれば、上品なレトロルックにまとまる。服を選ばない、大きすぎず、小さすぎない絶妙なロゴもポイント。(樋口さん)




端正なパンツは「後ろ姿」で盛り上げる

きちんとした服がベースの人にとって、テキスタイルTシャツはカジュアルなイメージが強いはず。そこで、バックロゴを後ろ姿で効かせる選択を。前はキレイな印象のまま、辛口モードなスタイリングに更新。(樋口さん)




セレクト基準は「キレイな服に似合う」ロゴT

幼いイメージが先行して、一見キレイめとは少し距離を感じるロゴT。インテリなセットアップに個性をもたらす存在としてとらえれば、魅力が再燃。きちんと感のある装いが可能に。



「ジャケット+パンツ」とともにロゴTを

緊張感のあるお堅い白にひそませたい大胆な黒の遊び心

黒ロゴTシャツ 19,800円/ザ インターナショナル アート コレクション(ノウン) アイボリージャケット 29,000円、アイボリーショートパンツ 12,000円/ともにバナナ・リパブリック 〈右手〉シルバーバングル 62,700円、〈左手〉シルバーチェーンブレスレット 284,900円/ともにe.m.(e.m. 青山店) ローファー(メンズ) 22,500円/COS(COS 青山店) 端正なショートパンツが、真逆のテンションの間をとりもつ。



おかたいジャケットの隙間を埋める「ファニーなプリントT」

かたさをほぐす「アイキャッチ」

白リンガーTシャツ 18,700円/SEA(エスストア) チャコールグレージャケット 100,100円/beautiful people(ビューティフルピープル 伊勢丹新宿店) ネイビーパンツ 27,500円/LE PH IL(LE PHIL NEWoMan 新宿店) シューズ/スタイリスト私物 レトロなプリントをあしらったかわいげのある白Tで、ジャケパンスタイルをまじめ手前に。派手すぎないアイキャッチでマニッシュな見た目に親近感をプラス。間からのぞく程度だから真逆のテンションも浮かないハズしに。



AND MORE!

ロゴTの中でも、ワードローブにとり入れやすく、比較的大人っぽく着られるものをセレクト。選びのポイントも参考に。



古着のようなあせたグレーとカラフルなロゴ

グレーロゴTシャツ 6,600円/Ungrid ベースが白だと少しやんちゃな印象が強いカラフルなプリント。トーンが落ち着くグレーだと、コントラストが和らいで“いい味”として効果を発揮。




もたつかない「ピタッとフォルム」

ネイビープリントロゴTシャツ 39,600円/ユハン ワン(エディット フォー ルル) 大胆なプリントも、フィット感のある形ならボーイッシュすぎずレディな印象に。クリーンなネイビー×白の配色もポイント。




「短め丈だから」すっきり見える

ブルーロゴショートTシャツ 4,950円/Ungrid ドロップショルダーに幅広のそで。ゆとりのある形ながら、丈はおへその上くらい。なにと合わせてもだぼつかず、メリハリのある見た目をけん引。




絵になる「CKロゴ」

ロゴTシャツ 9,900円/カルバン・クライン ジーンズ(カルバン・クライン カスタマーサービス) そぎ落とされたデザインに、再び注目が集まるカルバン・クライン。Tシャツ姿に箔がつく。




黒ベースなら「ちょっと辛口」

黒ロゴTシャツ(別注) 11,000円/ノウハウ ジュエリー フォー アダム エ ロペ(アダム エ ロペ) ハンサムな黒にパープルが映える、ぷっくりとした立体ロゴ。生地の適度な厚みも、きちんと見えの理由。




「主張しすぎない」淡い色み

白ロゴTシャツ 7,150円/ライディングハイ(ジャーナル スタンダード 自由が丘店) くたっとした生地の雰囲気にマッチする、ヴィンテージ風の色ムラ。はっきりしすぎないぶん、似合うアイテムも広め。




せっかくなら「思いきりのいい色」

イエローロゴTシャツ 7,480円/BLUESCENTRIC(メイデン・カンパニー) 目を引く色を選ぶのも、さまになるという意味では選択肢の1つに。色のテンションに合わせたロックTは1枚で着映えを約束。




スポーティに仕立てる「ナンバリング」

白ナンバーロゴTシャツ(別注) 10,890円/チャンピオン(ROSE BUD ルミネエスト新宿店) アクセントになる大きめのプリント。数字以外はシンプルかつ、そでも長めだからやんちゃ感をセーブ。