スウェット上手のオシャレな人に聞いた「スウェットをキレイに着る方法」

ニットほど重たくない適度な肉厚感と、動きやすさが重宝するスウェット。どんなテイストにも染まれるスタイリング幅の広さも魅力。サイズ、色、素材……。豊富なバリエーションの中から、納得のいく1着を見つけるために、スウェットのあれこれを深掘り。



「スウェットにまつわるマイルール」

ラクとオシャレを両得できる一方で、色みやちょっとした丈感の差など、やぼったく見せないためのジャッジを求められるスウェット。聞き込みから見えてきたポイントの数々を、ぜひ参考に。



「着方を気にせず1着で上品に」

小嶋 奈南美さん(LE PHIL PR @nanami_koji)

【POINT】
□スウェット感のないつるりとした生地
□バルーンシルエットで体型カバー


「スウェットのときもカジュアルすぎない、品のあるスタイリングを心がけています。とくに好きなこの2着は、すそのギャザーによりふくらみができ、ウエストまわりをキレイに見せてくれるのがポイント。ダンボール素材なので、エレガントなアイテムとも違和感なくなじみ、シーンレスに活躍してくれます」




どこかに「レディな要素をプラス」

西村 あかねさん(fashion PR @akn720)

【POINT】
□重ね着もできる薄手生地
□スウェットにこそモードなメイク


「だらしない印象にならないよう、ゆとりがあるけど薄手、軽量ですっきり見えるものをよく着ます。スウェットのカジュアルな雰囲気にレディ要素を足してバランスをとることも意識。赤やブラウンを使ったモードなメイク、華奢なゴールドアクセサリーを合わせます」




「惹かれるのは遊びのきいたクセあり」

SELENAHELIOS

U by SPICK&SPAN

小林 萌絵さん(U by SPICK&SPAN ショップスタッフ @u___moe)

【POINT】
□スウェットをいいことに思いきったデザイン
□ヘアスタイルはガーリーに


「地厚なメンズっぽい素材を女らしく着るのが気分。SELENAHELIOSのパーカは、くびれのギャザリングと長めのそでにひとめボレ。U by SPICK&SPANの杢グレーのスウェットは、実は背中開き。肌見せに辛口スカートを合わせた、抑揚のあるスタイリングにしました」



「丈にこだわってスタイルよく」

中村 愛さん(会社員 @___1211mg)

【POINT】
□身長に合わせたアイテム選び
□靴まで考えたトータルバランス


「159cmほどの私には、だぼだぼしすぎない腰下くらいの丈がフィット。合わせるパンツはワイドだとやぼったく、スキニーだとカジュアルすぎて見えるので、ストレートが定番に。アディダスのサンバやコンバースなど、靴底が薄めのフラットなスニーカーで、プレーンな足元にするのが好みです」



「着方を悩む時間も楽しい、直感で選んだ古着」

横井 つぐみさん(HOWIE clothing オーナー・SOOR ディレクター @tsugumi_yokoi)

【POINT】
□ほかにはないクタッとした風合い
□穴や破れのダメージも、ときには魅力


「全身古着スタイルは避け、キレイめなパンツや華奢な靴を合わせるようにしています。さらに、そでをまくり手首を出すことでほっこり感を払拭。今季気になるのはフーディにデニムジャケットなどのレイヤードスタイル」

「左から馬モチーフ、鮮やかな配色、かわいいフォントに惹かれて。古着はプリントの配置や色落ち具合を見て選びます。行きつけのお店が多い高円寺の中でも、お気に入りは安くて良いものがそろう“beach”」




1枚でかわいく見える」デザイン

知久 友里恵さん(SeaRoomlynn PR @chiku_y34)

【POINT】
□大きくゆるく、すそはきゅっと
□そでは長くてボリューミィ


「無地の場合はシルエット重視で、丸みのあるルーズなサイズを。ロゴ入りやカラフルなものも好きです。コーディネートが3色以上になるときは、どれか1色を2アイテム以上に。小物のトーンを合わせるだけでも、まとまりが出て大人っぽく着られます」




「上質なのに1万円台以下」スタイリストが買ったハイコスパなスウェット

「ニットよりスウェット派」というスタイリスト・船戸 唯さんの視点で選ばれた“欲しい理由があるスウェット”をリストアップ。求めるべき1着の見極めポイントを、プレスのコメントとともにお届け。


スタイリスト・船戸 唯さん) カジュアルなのに品よく、キレイめなのに親しみやすい、絶妙なさじ加減のコーディネートで支持を集める。


【SELECT POINT】
「1着1役。着方の幅を考えすぎない」

□見せたいポイントを1つにしぼる
□気に入ったものを長く着る

「週3~4で着るほどスウェット好き。着まわしを考えすぎず、“これはこの役割”と決めてポイントを生かしてスタイリングを楽しみます」(船戸さん)



「3着そろえても9,000円以下」

(黒ハイネックのみ一部店舗のみ販売)各2,990円/GU 「豊富な首のデザイン。手頃な価格で旬な形に挑戦しやすい」(スタイリスト・船戸さん)

「ふくらみのある肉厚生地が人気のヘビーウェイトシリーズ。ハーフジップにはメタルジップを使用し、ヴィンテージ感を強化しました。」(プレス・荒木久美子さん)



「ひかえめな同系色の背面ロゴ」

16,500円/アラミンタ ジェームス(ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム) 「古着のような淡い色合いが魅力」(スタイリスト・船戸さん)

「1枚でもあたたかい裏起毛。毛足が短いため、起毛特有の厚みやごわつきを感じません。レイヤードが増えるこれからの季節、アウターにもひびきにくい。」(PR・岸莉華子さん)



「ロンTの延長で使える薄手のタイプ

ユニクロのオンライン限定サイズがおすすめで、これはXXL」(船戸さん) スウェットで欲しいゆるさありつつは、だぼだぼになりすぎない便利なオーバーサイズ。クリーンな白で選べば、やんちゃ見えも回避。(画像は本人私物です)



無地の黒と差がつく同色ロゴ

14,300円/アディダス オリジナルス(アディダスお客様窓口) 「黒なら大人っぽく装える本格派のスポーティ」(船戸さん) 「フレンチテリー素材の使用により、軽量かつストレッチ性の高い、優れた着心地を実現。ブランドを象徴するロゴとラインを、さりげなく同色で配置。」(PR・武石しおりさん)



ON/OFF問わずブラウスのように

16,500円/MANOF 「フレアなすそと、ふくらんだそでで上品な印象に。甘め派やブラウス派の人にオススメ」(船戸さん) 「吸水速乾機能つきのポリエステル素材で、さらっとした見た目と肌ざわり。ウエストにきかせたタックデザインが、ボディラインをカバーしてくれます。」(プレス・松本英理さん)



肩を落として着るのにも適したデザイン

16,500円/オニット(ヤギ) 「片方または両肩を下げオフショルにしたり、タンクをのぞかせたり、アレンジを楽しめます」(船戸さん) 「メンズトップスから着想を得たサイジング。コットン素材を切りっぱなし風に仕上げたルーズな雰囲気と、デコルテが見えるすっきりとしたネックが好バランス」(onit・プレス担当)



「メンズっぽいレディースもの」

スウェット 9,900円/SeaRoomlynn 「白Tを中に着ることを想定し、適度なゆとりがあることは絶対条件。いまスウェットもメンズものを選ぶのが定番化してきていますが、メンズもののゆったりとしたサイズ感に対して、モノによっては首元がつまりすぎているな、というモノも多く、女性もので無骨なデザインを探します。そんな中、これはすべてが理想どおりで即購入したもの」(スタイリスト・船戸さん)