ワイドパンツを選ぶときに基準としたいのは、スニーカーに合わせてもキレイを保てるデザイン性。腰位置を高く導く形や、脚を美しく見せる落ち感素材など選ぶ理由のある1本を、それぞれ「ローテク・ボリューム・デザイン」の3種のスニーカーと合わせて検証。
スタイルよく見える「パンツとスニーカーの組み合わせ」
センタープレスやタック入りの硬派なデザインがスニーカーと好相性。腰位置が上がるウエストのひと手間で、さらに脚長効果を期待できる。相棒となるスニーカーはパンツのデザインや色みとケンカせず、ありがちな悩みを解消してくれる気が利くものをセレクト。
(01)クリーンな白ワイド+適度に遊べる「バイカラーのローテク」
メンズな白に親しみをもたらす黒×紺の無骨なルックス
オフ白ベルトつきタック入りワイドパンツ 8,990円/MANGO ブルー配色ローカットスニーカー 12,100円/VANS(VANS JAPANカスタマーサポート) オフ白ニット×レザーコンビブルゾン 33,000円/マカフィー(トゥモローランド) ネイビーリブカットソー 13,200円/ロエフ(エイチ ビューティー&ユース)
1本でウエストマークも担うベルトつきパンツのかっちりとしたイメージと、バイカラーがやんちゃなスニーカーのギャップも楽しい。ときに膨張感も気になるワイドな白に対して、ダークカラーがベースの細身スニーカーが引き締め役として作用。
復刻モデルならではのクラシカルデザイン
ネイビーラインスニーカー 14,300円/Reebok 80年代人気モデルの復刻発売。好相性な白と濃いネイビーの配色で、上品な印象に。クッション性にも優れた、ほどよく厚みのあるソールでスタイルUPにも貢献。
モノトーンスタイルを締める白のスリーストライプ
黒×白ラインスニーカー 15,400円/adidas(アディダスお客様窓口) 白のスリーストライプが映えるモノトーン配色も、スエード素材+ガムソールの組み合わせでどことなくマイルド。どんなボトムを合わせても足元がもたついて見えない横幅が細めのフォルム。
部分的だから臆せず使える「鮮やかな赤」
赤×白スニーカー 13,200円/コンバース(コンバースインフォメーションセンター) 80年代の名作バッシュ「WEAPON」をブラッシュアップしたモデル。白と赤のコントラストをミッドソールの生成り色が上手く中和。
(02)ベージュの太ストレート+バランス上手な「黒の厚底」
コンサバなベージュが浮かないローファー感覚の黒
サスペンダーつきベージュワイドパンツ 18,700円/AKTE 黒OZGAIA Wスニーカー 12,100円/アディダス(アディダスお客様窓口) オレンジモヘア半そでニット 59,400円/AVN(コロネット) 黒縁眼鏡 24,530円/ポロ ラルフ ローレン(ルックスオティカジャパン カスタマーサービス)
目線上げに一役買う黒サスペンダーをラフにたらして、腰まわりをすっきり見せ。色の力でシャープに締めながら脚も短く見えない黒の厚底スニーカーは、ストレートシルエットをより長く映しスタイルアップに直結。
サンダルのような軽量感
黒スニーカー 25,300円/HOKA®(デッカーズジャパン) クッション性、伸縮性、足を短く見せない厚いソールでも驚くほどの軽さ。すべてに優れた、疲れ知らずの1足。クセのないオールブラックで適度なボリューム感のあるデザインは、ワイドパンツのほか柔らかく揺れるフレアスカートやワンピースにも、スキニーなど細身のボトムにもお似合い。
ソックスアレンジもできるサンダルタイプ
黒メリージェーンサンダル 12,100円/SNIDEL-PUMA(SNIDEL ルミネ新宿2店) クッション性にも優れた厚みのあるウェッジソール。白ソックスで抜けをつくったり、黒ソックスでブーツライクなルックスになどアレンジも豊富。を甲の小さなシルバーロゴがひかえめなワンポイント。
キレイめにも向くALLブラックのレザーソール
厚底レザースニーカー 39,600円/OAO(OAOサポートセンター) トラッキングシューズのような、重さのある見た目ながら独自のミッドソールを使用し、見た目以上の軽さを実現。甘めのフレアスカートやカジュアルなワイドパンツのクールダウンにも適任。
(03)ストライプ柄のスラックス+ブラウンスエードの「ラインデザイン」
広がるすそを受け止めるレトロなスエードの重み
チャコールグレーペンシルストライプベルトつきワイドパンツ 34,000円/tsuyoshi yao tokyo(ピーアールワントーキョー) ベージュ×こげ茶ラインスニーカー 19,800円/アディダス(アディダスお客様窓口) グレーえりつきスエットプルオーバー 22,000円/エトレトウキョウ レザービッグボストン 12,100円/アダム エ ロペ(ジュンカスタマーセンター)
脚線を拾わないAラインぎみのピンストライプを、ライン入りのスニーカーでクラシカルに。スエード素材もかしこまるスラックスと一緒なら、気になるほっこり感が中和され、スタイリングに欲しい重量感だけが残る好結果に。
落ち着く配色のスリーストライプス
ブラウン×ピンクラインスニーカー 15,400円/adidas Originals(アディダスお客様窓口) 定番のスリーストライプを白ではなくピンクで採用。コントラストが落ち着いて、スポーティデザインを穏やかなムードで履きこなせる。
茶系の穏やかな2色づかいでダッドなたたずまい
茶スエードスニーカー 17,600円/PATRICK(カメイ・プロアクト) ベージュ+ブラウンの絶妙なグラデーション配色。スラックスのようなきちんとしたボトムともゆるみすぎない、重みのあるスエードの起毛感。
ミリタリーシューズのフォーマットを現代に踏襲
ブラウンスエードスニーカー 22,000円/REPRODUCTION OF FOUND(アイ ファウンド) 90年代まで軍用靴として流通していたデザインをリバイバル。横幅を持たせた無骨なデザインは、スマートな服のハズしはもちろん、甘めのボトムやワンピーススタイルのバランサーとしても重宝。