人気スタイリストが「買った色」 意外と使えるカラーシューズの選び方


「赤い靴」の選び方

着やすい色ではないけど、あると助かる色だから。シンプルな装いのポテンシャルを上げる赤を、人気スタイリスト・樋口かほりさんが、今の気分にひっかけてピックアップ。


スタイリスト・樋口かほりさん
毎号表紙も担当するGISELeスタイリスト。大人に似合うカジュアルをモットーに、リアリティのあるアイテム選びの提案と肩の力を抜いて着られる、シンプルカジュアルなスタイリングは毎号多くの反響が。


(CONTENTS)
1.人気スタイリストが買った「赤い靴」
2.「赤が似合う」バッグリスト
3.さし色にぴったりな赤のイヤーアクセサリー
4.スタイリストが買った「欠点のない黒小物」


美脚パンツに合う赤ブーツ

赤ショートブーツ 38,500円/オデット エ オディール(オデット エ オディール 新宿店) 「細身のウールなど、キレイめのパンツに合わせても強く見えない、つま先が丸い赤ブーツは意外と使える」

つっかけ感覚ではけるバレエ

赤バレエシューズ(別注) 37,400円/ポルセリ(エディット フォー ルル) 「かかとを踏める前提のくたっとしたレザーで、カジュアルに使える1足。古着っぽい赤らしく、レギンスなどとレトロに装いたい」

雨の日が待ち遠しくなる

赤ロングレインブーツ 26,950円/ハンター(ハンタージャパン カスタマーサービス) 「ハンターのレインブーツは長さがあり、大人もはきやすい。暗く感じる雨の日に、赤が入るだけで印象が明るくなる」

黒デニムに似合うクラシカルな赤をストック

赤メリージェーン 71,500円/ペリーコ(トゥモローランド) 「赤のメリージェーンを辛口に寄せる、ポインテッドトゥがポイント。あせた黒デニムとソックスなど男の子っぽく整えるとちょうどいい甘さに」

冬服のアクセントにベストなカラースニーカー

赤スニーカー 17,600円/アディダス(アディダスお客様窓口) 「素材も配色も重くなるこれからの季節のほうが、スニーカーに色が欲しくなる。形はレトロで、色でキレが出る、アディダスの赤がベスト」




「赤が似合う」バッグリスト

靴と同様、オシャレの一部として繰り返し使うバッグはサイズ感や色味も重要。コーディネートのアクセントとしてもちょうどいいサイズ感、色味、そして何より実用的なバッグも続けてご紹介。




ファッション好きからも人気の名作

スモールハイキングバッグ 135,300円/リュニフォーム(L/UNIFORM TOKYO) スイスの登山家のバッグからインスピレーションを得た、シックで軽く快適なスモールモデル。柔らかい撥水性のあるキャンバスを使用し、ディテールには小さなストラップで閉じることができるフラップとポケット、レザーハンドルとブレイドを施した逸品。




使い勝手もいいサイズ感

バッグ(13×20×8) 16,480円/ジャンニ キアリーニ(ジャンニ キアリーニ 銀座店) マチ幅があるため、ミニサイズでも収納力抜群。コーディネートに占める赤の分量もベストな大きさ。




実用性にも優れた万能な名作

赤レザートートバッグL(31×30×14) 33,000円/ヤング&オルセン ザ ドライグッズ ストア(グーニー PR) 持ちやすくてA4サイズも余裕で入る収納力。シンプルで上質がゆえに、どんな服にも合わせやすく長く活躍してくれる、カラバリも豊富なヤング アンド オルセンのトート。




合わせやすい落ち着いた色味の赤

レザートートバッグ(31×25×9)26,950円/ヤーキ(ヤーキオンラインストア) A4サイズをしっかり収納。前面には大きめのポケットつき。ショルダーストラップつきで使い勝手も抜群。オン&オフどちらにも最適なデザイン。




さし色にぴったりな赤のイヤーアクセサリー

顔まわりを華やかに飾る「小さなもの」。ちょっと物足りない…ということも多いシンプルな服を「目にとまる」装いへと変える、赤のイヤーアクセサリー。




赤のさし色が効いたフープピアス

赤ピアス 29,480円/SOKO(ZUTTOHOLIC) 立体的で重厚感のあるフープの中央をくぼませ、深い赤をのぞかせたモダンなピアス。サイドにも同様の仕掛けがほどこされ、横顔まで絵になる。




女優ミラーをイメージしたハート型ピアス

ハート型ピアス 5,940円/designsix つけるだけで華やいだ印象に。ブラウスと合わせて甘く振り切ったり、ロックTなどカジュアルなトップスとの合わせにも。




「赤とゴールド」の新鮮かつ上品な組み合わせ

ハートピアス 23,100円/lesbonbon(フーブス) 小さいながらも目を引く、ほのかな色香と甘さを感じる赤のさし色が効いたピアス。天然石を用い、愛らしいハートモチーフを上品に昇華。




愛らしいフラワーモチーフ

フラワー形ピアス 3,300円/designsix 真ん中の白部分に高さを出した立体的なデザイン。かわいげのある形も小さめなサイズだと試しやすい。




スタイリストが買った「欠点のない黒小物」

日々、多くのバッグに触れるGISELeスタイリストたちの審美眼にかなうものってどんなもの? 自分的ルールに基づいた選びのポイントや愛用の理由を聞き込み取材。 ※バッグの( )内の数字はサイズで縦×横×マチ、単位はcmです。




小さくても存在感のあるキューブ型

ボックスハンドバッグ 77,000円/メゾンヴァジック(トゥモローランド) マグネット式で、本物の箱のようにパタパタと開閉していく過程も楽しいバッグ。服がボリューミィなときは、小ぶりなバッグを持つのが今っぽさのあるバランスだと思います。(樋口さん)




年中活躍の黒ショートブーツは「細長いスクエアトゥ」

「夏も服によってよく合わせるショートブーツ。どんなボトムにも合わせやすいのは、丸くもなく角ばりすぎてもいない絶妙なトゥ。疲れにくい四角形のヒール、細長いフォルムを選ぶのもポイント」(樋口さん) 黒ショートブーツ 27,500円/タラントン by ダイアナ(ダイアナ 銀座本店)




完売・再入荷を繰り返す「BELLA」のシュシュ

白、黒シュシュ 各8,800円/BELLA テーマは「Imbalance is charming」。デザイナーがBrooklynで生活した3年間で感じたことをシュシュやリボンなどの小物を通じて表現するブランド。「髪をさっと結んだり、手首につけたりするだけで、ラフな装いもさまになる。甘めなデザインですがどんな服にも合わせやすい」(スタイリスト・渡邊恵子さん)




「薄型なのに」おさまりがいい

黒ショルダーバッグ(18.5×16×6.5) 24,200円/PIENI×Graphpaper(グラフペーパー 東京) 「PIENI×Graphpaperの別注。サイドのデザインが特徴的でシンプルな黒にもほどよい遊びが足せる。中がスエード地になっていて汚れにくいのもうれしいポイント」(スタイリスト・渡邉恵子さん)




甘すぎないワンポイント

「ハートモチーフに目がなく、リース中もつい手にとります。お気に入りの“KBF”のヘアピン、“パティエラ”の片耳ピアス。ハートの透かしが入ったサマーニットなど、服でもとり入れています」(スタイリスト・玉木穂乃香さん)




色褪せない名作「A de Vivre」のコインローファー

レザーコインローファー 17,930円/A de Vivre 「マニッシュな木型を使用したメンズライクなローファー。底は滑りにくく、細長くシャープなシルエットで、どんな服にも合わせやすいのでスタイリングでもよく使います」(スタイリスト・樋口かほりさん)




「上質なのに」ロープライス

黒ボストンバッグ(30×34×15) 8,580円/レイ ビームス(レイ ビームス 新宿) 「包容力のある台形ボストンバッグ。端正なフォルムと相まって重さが出やすいから、春夏の軽装に合わせてバランスを調整するのがちょうどいい」(スタイリスト・出口奈津子さん)




ソールは重く・ボディはスマート

黒ブーツ 49,500円/L’UNIQUE ET MOI(トゥモローランド) 「ボトムでおおえばローファー見えするベルトつき。ごつごつしすぎないので使いやすい」(スタイリスト・岩田槙子さん)




「新品なのに」ヴィンテージ風

ショルダーバッグ(20×27×7) 50,600円/ザ シンゾーン(Shinzone ルミネ新宿店) 「シックなレザーも、金具や表面に味わいが出て、まっさらなのに使いこまれたような、熟練された見た目がまさにドンピシャ。ストラップのアジャスターも細かく調整可能なのがいい」(スタイリスト・船戸唯さん)




ジュエリーがわりのサテン素材

ピンクサテンキャップ 15,400円/IRIS47(フーブス) 「奥ゆかしい輝きのサテン素材。いつもならキャップは、メイクはナチュラルで耳にピアスをつけるバランスが好きなのですが、これはジュエリーレスでかぶりたい」(樋口さん)




「ワイドボトムの締め役にぴったり」

ローファー 46,200円/ファビオ ルスコーニ(ファビオ ルスコーニ ジェイアール名古屋タカシマヤ店) 「日常的にはける心地よさと、スクエアトゥによるシャープさを兼ねる一足。カドのあるシルエットに加え、ゴールドのバックルもスタイリングの背筋をのばすのにひと役。」(スタイリスト・出口奈津子さん)




「黒なのに」地味じゃない

黒スカラップバッグ(10.5×24.5×6) 17,600円/TSURU By MARIKO OIKAWA 端正な見た目をウェービーに縁取り。「黒のバーハンドルで、シンプルなのに美術品のようなたたずまいが唯一無二。肩にかけたときのハンドルが服のデザインの一部になって着こなしにおもしろみが足せそう」(スタイリスト・出口奈津子さん)




ポップな花柄刺しゅうの「サンバ」

「最近のスニーカー選びは、特定のブランドや形より、各々の「好み」優先になっている印象。ちりばめられた小さなブルーの花がかわいくて、目に留まりました」(スタイリスト・玉木穂乃香さん) 花柄刺しゅうスニーカー 15,400円/アディダス オリジナルス(アディダスお客様窓口)




「ひとクセあるメタルモチーフのレザーベルト」

ハートベルト 24,000円/A VACATION(ノーベルバ) 丸ベルト 24,200円/A VACATION(プルミエ アロンディスモン) 「気品漂うゴールドで、形は個性派。定番ボトムの気分転換に使いたい。」(スタイリスト・岩田槙子さん)




「使いやすいのに」ありきたりじゃない

白バッグ 53,900円/VASIC、黒バッグ 92,400円/MAISON VASIC(ともにヴァジックジャパン) オンに適した容量と機能性をそなえながら、ちゃんと個性もあるところが選ぶ理由。キレイめベーシックな格好に、何かワンポイント足したいときに手にとることも多いです(スタイリスト・岩田槙子さん)




黒レザーのきちんと感とスニーカーならではのラフさを両立

スニーカー 13,200円/Reebok 「クラシック感に惹かれたリーボックの黒。ボリュームもひかえめなので大人っぽく、モードなスタイルにも似合う。個人的には太めな黒パンツと合わせたいです」(樋口さん) タンまで黒でまとめたレザーにロゴはひかえめなゴールドの「クラブ シー」の新作。