「細部」の飾り方
オシャレの完成度を高めるカギとなるのは、「細部の飾り方」にこだわること。その日の予定やなりたいイメージに合わせて、小物を足したり引いたり。小さな部分で大きな変化をもたらす装飾プランをナビゲート。
(CONTENTS)
①「長そでの先」をドレスアップ
②「間のソックス」がもたらすいい効果
③「手持ちのコートが可愛く化ける」ひと工夫
④相性のいい「ジャケットとインナー」
⑤「アイウエア+リップ」のコンビネーション
⑥アクセ使いが「ちぐはぐにならない」ルール
⑦「コートあり・なしどちらも似合う」重ね着の法則
⑧デニムが映える「ウエストまわり」のアレンジ
⑨少ない投資でサンダルを活用する方法
⑩シンプルな黒レザーバッグの飾り方
⑪正面よりも「横顔と後ろ姿」
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「長そでの先」をドレスアップ
シンプルな装いも、手元を「丁寧に飾りつけ」することで目立ちすぎず、目にとまる装いに。選びはもちろん、つける位置にもこだわった小物使いをシミュレーション。
抑揚を生む「サイズ違いのゴールド」
Gジャン 33,000円/レッドカード トーキョー(ゲストリスト) Tシャツ 7,700円/Oblada(シンチ) スカート 49,500円/THIRD MAGAZINE×mikomori(THIRD MAGAZINE) ソックス(2足セット) 5,060円/ババコ(ショールーム リンクス) パンプス 10,500円/チャールズ&キース(CHARLES & KEITH JAPAN)
無骨なGジャンに甘さと個性が加わる、フレアスカートとゴールドアクセの組み合わせ。スタンダードな服のコーディネートこそ、手元の重ねづけも奏功する。
「パステルをちりばめて」ほどよい甘さを
冷静なモノトーンをゆるめるパステルを効かせて甘さを加算。アクセサリー感覚のミニバッグにシュシュ、さらにはネイルまでパステルカラーで統一し、大人の甘さをひとさじ。
ガーリーなシュシュは手首ではなく、腕のまん中につけて、手のひら周辺に色が重ならないように調整。計算された色の配置が、タイトな黒ニットの緊張感をゆるめるのに効果的。
そでの延長で「同系色のアームウォーマー」
今季も多彩なデザインで登場しているアームウォーマー。長そでの延長として使えるうえに、黒より強すぎないネイビーから選べばスタイリングに自然になじむ。同素材のニットビスチェをプラスして、カジュアルになりがちなボーダートップスとデニムの組み合わせを、ひと味違うマリンルックに好転させて。
存在感のある「タフなシルバーだけ」
ハンサムなスエットに調和する強気なシルバーで切れ味よく。メンズライクなスエットに、エッジの効いたシルバーアクセを複数つけてスパイシーに。人さし指には存在感大の時計リング。上半身に重みがあるぶん、白のハーフパンツで抜けづくりを。
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黒スキニーとショートブーツ「間のソックス」がもたらすいい効果
鉄板のスキニーとショートブーツの組み合わせ。靴下で色を効かせたり、くしゅっとさせて凹凸をつくったり。主張のあるデザインでメリハリをつけて、スタイルアップを意識。防寒という意味以上に、オシャレにいい効果をもたらす「スキニー+ショートブーツ+ソックス」の組み合わせパターン。
隙間を埋めて足元を暖かく、そしてバランスも良く見せてくれる「スキニー・ショートブーツ・ソックス」の三位一体の組み合わせ。そのパターンを軸にすればほぼ、どんなトップスやアウターを合わせても「しっくりくる」調和のとれたコーディネートに。
高発色で切れ味を足す
黒×黒の静かなワントーンの中で鮮やかな色にトライ。彩度高めの色をぶつけても少量だからエッジが効きすぎない。
ルーズな白をたるませる
ブーツのはき口でたるませてスリムな黒に変化を。地厚なリブ編みでできるボリュームで脚を細見せ。
白黒ボーダーで表情をつける
ミニマムな配色にしぼってボトムラインに抑揚づけ。主張の強い太めボーダーは小さくとり入れて、アクセントとして使うのが賢明。
色に頼ってフレッシュに
見慣れた黒どうしに鮮度を宿す隙間のヴィヴィッドカラー。起毛感のある白みがかったイエロー。
軽さを生むラメソックス
全面にラメをあしらったソックスで黒のラインをリズミカルに。ソックスははき口がもたつかない薄手。
黒タイツ&黒パンプスでショートブーツ風
ショートブーツとパンツの丈のバランスに悩んだときに。「黒タイツとパンプス」でなじませれば、ショートブーツのような安定感を維持しつつ、密着したタイツによって脚線もすっきり。半端丈のパンツやワイドパンツをロールアップして合わせるのもおすすめ。