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ヘアの「質感だけで」印象を変えるテクニック
同じメイクでも、髪型に変化をつければ、与える雰囲気・行き先の幅を広げられる。ドライとウェット、2つの質感でスタイルのレパートリーを模索。
1.簡単で凝って見える1つ結び
【DRY HAIR】
おくれ毛がメインの気だるいアレンジ

適当風の結びやルーズなおくれ毛がさまになるのは、ドライヘアならでは。ヘアゴム1つで下のほうにラフなおだんごをつくったら、耳より前の髪を引っぱってニュアンスづけ。形がくずれて、ゆるさが出るほどにいい。
【WET HAIR】
清潔感あふれるタイトなシニヨン

きちんと感と緊張感をもたらす、おくれ毛もニュアンスもないおだんご。サイドの髪をもれなく集めて後ろでポニーテールにし、ヘアゴムを核にして髪を巻きつけるだけ。おだんごはたらさずに、ピンと立たせるのが正解。
2.束感を効かせるだけの簡単ヘア
【DRY HAIR】
クセを生かしてボリュームアップ

外国人の愛らしいクセ毛をイメージしながら、クリームワックスをラフにもみ込み、自然なウェーブづけ。事前に軽く巻いておくと、ヘルシーな束感を出しやすい。リラックス感が重要なので、細かくほぐしすぎないこと。
【WET HAIR】
顔まわりの束感でさりげなく女っぽく

すっきりとしたシルエットとウェットな質感が、気楽なダウンスタイルに女性らしさを連れてくる。髪がややぬれて見えるくらいを目安に、ワックスでツヤをON。のっぺり見えないように、顔まわりに細かい毛束を形成。
3.アクセとともに髪だけドレスアップ
【DRY HAIR】
太めカチューシャ+ツイスト編み

甘さを軽減する組み合わせ。キレイめに傾きすぎない、レザー調のカチューシャをポイントに。中央で髪を分け、それぞれの毛束をさらに2つに分けてねじる。ねじり終えた2本を中心部で合体してツイストすれば、レトロなムードの1つ結びが完成。
【WET HAIR】
立体感あるモードなアレンジ

エッジと穏やかさが同居したようなまとめ髪。個性的なヘアとメタルコームを融合させた、モードなアレンジは、重心高めのハーフアップをつくり、残った毛をまとめて等間隔に結んでいくだけ。髪を引き出して丸みをもたせ、毛先を中に入れ込んだらちゃめっけもかなう。
DRY HAIRで使用したコスメ

シーヘアワックス 50g 3,850円/ジョンマスターオーガニック 海上がりの髪のような軽さや無造作感が出せるクリーム状のワックス。ベタつきにくいのも魅力。
WET HAIRで使用したコスメ

ヘアソルベ 02 40g 2,530円/リサーチ(ビープル バイ コスメキッチン) 保湿力の高い植物油脂で作られたヘアワックス。軽いテクスチャーでなじみがいい。