小物だけで印象操作
服は同じ・上下の服は組み合えずに、着方や小物を変えて、さりげなく印象を変える方法。時間のない朝やコーディネートに悩みたくない日などに役立つ、定番コーディネートのアップデートを計画。
(CONTENTS)
①着回すのは「シャツ1枚」 アクセサリーで印象チェンジ
②黒ワンピース1枚で「考えうる着回しの全パターン」
③「服は2着で」組み替えない着回しのテクニック
センスを感じるきちんと感


クセのあるパール系やラフにのせた赤リップで「更新されたエレガンス」
黒シャツ(メンズ) 6,990円/Gap シルバー×ゴールドリング 63,000円/e.m.(e.m. 青山店) パールチョーカー 209,000円/ミズキ(LITTLE LEAGUE INC.) ゴールド時計 5,170円/CASIO CLASSIC(カシオ計算機 お客様相談室) ゴールド縄リング 140,800円/ココシュニック、ゴールド太チェーンリング 13,200円、シルバー2連リング 12,100円、ゴールド13連リング 28,600円/以上ココシュニック オンキッチュ、ゴールドサークルリング 83,600円、ゴールドストーンつきリング 50,600円、ゴールド細リング 31,900円/以上ココシュニック(ココシュニック) フーミー リリュタンスティック(数量限定) ビオラ 980円/Nuzzle
それだけで知的な黒シャツ。わかりやすい腕時計できちんと見せつつ、チョーカーで使った白パールや、パール的なシルバーでクラシックを今っぽく。あえてぼかし塗りした赤リップもポイント。
古着好きの男の子をイメージ


ピンバッジに見立てたピアスとカラーキャップでポップな色遊び
黒シャツは着まわし。バナナ×スープピアス 5,500円/Yellow Owl Work shop(ZUTTOHOLIC) ベージュサングラス 29,260円/レイバン(ルックスオティカジャパン カスタマーサービス) グリーンキャップ 7,500円/TW
シャツを着くずすように、古着屋にありそうなキャッチーな小物をセレクト。目を引くピアスでシャツの左胸を飾ったら、+グリーンキャップのカラフルな配色の抜けに、穏やかなベージュのサングラスを。
黒×シルバーで後ろ姿もクールに


キュッと結んだ1つ結びをそのままにしないバレッタとピアス
黒シャツは着まわし。シルバーフープピアス 2,200円/アネモネ(サンポークリエイト) ブラックスパイラルバレッタ 9,900円/メルマ(アダム エ ロペ)
ゆったりとしたシャツをシャープに見せるため、ヘアはおくれ毛なしのタイトに。結び目にアートのようなバレッタを添えたら、仕上げに太めのシルバーピアスで耳元にエッジを効かせて後ろ姿にまで配慮。
心地よさがにじむ女っぽさ


ニュアンスの出る質感で飾って黒シャツの印象をやわらかく
黒シャツは着まわし。ラフィアハット 8,250円/REVIS(ジャーナル スタンダード 自由が丘店) シルバー×ゴールドリング 63,000円/e.m.(e.m. 青山店) シルバーロングネックレス 53,900円/quipqueint(フーブス)
ハットについたゆれるリボンや、パールほど甘さが出ないころんとしたシルバーの光沢。質感やフォルムのさりげない女っぽさが、メンズシャツから浮かない飾りとして作用。ロングネックレスをブレスレットがわりに。
黒のノースリワンピで「考えうる着回し」パターン
加えるアイテムによって表情をがらりと変え、フレキシブルなアレンジができるのは「黒のノースリーブワンピース」。きちんと装いたい気分や、ミーハーにオシャレを楽しみたい日も。小物や羽織りモノを変えて。どんな目的にも柔軟に対応してくれる着回しパターンをご紹介。
ゆるくてもスマート

リラクシーなガウンをはおった長くてゆるいアイテムどうし。黒とのコントラストによって縦長な印象が高まり、スレンダーに好転。
デザインブラウスを仕込んで甘めに

ハリのある白をとり入れ、カットソーワンピをフォーマル仕様に。パンプスにも白の靴下を仕込んで、足先まで抜かりなく。
首元・すそに黒を効かせてキャメルニットを辛口に

色はキャメル以外でも応用できるテクニック。適度につまったネックラインと長めの丈を生かして、黒ワンピをインナー扱い。コージーなニットワンピに緊張感と一体感が生まれる。
腰から下を覆う

+ソフトなシャツ。ヒップラインのカバー&腰位置も上がる。カットソー素材に合わせて、巻いたシャツも「なめらかさ」のあるもので定番的なテクニックも今に引き寄せ。腰から下をシャツで覆いつつ、ウエストマークで腰位置が上がって見えることでスタイルUPにもいい効果。
縦の流れを強める

+ロングシャツ。長め丈どうしでIラインを強調。スマートなシルエットづくりの常とう手段。重ねるアイテム次第で色んなイメージを行き来できる。前を開けたシャツの直線的なラインとひかえめなストライプが功を奏して、いっそうスレンダーに。長そででもすっきり。
シャツワンピースをもう1枚

縦を強調できるストライプシャツ。無地のワンピースと緩急がつくストライプ柄なら、長+長のシルエットも無理なくさまになる。スタイルを細長く見せる要素を詰め込んでもレイヤード自体がシンプルだから違和感なし。
品よく着飾る

+コンパクトなカーディガン。黒を軽く知的に見せる寒色系。 ミルキーなグリーンが洒脱なアクセントに。小物も正統派なテイストでまとめて行儀よく。
形を変える

+個性のあるベルト。ワイドベルトでXラインを形成。 レザー調のベルトを締めるアレンジで、気楽なカットソーワンピに辛口なメリハリを。ウエストをほっそり見せる効果があるから、タフな印象の小物づかいにも女らしさを演出。
首もとを正す

+ハイネックのフリルブラウス。文字通り“えりを正す”首元の変化。首元からちら見せ程度なら、甘い装飾も華美な印象になりすぎずシック。足元にもクリーンな白を加えて清潔感をあと押し。
羽織らずおおう

+サマーストール。そでを通さない、それだけでこなれ感。ストイックな黒ワンピに、ふわりと風をはらむストールでニュアンスづけ。肩をやさしく包むことで、品とリラックス感を欲張れる。
縦長ボトムを足す

+直線的な黒の柄パンツ。縦長どうしを単調に見せない柄。同色のパンツをのぞかせ、ロング丈の美シルエットを強化。黒で完結させるなら、柄やカンカン帽など愛嬌のあるアイテムも許される。
プルオーパーをかぶってスカート風に

少し肌寒い日など、上半身がミニマルなキャミの長所を生かした重ね技。やわらかい素材同士のレイヤードでも、ジャストサイズのスウェット、ワンピースのフレアなすそとシルエットに注意すればもたつかない。
すそで飾る

+プリーツスカート。プリーツで華やぎと奥行きを両得。中に仕込めばプリーツも甘くなりすぎず、むしろ軽さを効果的に出す一役に。小物もレディな白系を選んで、ルックに統一感を。
重ねて形を変える

+ショート丈のベスト。ワンピがスカート風に変身」 プルオーバー的にベストを上から着ることで、ワンツー風に見せるテク。白を選べば上下でモノトーンコーデが完成。
ベージュで和らげる

+ロングアウター。穏やかなロング&リーンを形成。やわらかい色をはおることで黒の強さがほどよくゆるむ。内側の黒が軸となり、長め丈も手伝って細見えにも効果的。