リンダ・トールに学ぶ
計算ずくのスタイルUP術
ファッションラバーから常に注目を集めるリンダ・トールの着こなしは、オシャレをつくるカギが満載。なかでもきちっとしつつスタイルもよく見せる、選びや組み合わせ方は見のがせない。
01「体型カバーしたいパーツにひとクセを」
02「アウターでIライン」
03「全部正統派」
岩田さん:01のウエストにあしらった深いVカットでおなかまわりがすっきり。デザインがある部分は緊張感が生まれるため、きゅっと引き締まった表情になりますね。これからは、体のごまかしたい箇所にひとクセとり入れようかな。
樋口さん:それもいいね。02のハリのある直線的なコートで、縦を強調したのはマネしやすい。ボトムも同じベージュにして色を極力しぼる。全体がさっぱりするためねらった感なくスタイルUPできそう。
岩田さん:03もすべてクラシックなアイテムでそろえているから、赤リップやベルトなど効かせ役も悪目立ちしてない。太いベルトでウエストをしぼり、上半身をほっそりと仕上げていてステキ。
「重ねる」ことでキレイを補う
プレーンな服の完成度を上げるレイヤードスタイルは、これからが本番。似た雰囲気のものをプラスすることで、着くずすより、むしろしっかりさせる、大人らしい重ね着術を披露。
01「白には白を」
02「ハンサムな服で長くゆったり」
03「まじめなパンツを仕込む」
樋口さん:01の白シャツに白TをINした、1枚で着られるのに「あえて重ねたひと手間」が、いつもの装いをふつう以上に引き上げてる。
岩田さん:色が一緒だから難しく感じなくていいね。シャツワンピースにロングジレをはおった、02のトラッドな服でのレイヤードも惹かれます。ロング丈の優雅なフォルムだから、紳士に傾かず、女性らしく落とし込める。03の1枚で着たようなカシュクール風コートは、細身パンツをのぞかせたことで、エレガントなムードが高まりますね。くびれたラインやツヤのある質感の色っぽさも、パンツがあることで、ほどよくおさえることができます。