「似合う服どうし」の相性から広がる新しい服との出会いとは?

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(Long Skirt)
02.仲間内だからまぜてもいい


白とベージュ、白みたいなベージュといった「茶系の延長」で考えれば、濃厚なブラウンも仲間としてとらえてもいい。濃度の違いを生かせば、「同系色なのにさし色にもなる」ブラウンの新しい可能性を感じさせる。

BROWN + BEIGE + ECRU
「白みたいなベージュ」のよさが生きる濃厚なブラウンとのコントラスト

ベージュサテンロングスカート 18,000円+税/BLACK BY MOUSSY(バロックジャパンリミテッド) 共布ベルトつきブラウンコート 32,000円+税/ジャーナル スタンダード(ジャーナル スタンダード 表参道) ベージュカットソー 23,000円+税/アイロン(ユナイテッドアローズ 渋谷スクランブルスクエア店) この冬、新定番となったブラウンが、これからは「さし色」としての役割も担ってカムバック。まだまだあたたかみが欲しい今の季節にもフィット。

-STYLIST COMMNET-
「合う」だけで満足せず、「つながる」色を意識する
たとえばこれで真っ白なインナーでも、黒のコートでも成立しますが、それは「似合う」だけ。色の濃淡を意識するだけで、相性のよさ+「流れ」と「統一感」を見込める。今季はとくにニュアンスカラーのバリエーションが豊富なので、選びがいもあります。(樋口さん)

(Ecru Sweat)
03.意外な色とも親しめる


白やベージュはおとなしい色だから、飽きない工夫がときには必要。あせたトーンで見極めれば、茶系の仲間からはずれた色でも親しめる。

ECRU + DUSTY GREEN
味わいのあるあせたグリーンなら違いを楽しみながら調和もとれる

アイボリーオーバースエット 5,980円+税/MOUSSY(バロックジャパンリミテッド) 中に着たチュニックTシャツ 8,800円+税/アダム エ ロペ ミントグリーンセンタープレスパンツ 16,000円+税/GROVE SEOUL(アイクエスト ショールーム) イヤリング 18,500円+税/セシル・エ・ジャンヌ 鮮やかな色にフィルターをかけたような色=「ヴィンテージカラー」。ベージュの可能性を広げてくれる色として注目を。

(Green Pants)
04.追求しがいのあるヴィンテージ


「ベージュに似合う新色」という視点で選べば、それだけでも味わいのある着こなしが可能に。古着屋にありそうな甘いフリルブラウスに添えれば、また違ったヴィンテージ感の楽しみ方が見えてくる。

FRILL BLOUSE + SLACKS
なつかしい甘さと味のある色をぶつけた、大人に響くヴィンテージライク

ミントグリーンセンタープレスパンツ 16,000円+税/GROVE SEOUL(アイクエスト ショールーム) 白フリルブラウス 18,000円+税/ダブルスタンダードクロージング(フィルム) ショートブーツ 12,000円+税/STUDIOUS(ステュディオス 渋谷店) フリルブラウスは、まずは合わせるグリーンパンツの色のインパクトをダイレクトに感じさせてくれる白をチョイス。ハンサムなテーラリングのパンツなら、甘すぎず大人を保てる。

(Frill Blouse)
05.飽き足らず「あの赤」を振り返る


「くすんだ色でヴィンテージ」を味わったあとは、わかりやすくレトロな色に頼り切る。たとえば時代を超えて愛される赤で。スタイリングに1つ入るだけで、無条件にクラシック。

SWEET WHITE + SIMPLE RED
シンプルな赤にマッチする、「甘い白」を引き続き

白フリルブラウス 18,000円+税/ダブルスタンダードクロージング(フィルム) アイボリーノーカラーコート 72,000円+税/ウジョー(ブランドニュース) 赤パンツ 11,728円+税/ユナイテッド カラーズ オブ ベネトン(ベネトン ジャパン カスタマーサービス) サンダル(4月末発売予定) 20,000円+税/TSURU by Mariko Oikawa 白ブラウスは、「なつかしい原色」にも似合うことを証明。

(Long Coat)
06.たまには「何もしない」


存在感を高めるために、足すだけがいいとは限らない。ごくシンプルな中で、フォルムだけで勝負したり、部分的なアップデートを図ったり。ザ・シンプルこそ、理想の強さを引き出してくれる。

LONG & LEAN
納得のいくフォルムの2乗ならシンプルどうしがむしろいい

ベージュノーカラーコート 72,000円+税/ウジョー(ブランドニュース) 黒Vネックマキシワンピース 36,000円+税/ELIN(クルーズ) スニーカー 6,500円+税/コンバース(コンバースインフォメーションセンター) 赤の印象をセーブする役割としても活躍したコートを主役に。フォルムも丈も近いワンピに重ねるだけ。「何もしなくても」、その潔さが強さにつながる。

-STYLIST COMMNET-
足し算だけがすべてではないシルエットが「飾り」になる
同じロングコートを使用したスタイリングで示しているとおり、インナーが赤であろうと黒であろうと、共通して「長さ」が目を引くポイントに。凝らずとも「形」だけで印象を残すのも手。(樋口さん)